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合同会社健康サポートプロジェクトです。 10数年にわたって健康経営を推進する企業・団体様向けに健康セミナーや研修コンテンツ等で具体的なサポートをおこなってきました。 福利厚生や労災対策として従業員の方が生活習慣の中で無理なく継続できるエクササイズをご紹介します。

エストロゲン子の美活ウォーキング

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2022年12月

2022年12月12日 (月)

■エストロゲン子・子宮筋腫に悩まされて㉝ 2022.12.10 術後2日目[鎖を外す]

2022.12.10 術後2日目[鎖を外す]

術後翌日の夜、痛み止めの点滴をやめたせいか?
ドキュンズキューンと心臓が下腹部に移動したかと思うほど躍動的な痛さで眠れないのです。

こんなにしんどい時に何故かDA PUMPの〝ごきげんだぜ〟の曲を思い出してしまう自分にはまだ痛みに耐えれる余裕があるのでしょうか。

心の中で歌いながら、下腹部はドラムの様にリズムをとりはじめました。

全然ごきげんではない状態なのに、何をやっているのか…。

心の中で歌をうたって苦しみを払拭しようとしても痛みはおさまらず、午前2時に初めてナースコールを押してみました。(入院中、ナースコールを押したのはこの1回だけでした)


いただいたロキソニンが効いたのか?

それ以降はぐっすり眠れました。

ちなみにロキソニンを飲んだのは人生初。
ロキソニンはなるべく飲みたくない薬の1つでした。
しかし、開腹後の痛みを消すってすごい威力だな…。

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朝6時に起床し、リクライニングベッドを起こしても気持ち悪くならず。
体はまだまだ痛いけれど、ベッドの上で少し動ける様になってきました。


そしてこの日、尿管ステント(カテーテル)と尿の管も抜けました。


泌尿器科の先生は、尿管ステントと尿の管を抜きながら「かなり大きい筋腫だった」とおっしゃったので、
「見たんですか?」と尋ねると「見ました」と頷いていらっしゃいました。

ちなみに泌尿器科の先生は若い男子で…。
若い男子に尿管ステントや管を抜かれながら会話するおばさん。

今後、ちょっとのことでは「恥ずかしい」と言う気持ちは起こらなくなるのかもしれません。
よくおばさんには恥じらいが無いと言うけれど、おばさんという生き物は、年を積み重ねながら、苦しいことも悲しいことも乗り越えていくから「はずかしさ」が無くなるのかもしれません。
おばさんは何年も熟成された芳醇で味わい深いワインのような生き物なんだと思いました。






身動きがとりやすくなったので、昼食はベッドではなく、窓際まで運んで完食。
足を引き摺りながらも自分の足で歩いて給湯室までお膳を返しに行き、あたたかいお茶を汲んで戻ってくる。


歩けることが嬉しくて、またまたナースステーションまで歩いて移動し体重測定。
5kgの筋腫を取り出した訳ですから、わかってはいたけれど…測定した体重は43㎏になっていました。


まだまだ歩くにもスピードは出ず、窓越しに映った自分の姿は、まるで薄暗い沼から這い上がり、おばあちゃんに姿を変え、お告げを告げ聞きた亀の様な感じなんだけど。
今日の歩きは生まれ変わった一歩。
一生忘れることはないでしょう。

1つ1つ鎖(管)が外れていくと、少しずつ自由に身動きが取れる様になってくるのは、社会でもなんでも同じですね。
私もいろんな鎖を外していきたいな。

昨日よりも今日、日に日に良くなっていると感じた日でした。
動けるって素晴らしい。
健康って素晴らしい。

つづきはこちら㉞へ

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■エストロゲン子・子宮筋腫に悩まされて㉜ 2022.12.9・術後1日目[最上のわざ]

2022.12.9 術後1日目[最上のわざ]

朝巡回に来た主治医K先生の顔を見たら安心して泣いてしまいました。

手術で取った筋腫のことを話してくださいました。
大きいのは4.7㎏くらいで、もう一つ小さいのと合わせて5kgちょっとの筋腫が子宮に張り付いていたそうです。
と言うか…筋腫に子宮が張り付いていたと言う表現の方がしっくりくるのかもしれませんね。


