■研究してみよう(足の裏は語る)
エクササイズ監修の仕事のため、
我が家の書庫から関連書籍を引っ張り出していたら、こんな本を見つける…。
「足の裏は語る」平沢弥一郎 著
(足の裏博士/医学博士)
8年ほど前、足や足部計測を勉強するため
足底板(インソール)の団体で学んだ時に
授業の中で先生がされた平沢先生の書物の話が面白く、気になって購入していたものです。
当時でもかなりの古本だったので、
探しに探して法政大学図書館で
除籍になったものを手に入れていました。
のび太気質なので、
仕事という目的を忘れ、
平沢先生のご著書を読み返す…。
書評レビューなどを拝見すると、
色んな意見が出てきますが、
私はただただ感銘を受ける内容でした。
コンピューターが無い時代に
ひたすら愚直に人間の足の裏を計測・研究して50年。
40万人以上の足の裏と向き合ってきたという
足の裏に対する愛と熱狂度は学ぶことが多かったです。
色んな面白い研究エピソードが沢山あったのですが
(昔なのでデータ結果は記載されていません)
1974年の福岡国際マラソンでの平沢先生と
フランク・ショーター選手のエピソードが印象的でした。
ショーター選手は陸上選手で1972年ミュンヘンオリンピック・金メダリストです。
ショーター選手は左足をメインの蹴り足としているそうです。
42.195㎞を全て左足では走らず、
途中から右足に切り替え、その繰り返しで走るのだとか。
左足を主として走る時間が多いほど良い記録が出るそうで…
平沢先生はショーター選手の左足にパッドを仕込んだお話。
また、人間機関車と呼ばれた
ザトペック選手も左足で走るそうですが、
左足ばかり使ったことで選手生活の寿命に終止符を打ったそうです。
このことからも、右足と左足では
それぞれ違った機能的役割を持っていることがわかますし、どちらかに偏って使いすぎるのは選手寿命を短くするということもわかります。
現代はスポーツ科学や栄養学も進み、
より良いトレーニング方法も沢山あり、
昔と比べ、怪我や故障もしにくくなってはいますが、長距離を歩く・走るのに、
左右の足の機能を切り替えるというのも、末永くウォーキングやランニングを続ける1つのアイデアかもしれません。
そんなことで、私も自分のからだで研究してみたいと思います。
またこの書籍を再読し、
コンピューターやデータに頼りすぎている自分を発見しました。
多くのおもしろい研究を行った平沢先生から
研究することや考えることの大切さを学びました。
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