■走る旅・千と千尋の神隠し
奈良の生駒駅からおおよそ片道2.5㎞。往復5㎞。
山裾のアップダウンを繰り返し、稲蔵神社へ…。
そして、稲蔵神社から生駒山の酷道308号線(ものすごい勾配でなかなか上れない&下りも残酷すぎる国道なので酷道と呼ばれています。)を経て大阪側の枚岡神社御本殿へ。
霧立っていて、雨は降らないけどベッショリ
助かったのは、今日の気温が高くて寒くなかった事。
おなじみ暗峠。ここを登れば生駒山上遊園地方面。
私は酷道308号線を下り枚岡神社へ。
タイヤ痕がこんなについている。
マイクロプラスチックですね。
酷道308号線を下り、いったん枚岡神社本殿でご挨拶してから、再び神津嶽コースを生駒山頂に向かって登りかえし、奥宮まで。
視界がひらけていて、気持ちの良いトレイル。
霧も晴れたよ。
奥宮でご挨拶。
最後は自宅までひたすら走る・・・
おおよそ23㎞の峠走になりましたが、心も身体も洗われ、スゥーッとしました。
最初に立ち寄った稲蔵神社は、ニギハヤヒノミコトのゆかりの地でした。
なんだか最近わたしと御縁があるようですね。
ニギハヤヒ…と言えば、
千と千尋の神隠しに出てくるハクが、ニギハヤミコハクヌシと言う名で、なんだかニギハヤヒに似ている名前…と言うことを思いだしました。
ニギハヤミコハクヌシは、人間による住宅開発で埋め立てられてしまったコハク川の龍神様。
埋め立てられたことで本当の名前を忘れてしまった…と言う設定で、千(千尋)が昔の出来事を思い出すことで、ハクも自分の名前を思い出すというストーリー。
ニギハヤヒノミコトは、他のヒーロー的な神様が表立って、書物にあまり名前が出てこない神様。
ヒギハヤヒノミコトと、千と千尋の神隠しが関係があるかどうかは、宮崎駿先生に聞かないとわかりませんが、先生が天界にめされた今となっては謎のままですね。
自然破壊によって、きっと日本中に名前が無くなってしまっている神様がたくさん居るんだろうな…
自然に敬意を持とう…
そんなことを思いながら山を走りました。
日本の歴史や記紀は、勝ち組のことしか書いてありません。
ニギハヤヒノミコトは、負け組と言うと神様に怒られそうですが、隠れた存在の神様。
私が愛着を持つ関西の山には、たくさんニギハヤヒノミコトのゆかりの地があるので、また走って訪れたいな~と思っています。
あちこちに、たくさんの神様がいることを気付かせてくれた今日の山活と千と千尋の神隠しでした。
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久しぶりに千と千尋の神隠しをレンタルしてきました。
映画を観終わった後、
川や海、大地に空、山や森林・・・
色んな所に立ち止まって手を合わせたくなる。古神道ですね。
人間の欲望や、自然破壊へのメッセージ性が強い映画だったと感じます。
宮崎駿先生のメッセージ、私・・・受け取れているかなぁ(笑)
足ることを知ることと、
自然を大切にしよう。 →自分への言い聞かせです。