K先生は「米袋を5㎏つけて歩いているのと同じだから、つらかったでしょう?スーパーで5kgの米袋持ってみたらかなり重いよ~頭より大きかったですよ~」と…。

こんなに大きくなるまで放っておいたと思われるのは恥ずかしいですが、地元のクリニックの経過観察で見つからなかったんですよね。

ホルモンバランスによって自分の体の状態は日々変わるし、病院によって診察の方法や診方が変わるので、少しでも変だと思ったら病院へ行くことや、セカンドオピニオンはとても大事だと思いました。

5㎏の筋腫が無くなったのですもの。
これからQOLが上がる事には間違いないでしょう。





まだ貧血で起き上がるとフワーッとなるし、体のあちこちが色んな管に繋がれていて身動きがとれません。

しかし、術後は〝しも〟は綺麗にしておかなくてはならないとのことで、ナースさんの「おしもあらい」と言う洗礼を受けました。
その名の通り〝おしも〟を洗っていただくことです。


〝おしも〟を洗っていただくなんて、たぶんお母さんやおばあちゃんにしていただいた時以来でしょうね。
もうすぐ53歳なのに〝おしも〟を洗っていただけるなんて、今まさに‼ 新しく生まれ変わっているのだと実感しました。


特に日本人は農耕民族で、昔から人々が協力しながら暮らしてきましたし、助け合う精神のDNAはご先祖から代々受け継がれているのかもしれませんが、たった1人で生きていくなんて気持ちは傲慢だという事がわかりました。
こうやって人のお世話になっていると、人は1人では生きてはいけない生き物なんだなぁとつくづく思います。


みんな誰かのお世話になり、誰かに助けられて生きている。

私は傲慢でしたので、生まれ変わって謙虚に生きて行こうと誓いました。





昼からは、起き上がり→ベッドから立ち上がる→歩くの練習をしました。


2m程度ヨチヨチと歩いたけど、貧血と低血圧でフラフラしているので危険ということで、予定では今日取るはずだった尿道ステントも尿の管も外すのは延期となりました。


レースの場合はゆっくりと入って、ペースをキープし、最後ドンドン加速していくのが理想。
まぁ50歳を過ぎると、人生と言う道を進むのに、あまり加速しないで欲しいものですが。

リハビリも人生もゆっくりまいりましょう。

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思った以上に美味しい病院食。
朝も昼も半分残すことになりましたが、夜は完食できました。


暇なことにはあまり慣れていなくて、でもまだ朦朧としていて本も読めないので、Amazonプライムで映画鑑賞を始めました。


この日は〝いのちの停車場〟を鑑賞。
その中で最後のエンドロール前に樹木希林さんが言うセリフ。


若者が元気いっぱいで
神の道を歩むのを見ても、ねたまず、
人のために働くよりも、
謙虚に人の世話になり、
弱って、もはや人のために
役だたずとも、
親切で柔和であること。(最上のわざ)


この言葉がとても心に
響きました。
生まれ変わって、謙虚に感謝しながら生きるために、覚書として書いておきましょう。

つづきはこちら㉝へ

      最上のわざ

この世の最上のわざは何?
楽しい心で年をとり、
働きたいけれども休み、
しゃべりたいけれども黙り、
失望しそうなときに希望し、
従順に、平静に、
おのれの十字架をになう。

若者が元気いっぱいで
神の道を歩むのを見ても、ねたまず、
人のために働くよりも、
謙虚に人の世話になり、
弱って、もはや人のために
役だたずとも、
親切で柔和であること。

老いの重荷は神の賜物、古びた心に、
これで最後のみがきをかける。
まことのふるさとへ行くために。

おのれをこの世につなぐ鎖を
少しずつ外ずしていくのは、
真にえらい仕事。
こうして何もできなくなれば、
それを謙虚に承諾するのだ。
神は最後にいちばん
よい仕事を残してくださる。
それは祈りだ。手は何もできない。
けれども最後まで合掌できる。

愛するすべての人のうえに、
神の恵みを求めるために。
すべてをなし終えたら、
臨終の床に神の声をきくだろう。

「来よ、わが友よ、
われなんじを見捨てじ」と。

 

