■運動指導中の危機管理・迷走神経反射とその対処法
運動指導者の坂田純子です。
本日の最高気温は37度と、体温よりあつくなった関西ですが、
運動指導者の私は、指導中、人様の命をお預りさせていただくので、
よーく観察することや、会話にて体調の具合を引き出すこと。
そして、熱中症をはじめとする運動指導中の事故について知っておく必要があるとつくづく思っています。
今日は、お客様から、迷走神経反射で倒れることもあるということを教えていただきました。(注意:運動指導中、倒れたわけではありません)
迷走神経反射・・・、
生理解剖学上の言葉としては聞いたことがあったのですが、向かい合ったのは今日初めてです。
よく学校の時朝礼なんかで、倒れたりしていた子を目にしたことがあるのですが、それも迷走神経反射が原因かもしれないということや、運動指導時にも起こりうるということを初めて知りました。
【迷走神経反射とは】
脳神経の一つで、主に自律神経系の副交感神経と関係が深い神経。
内臓に分布しており人間の生命活動に直接関わっている神経です。
通常は交感神経と副交感神経がバランスをとりあって内臓などの機能が維持されていますが、
何かの原因で迷走神経が刺激され、副交感神経が必要以上に活発になると、末梢の血管が拡張して血圧が下がり、脈拍が遅くなります。
脳へは、重力に逆らって血液を送っているので、血圧が下がったり脈拍が遅くなると静脈の流れや脳に向かう血液の量が減り、気分が悪くなり、意識が薄れ、失神して倒れてしまうことがあるようです。
【対処法】
血圧低下による症状が出てきますので、頭を低くして、下肢を拳上させます。意識がある場合は、水分補給もおすすめします。
失神時は、嘔吐物でのどをふさがないように、身体と顔を横に向けます。
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いろんな要素が絡み合って身体に症状が出てくるのでしょうが、運動時起こりうることを少しでも知って、いざの時いち早く対処できるようにしたいです。
日々感謝★
運動指導者 坂田純子
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