■ファーストフードからスローフードへ。
先日、10年ぶりに再会した恩師でもあるMさん。
1年以上かけて育て作った鯖のへしこを1本まるまるいただきました。
へしこ・・・とは、福井県の郷土料理。
江戸時代の中期から、魚を長期保存するための保存食として郷土に親しまれ続けています。
ひらいた魚を塩漬けにし、水分を出し、ぬか漬けにするのですが…結構手間がかかる。
福井に長年住んでいたけれど、作ったことがなく
へしこは買うものだと思っていました。
こんなの作れるってすごいなぁ…。
昨夜、いただいたへしこを食べてみましたが、
今まで食べたどのへしこよりも美味しい
手作りって、愛情がこもっていて優しくて…
食べる人に作り手の気持ちが味から伝わってくる。
早く簡単に食べれるファーストフードが世の中に増えていて、それが有難い時もありますが
ゆっくり時間をかけて作ったスローフードは、
食べる時もゆっくり味を楽しみながら食べれて良いな…と改めて思いました。
今の生活の中に、少しスローフードの割合を増やしてみようと思います。
へしこは、焼いてそのままお酒の肴として食べるのが一番好きだけど、
アンチョビ代わりにペペロンチーノ風のパスタにしたり、
トーストに乗せてピザ風にしたり、
お茶漬けに載せたり…
お料理のバリエーションも楽しめます。
栄養もたっぷりで
アミノ酸は生の鯖に比べ2.5倍、ペプチドは5倍、DHAも多く含まれています。
特に私は、身体を動かす仕事をしているし、どんどん疲れが取れにくくなっているので、疲労回復にアミノ酸が豊富なのは嬉しいです。
手をかけたスローフードに、ひと手間かけて、
超スローフードを楽しみたいと思います。
丁寧に暮らすって、贅沢やなぁ…
いただきまぁーす。