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■エストロゲン子・子宮筋腫に悩まされて㉛ 2022.12.8[手術当日]

2022.12.8[手術当日]

快晴sun天気に応援されている様な朝。

朝から絶食。
11時からは絶飲。
食いしん坊の私にとってこの日はこの上ない修行の日。

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絶飲前の最後のほうじ茶

家族やお友達からの応援メッセージに目を通していると、感謝のあまり涙が溢れてきます。

思春期は箸が転がっても笑うというけれど…
更年期は箸が転がっても泣ける…

今日は特に箸が転がっても泣ける日なのです。

どうにも落ち着かないので、しばらくできない腹筋・スクワット・カーフレイズ・ストレッチを行いました。
体を動かすこともしばらくできないんだなぁと思うと、30年以上大好きな運動ができた自分の体がとても愛おしくなりました。

まず主治医K先生がベッドサイドにやって来て「眠れましたか?」と。
「眠れませんでした。」と答えると、
「眠れないほうが今日の夜はグッスリ眠れるかも…今日はよろしくお願いします。」と…。
いつ見てもK先生はお釈迦様に見えます。

それ以降、次々に手術に携わる先生がやって来て〝いい状態で迎えましょう〟と励ましてくださいました。
医師と言う仕事は…言葉に出来ませんが〝You're amazing‼ 凄いの最上級〟の仕事だと感じました。



手術2時間前に、麻酔の注射のためのテープが貼られました。
自分で圧の強い靴下を履いてスタンバイ。
もういつでも出動できる!

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手術予定は13時30分から。
少し遅れてるとのことで、ベッドの上で瞑想し始めました。

瞑想の途中で14時くらいに名前が呼ばれ、わりと落ち着いた状態で手術室に向かうことに。

よくドラマではベッドに乗せられた人がナースさんに運ばれ手術室に入っていくシーンを見ていましたので、トコトコと自分の足で手術室まで行って、自分で手術台に乗るシステムにはとても驚きました。
こーゆーのって、途中で「いやだ!」とジタバタ暴れる人や、犯人が警官を振り切って逃げる時の様な人はいないのかな。

手術室に入り、風景はあまり覚えてないけれど、なんとなく緑色の部屋で、機械音がピッピッと響いていたのは記憶にあります。


そこからはあっという間。


手術着を脱がされながら「痩せてるね、これは筋腫にずいぶん栄養がとられてる」と女医さんがおっしゃったので、
「筋腫がドンドンふくらんだこの2年は特に痩せてきていたので、筋腫に栄養を持って行かれていたのかもしれません。」と答えた…と思うような…。


麻酔科の男性の先生が麻酔針を刺し、私を安心させる様に「ぼくもこの仕事したばかりの時手術台に乗ってね。ちょっと痛いですよ。」と早口で優しいことを言いながら、ざっくり脳波計を頭に刺して…これは痛すぎて「おいおい、優しいんじゃないんかぁーい。」と思いました。しっかり覚えています。


(ガスを)吸ってー…吐いて…


この間に「夫、ありがとう!お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、ありがとう!…エリー、ミミ、それからそれから…みんなのお蔭様…‥‥ありが…」

そこから記憶がない。

ZZZ…



寝て起きたら終わっている…。

手術を経験した人が言っているこの言葉は本当でした。
寝て起きたら、本当に手術は終わっていました。


意識が戻って目を開けた時、主治医のK先生の顔が目の前にありました。
〝ご主人に終わったと連絡しましたよ。卵巣は2つとも残せました〟とまたお釈迦様に見えました。
最初に発した言葉は「ありがとうございました」そして合掌しました。


またそこから記憶が飛んで…
術後はかなり熱が上がったようで、しばらく震えが止まりませんでした。
すごく震えていたのは覚えています。

意識が少しはっきりし、泣いていたのか?目の周りは目やにでカピカピでした。


手術でテンション上がっていた様で、ナースさんに〝お腹が空いた〟とプラペラ喋っていたそうなのですが、これはほとんど覚えていません。
もー!お腹が空いたとか…恥ずかしいな




