■絡合
絡合(らくごう)とは:
互いにからむ・互いにもつれる・物事が互いに関係し合うこと。
単細胞生物が多細胞生物として進化していく過程で多細胞生物である動物は集団で生きるようになる。
敵から逃れ、効率よく栄養を確保し、助け合う。
群れることで初めてひとつの生物となる。
これを絡合(らくごう)という。
たとえば、スイミーのお話。
大きな敵が襲ってくると、小さな魚はそれよりも大きな固まりをつくって大きく見せて助け合う。
しかし、なぜ何千匹という小さな魚が、それぞれどう連絡をつけ合って情報交換し、統一した行動をとっているのかは謎。おそらく絡合だ。
たとえば、私たちの身体の話。
私たちの身体は60兆の細胞からできていて、それぞれが独立している。
しかし、その細胞が連携して人間をつくっているのかは謎。おそらく絡合だ。
たとえばネアンデルタール人の話。
亡くなった人と私たちは繋がっているというのは、15万年前にネアンデルタール人がすでに気付いていた。
亡くなった人が楽なように身を丸めさせ、葬り、花を手向け、葬送の儀をした。
おそらく絡合だ。
これらは、唯一観ているインターネットテレビで武田邦彦先生がおっしゃっていた言葉だ。
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昨夜は、台所に立っている時に「ありがとう」という声を聞いた。
おそらく絡合だと思う。
兎にも角にも、私達は互いに関係しあっている。
そのことを忘れてはならない。
「こちらこそ、たくさんありがとうございました。」5/31感謝