■リズミックウォーキング
リズムに合わせ体を整えていく整体的な〝リズミックウォーキング〟というクラスを担当している。
私がプログラミングし、ネーミングもした、大好きなオリジナルプログラムである。
その大好きなプログラムを作ったのは十数年前。
ながいながい歴史がある。
記憶に残るのは…弁理士に商標登録の相談へ行ったこと。
ふんずりかえって、身体を横に向けたまま、「お弟子制度とか、資格制度にしないのなら商標をとっても意味がない」という粗雑な態度での回答。
なんだか、その態度にかなりムカついて、商標なんかとるものか!と思った。
その時から、弁理士という弁理士が嫌いになった。
嫌いな人と仲良くする人も嫌いになる心理に似ている。
しかし…今思い出してみると、あの時粗雑な態度で回答してくれて、ありがたかったな…と感謝している。
態度は悪いが回答は的を得ていた。
普及活動はしたかったが、資格を与えて教育したり、年会費や教会費を集める家元制ビジネスには興味が無かった。
それはそれで、喜ぶ人も多いのだが、自分は興味が無かったので商標は取らなくて良かったのだ。
その後、何名かの運動指導者から、教えてほしいとの声があり、限定で育成させていただいたり、
ある協会のセミナープレゼンテーターに選抜していただき、何回かのセミナーを通じて育成をしたことがある。
いずれも、資格や家元制ビジネスではなく、あくまでも普及活動。
育成あと、そのままお金を納めなくても〝リズミックウォーキング〟の名前を使っても変えても、そのまんま同じプログラム内容のレッスンをしてもOKの状態にした。
ありがたいことで、全国に育成した方々が、今もなおレッスンを育ててくれていたりする。
しかし、育成したのは何年も前の事だし、型は教えたが、もう既に型を離れ、自分のものにされているだろう。
まさに「守破離」!!
家元制度にしていたほうが良かったんじゃないの?という人もいる。
確かに、その方が普及も早いかもしれないし、商売上手でもある。
しかし、やりたくないことはやらなくていい。
やりたくないことをやって後悔したことは何回もあるが、やりたくないことをやらなかったことを後悔したことは…不思議と1回も無い。
資格やガイドラインの「しばり」は安心だしお守りにはなるが、自分はしばられたくないし、誰かをしばりたくない。
まぁ、早い話、無責任なのかもしれない。→そんなことはないと自分では思いたい
ともあれ、有酸素運動のスタジオレッスンは、指導者が参加者に合わせ、さじ加減しながら自由に組み立てていくからこそ、楽しいものであると思っている。
そんなリズミックウォーキングも10数年前と比べ、お客様と共にだいぶん成長させていただいている。
きっと、あの時育成させていただいた指導者さんのリズミックウォーキングもきっと成長して、その人独自のプログラムになっているはずだ。
今日は北新地でのレッスン。
30分で約3㎞弱歩くのだが、運動量のあるステップを踏みながら歩くから、ただ歩くより強度がある。
〝北新地から造幣局の所にある橋を渡ったくらいの距離をステップ踏んで歩きましたょ!〟と、参加者の皆さんに伝えると…嬉しそうだった。
これからも、自由な羽をつけて、少しずつ成長していきたい。
レッスンでも笑顔の花が咲いた。
気持ちが良くて、帰りの帰宅ランでは最後の1㎞を心臓や肺が飛び出そうな勢いで走った。