表情も思考も朦朧としたまま。
皮膚感覚もなんだかおかしな感じ。

しかし、時間が経つとスマホを見る余裕もでき、夫にメッセージアプリで連絡を取ることができました。


メッセージアプリには、


筋腫は5kgちょっとあった。
手術は4時間弱くらいだった。
K先生からの電話で夫もホッとして涙が流れ絶句してしまったから、K先生にありがとうと伝えて…と書いてありました。



手術を担当された先生のうちの1人が、夜に見回りに来てくださいました。
「筋腫周りの血管がすごくて600ml出血しましたので、まだ貧血状態です。でも、輸血はしてないからしばらく鉄剤を点滴しますね。」と。


「そうか!輸血しなかったんだー!良かったー!!」
輸血はなるべくしたく無かったのでホッとしました。
がんばって造血します。


強い痛み止めの点滴を使っているそうで、点滴の効果が切れるとお腹は地獄だけど、うなされる事やのたうち回る事はありません。


心配だった手術の吐き気は、お友達からの情報のおかげで無し。
本当に日本の医療ってすごいなぁと思いました。


この日は、今までドッシリ居座っていた筋腫の重みが無いのが変で、枕をお腹に乗せて寝ました。
前日寝ていないのでグッスリ眠れるかと思いきや…テンションが上がり体の興奮状態が続いているのか
朝まで眠れませんでした。

…という事でまる2日寝てません。

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2022年12月 7日 (水)

■エストロゲン子・子宮筋腫に悩まされて㉚ 2022.12.7[入院しました]

2022.12.7[入院しました]

いよいよ入院の日がやってきました。

昨日まで体を動かし働いて、翌日は手術入院だなんて誰もが想像できないはず。
自分でさえ実感がないです。



病院へ入ると、まずは入院や手術ができるかどうかを見極めるPCR検査から。
これが1番の緊張でした。
今まで経験したことのあるPCR検査は「唾液タイプ」
今回は「鼻グリグリタイプ」

鼻グリグリタイプは噂通り痛くて、涙目になりながら足をバタバタ動かしました。
検査を毎日行っている方を尊敬します。
この仕事は、かなりドSじゃないとできないんじゃないかと。



PCRの結果待ちの時間で麻酔科受診へ。

付き添いの夫は、麻酔科の受付の人に〝息子さんですか?〟聞かれていました。
〝へぇ~息子に見えるんだ…〟と2人でクスクス笑っている最中に、目の前のドアが開いた瞬間、ベッドに寝たまま手術から戻って来た人が見えました。


「!!!!」


それを見て緊張感が高まり「ここは笑えない場所なんだ。次は自分なんだ…。」と目の前にとうとう〝手術〟の二文字が迫ってきました。


麻酔科受診では「不安なことは無いですか?」と聞かれました。
いや~不安なことだらけだけど、質問したいことが見つからず…。


1つだけしかたった質問は、麻酔明けの吐き気が心配なこと。
回復後、腹圧使えないのに吐くのは地獄だな…と。

事前に医師であるお友達から教えていただいた麻酔の種類について聞いてみました。

手術を担当する麻酔科の先生は、深く頷かれて、
「今回は、質問のあった麻酔ではなく、全身麻酔と観血的血圧測定、神経ブロックをさせていただきます。吐き気が心配だという事で、吐き気止めどめもさせていただきます。」と追加してくださることに。
お友達から教えていただいた情報のおかげでオエオエせずに済みそうです。



その後、手術台でこんなふうに手術しますと言うイメージ写真を見せられ(→これが、衝撃的すぎる)、ドンドン青ざめて涙目になっていきました。





麻酔科の受診を終え、PCRの結果を確認すると陰性。。。

はれて入院決定となり、夫とは受付近くのエレベーターの前で別れ、ドナドナの子牛の様な目で病室へ。


初の病院食を食べた後は何にもすることが無いし、落ち着かないし、しばらくできないであろう体幹周りのストレッチや腕立て伏せをベットの上でしまくりました。

緊張と不安と…隣のおばあちゃんの独り言とイビキとオナラで眠れない夜を過ごす。

遠く向こうの東の空から美しい混沌とした明るい空がやってきました。

夜明けです。

いよいよ手術かぁ。

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2022年12月 6日 (火)

■エストロゲン子・子宮筋腫に悩まされて㉙[行ってきます‼]

2022.11.06 行ってきます!

11月12日から5日間あった生理が、人生で最後になったと思ったら…。
12月4日から生理になってしまいました。

…尿管ステントを入れるのになぁ…
泌尿器科の先生、ごめんなさい。
手術は生理中となりました。

しかし、最後の最後でもう1回〝生理〟を味あわせてくれるとは。

こんなことは今まで生理痛や不調がほとんど無かったから言えるのだと思うけれど、この生理が本当に本当に人生最後となりますから、赤飯を炊いて感謝したいくらいです。


「私の子宮よ、今まで休まずに本当にありがとう。」



いよいよ手術まであと2日(2日も無いな)

仕事でバタバタしていたせいもあるけれど、周りからは手術前なのにわりと落ち着いているように見えるのだそうです。

こんな私も、巨大子宮筋腫の正体がわからなかった頃は、メンタルが崩壊しかけそうでした。
なんわからない不安な期間をモヤモヤ過ごし、体に悪いわ…と思いました。





ギリギリまで仕事だったこともあり、ようやく荷造りをしました。

持ち物リストでチェックしながら、リストアップしていないものまであれこれ思いつき、スーツケースに詰め込んでみたら、入らなくなってしまいました。


あれもこれも持っていこう…という性格は「欲」がある証拠ですね。
渇望している状態では、色んなモノを溜め込んでしまいます。
私の大きな子宮筋腫も、ストレスとか感情とか、余計なものを溜め込んでいたのかな…なんて考えたら、悲しくなって。
結局リストに書いたものだけ持参することに。

足らなかったら、レンタルとかして…なんとかなると思います。

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仕事するつもりで持参しようとしていたPC。
開腹の傷も大きいので、仕事する余裕はないだろうと置いていくことに。
長期休暇をいただいたつもりで過ごさせていただこうと思います。

愛犬とはしばらく会えないので、写真だけは必須。
小説は「入院中に!」といただいたものや、心温まるような内容のものを。



夫の大好物である「キノコのガーリックバターソテー」の作り方をこの1週間で教え込み、私よりも美味しく作れるようになりました。

インスタントやコンビニ食ばかりにならないように…と伝えたけど、どうだろうかな。

コロナのPCR検査が一番不安だったりしますが、悪性の方の手術の合間に入れてもらっている手術なのだから、ここにきて陽性なんか出ないでね。

さて、明日からいよいよ人生初・入院生活です。
手術も人生初。





さて、最近は「タイパ(タイムパフォーマンス)重視」で、なんでも簡単に早く多く…という風潮。
私のオンライン授業の講義の部分も二倍速で見ているという生徒さんもいらっしゃいます。SNS上でも、繋がるお友達は顔が解らなくてもより多く、沢山の情報を…という社会の流れです。

しかし、50歳を過ぎると何でも「ゆっくり、少なく、丁寧に」を大切にしたくなるのは不思議なものです。

結局、手術のことを話したお友達は両手の指で数えられる程度となりました。

SNS上だけでなく、
趣味だけ一緒の付き合いではなく、
アルコールのお付き合いではなく、
そんなの全部取り除いてもリアルで会える友人たち。

家族や姉弟、お仕事関係の皆さま。
お客様や学生の皆さん。
みんな近しい人ばかり。
他にも連絡を取りたい人はいるのだけれど、余計な心配を掛けたくないので、連絡しませんでした。

人間関係は両手で持てるだけで幸せなんだ…と改めて思いました。

みなさん、あたたかいエールを心から感謝しています。

では、いってきます。

つづきはこちら㉚へ

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お仏壇への報告も完了。今までの自分に打ち克つ!という事でカツを食べていざ出陣!

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■【運動指導】12月・防衛省 海上自衛隊阪神基地隊

12月の防衛省・海上自衛隊阪神基地隊での運動指導。

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今月は「生活習慣病予防」のテーマをリクエストいただきました。
50名の隊員・職員のみなさまに、エアロビックサーキットトレーニングで体を動かしていただき、日常生活で実践できるウォーキングの運動処方をお伝えしてまいりました。

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壁掛けカレンダーとか…卓上カレンダーとか…
一足早くサンタさんが来ました!

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嬉しいことに、司令に激胸アツな阪神基地カレンダーセットを4種類いただきまして、我が家の2023年はどの部屋も海上自衛隊カラーで染まりそうです❤️

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今日は〝掃海船つのしま〟がとまっていました。

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最近の最近のカプセルフュギュアはすごいなぁ…✨

海の守護神
こんごう型護衛艦 DDG-173こんごう
もがみ型護衛艦 FFM-1もがみ
もがみ型護衛艦 FFM-2くまの
もがみ型護衛艦 FFM-3のしろ
そうりゅう型潜水艦 SS-501そうりゅう(SH-60K哨戒ヘリコプター付録)8da312ab6e734df594337d50e10b8dea

ちなみに「海上自衛隊2(出動!最新鋭艦編)」を並べてときめく毎日❤️✨
三菱重工業さん、いい仕事してますね。

海上自衛隊の皆さんも、いつも国のためにありがとうございます。

サッカー日本代表⚽️もサッカー少年や私たちに夢や希望をたくさんくださいました。
私もいい仕事をしましょう。

目の前のことをがんばります。

防衛省、阪神基地隊のみなさま。本日もありがとうございました。

2022年12月 5日 (月)

■オンラインの加速化

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今週から長期出張になるので、大学は一足早く今年最後の対面授業の日でした。
来週から2023年1月にかけてはオンライン対応となります。

コロナ禍を経て、良かったな…と思うことは「オンラインの加速化」です。

場所を選ばずして仕事が継続できるようになったことや、遠く離れている人同士が繋がれるようになったことは、2年前では考えられないですね。

そういえば、経営の勉強やコーチングセッションはスカイプが当たり前で、15年以上前からオンラインを使っていました。
県外のフィットネスクラブのプログラムコンサルタントをしていた時「会議をスカイプで…」と言ったら、「会議は現場で…」と踊る大捜査線のような回答で、私は「変なことを言いだす人」のように浮いていました。
交通費高い!とかおっしゃっていたので、ちょうどいいのになーと思ったものです。


また資格試験の更新研修も、今はオンライン対応可能でしょうが、スタジオ設立したばかりで研修期間中に出席できず、資格更新できなかったこともあります。
大金と時間と経験を費やした資格を手放すこととなりました。
当時は勝手ながら、オンラインとか別課題とかで対応できないものなのか?と思ったものです。

しかし、そんな問題もオンラインの加速化によって一気に解決ですね。
オンラインとオフラインの間を行ったり来たり揺らぎながらも、両者にとってより良い選択ができる様になりました。
波のように、呼吸の様に…
個人的にこういう行ったり来たりをf分の1のゆらぎと呼んでいます。

ほんとうに心地よく、有難い世の中になりました。

生徒さん達とは、今後オンラインでやり取りすることになりますが、
出張に対し「先生、応援してます」「先生、がんばって!」とエールをくれました。

かわいい生徒たち、風邪に気を付けて過ごしてね。
先生がんばりますよー。
では次はオンラインで会いましょう。

2022年12月 4日 (日)

■エストロゲン子・子宮筋腫に悩まされて㉘[お金の話・自分は守られている]

■2022.12.4 お金の話・自分は守られている


病気になった!手術だ!入院だ!となると、心配なのはお金。

これまでほとんど病院にかかることが無かったので、健康保険は別の方のために納めているものだと思っていました。
健康に気を付けている自分が、まさか健康保険を使うことになるなんて…これっぽっちも考えてもみませんでした。

健康保険を見つめる機会をいただいたわけですが、改めて日本と言う国はなんて優しい国なんだ!と感じました。

日本国民をはじめ、留学生や労働者など数か月滞在する外国人の方や、その家族(日本に滞在)も健康保険の加入が義務付けられて、日本の医療技術を健康保険を使って受けられると言いますから…とビックリしてしまいます。

手術や入院となった時は、まとまったお金がかかってきます。
しかし、総合医療費のうちのほとんどを公的医療保険(国)が負担していることが解りました。
今後、なるべく使わないように自分が健康で過ごせるように生活習慣を見直してくことが大切だと思いました。

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■病院での支払い医療費自己負担額


病院で健康保険証を使って診察した時、治療にかかった費用のうち7~9割は公的医療保険が負担してくれています。
また手術や入院が必要になった時は、高額な医療費がかかりますが、高額療養費制度を申請すると自己負担額を抑えることが出来ることをはじめて知りました。
だから、利用しよう!ではなく、使わないようにしていきたいものです。

※以下の表はPCからしかご覧になれません

●病院で受診した場合の自己負担
        治療にかかった費用の総額(総医療費)
 公的医療保険の負担       窓口で支払う自己負担
(年齢と所得によって7~9割負担)(年齢と所得によって1~3割負担)





●年齢や所得による自己負担の割合
年齢の区分 負担割合 備考
6歳(義務教育就学前) 2割  
70歳未満 3割  
70~75歳未満 2割/3割 ※所得額に応じて負担が変わる
75歳以上 1割/3割 ※所得額に応じて負担が変わる



●高額な治療費がかかった場合
          治療にかかった費用の総額
公的医療法顕の負担/高額療養費(公的医療保険が負担)/自己負担限度額

●(例)69歳以下の人 
 所得区分  1ヶ月の負担の上限
(世帯ごと)
 多数回該当
 年収1160万円~
(標準報酬月額83万円以上)
 26万2600円+
(医療費-84万2000円)×1%
 14万100円
 年収770万円~1160万円
(標準報酬月額53~79万円以上)
 16万7400円+
(医療費-55万8000円)×1%
 9万3000円
 年収370万円~770万円
(標準報酬月額28~50万円以上)
 8万100円+
(医療費-26万7000円)×1%
 4万4400円
 ~年収370万円
(標準報酬月額26万円以上)
 5万7600円  4万4400円
 住民税非課税  3万5400円  2万4600円

(例)

所得区分 年収770万円~1160万円(標準報酬月額53~79万円以上)で医療費が100万かかる人:
 8万100円+(医療費100万円-26万7000円)×1%=8万7460円
最終的に支払う自己負担は8万7460円になります。

…ということで、こんなに公的に負担していただくなんて…ビックリしてしまいますcoldsweats02

■高額医療申請の手続きをするには


2通り方法があって「限度額適用認定書(加入している保険組合)」に申請書類をいただくか、HPからダウンロードしてあらかじめ医療機関に提示する方法。

もう1つの方法は、一旦窓口では患者が立て替え払いをしておき、後日公的医療保険に「高額医療費請求書」で請求すると、3ヵ月以上かかりますが戻ってきます。


これから、どんどん歳を重ねていきますが、健康に気を付けて医療費の無駄遣いをしないようにしたいです。


他にも傷病手当という、長期仕事(4日以上会社を休み、その後も休んでいる)を休むことになった時に12ヶ月の標準月額報酬を平均して30分の1したものの、3分の2の給付がある手当もあります。(1つの傷病につき1年6か月)

自分の場合、加入してた生命保険の医療保険で対応できる範囲で、高額療養費も傷病手当も申請しないと思いますが、手術・入院という機会でお金のことを勉強できてよかったです。


この記事をまとめながら、声に出して泣きました。

「自分は守られている」

自分の仕事で国の医療費を削減したい!という気持ちは今も変わりはないですが、正直ここまで国に保証されているなんて知らなかったものですから、さらに気持ちがハッキリと濃いものになりました。

今回のことが無ければ、健康保険の仕組みも深く考えなかったでしょう。
本当に人生半ばにして色んなことに気付かさせていただいています。
感謝すること、愛国心、国民として社会に貢献させていただくことを大切にしていきたいです。

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2022年12月 3日 (土)

■エストロゲン子・子宮筋腫に悩まされて㉗[痛いと思う気持ちを否定すれば痛み自体も無くなる]

2022.12.3 痛いと思う気持ちを否定すれば痛み自体も無くなる

ひょっとして、手術と生理の日が重なるのか?
今朝あたりからお腹がシューッと引っこんできました。

細くなった腹部を鏡ごしに見ながら、
「35㎝の筋腫が入っているとは思えない…」とつぶやいてみました。



しかし、なんて体は賢いのでしょう。
もう1回だけ最後の生理を経験させてくれるのか?
お腹を引っ込めて手術で体に負担をかけないようにしてくれているのか?
来週1つ表に立つお仕事があるので、見た目をスッキリさせてくれているのか?
なんだか愛おしいのと有難いのと。


さて、夏からぎっしり詰まっていた仕事も少し落ち着いてきて、あと4日後に迫ってきた手術に関する書類にようやく目を通し始めました。

手術が決まってから、ずっと怖かったですが、あまり考える暇がなかったことは救いだっかも知れません。

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手術は全身麻酔。

全身麻酔を受けた方の体験談で何件も「術後の吐き気が地獄…」と聞きました。
そりゃ…嘔吐自体もしんどいのに、腹圧がかかりますから、腹筋を切ったらもう地獄だろうと思います。

自分がどんな麻酔を打つのかは担当の医師からまだ説明を受けておりませんが、先日お友達と会い、術後の吐き気がだいぶんマシという麻酔の種類の情報も得られましたので、手術前に医師に質問してみようと思います。


手術するのですから、体に「痛み」という刺激があるには違いありません。
これは辛いことが起こるのではなく、頑張れる経験を得たと捉えたいです。

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2007年6月ローマへ勉強に行った時の写真


そういえば、ローマに行ったときにこんな言葉を知りました。
ローマ皇帝であったマルクス・アウレリウスの名言です。


「痛いと思う気持ちを否定すれば痛み自体も無くなる」


アウレリウスは、心と体という別々のものが調和していると考えていた人です。
私は心身一如。「心と体は一つ」という考え方をしていたので、マルクス・アウレリウスの精神と体は別々という考えが目からウロコでした。


この言葉は、体に何らかの不快や痛みがあるからといって、それを心にまで反映させてはならないということなのだそう。


なるほど!


体は痛いけど、心は痛くない。
天は乗り越えられない試練は与えない。
これは私が頑張れる機会なのです。

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■みんなの力

来年発行の監修エクササイズ原稿の作成でした。
もうひとがんばりして、なんとか締め切りまでに納品できそうです。

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このお仕事は、参考図書を何冊も読み込み、エビデンスを探し、運動指導者の持論とエビデンスを直結させ、エクササイズを提案・解説していく…そんな流れです。
もちろん、プレゼン資料作成もします。


出来上がりを見たら数個のエクササイズですが、
その数個になるまでに、何案も準備していますので、実はもっとボリュームと労力が必要で、たいへん時間のかかるお仕事です。

そこからまた、代理店の方が薬事や構成をチェックしたり、つじつまが合っているかチェックしたあと、企業さんとやり取りしていただき、戻しがあって案を練り直したり、やり直したり…→代理店の方が一番大変
なにもなければ、イラストを作成し皆様が見やすいように構成してくださいます。


沢山の人の目と手に触れ、みんなの頭がまとまって、情報がみなさんの目に留まるという流れです。

これは決して1人ではできないこと。
勉強や経験がとてもありがたいお仕事です。

どんなモノ・コトにも、人物や背景やストーリーがあります。
そんなことで、色んな企業さんと関わって監修の仕事をするようになってからというもの、出来上がりだけを見て良し悪しを判断するするのは失礼だと思うようになりました。

コンビニのスイーツ1つをとっても、出来上がりを食べて美味しい・美味しくないの判断は簡単にできますが、その商品を店頭に並ぶまでに、品質や味の改良など時間と労力、商品開発した人の気持ちまで想像してみたらどうでしょう…。なんだか楽しくなります♬

ちょっと熱くなりましたが…
師走のお仕事もあといくつか…。
あと1ヶ月で今年も終わりますが、やり残しが無いように過ごします。

みなさまも、お忙しい師走だと思いますが、体に気を付けてよい2022年の締めくくりの月にしましょう。