■走る旅:中山道〔85〕志村一里塚~第1次 板橋宿 #ランニング #中山道
※リアルタイムのログではなく、数日前のログです。
〝人間一生 物見遊山…〟
これは江戸っ子の人生観を表す言葉。
生まれてきたのは、
この世をあちこち寄り道しながら見物するためであり、
せいぜいあちこち見て、
見聞を広めて友だちを増やし、
死んでいけばいい…と考えておりました。
わたしはこの言葉が好きで、自分もそうしたいと思っております。
コロナの様子を見ながら、感染予防して〝うつさない・うつらない〟の心がけをしてこの旅を進めます。
今回はしめくくりの旅となり、鴻巣宿から東京お江戸日本橋まで約66㎞の旅。
本記事は、旅のレポートの一部です。
■この日のルート:
蕨宿 JR蕨駅~板橋宿~日本橋(27㎞)→靖国神社(3.5㎞)
第2次 蕨宿から清水坂までのつづきです。
清水坂が終わると、国道17号線に合流です。
すぐに、志村一里塚が見えてきます。
●志村一里塚
17号線の脇に、両塚残っているのが、東京から3里目の一里塚です。
関東に近くなるにつれ、姿が消えている一里塚が多かったので、両方の塚が残っているのは感動でした。
●斎藤商店さん
明治22年の創業で100年以上続く竹屋さんです。
竹商品を取り扱っていらっしゃるそうです。
店頭に並ぶ竹ほうきが懐かしいです。
我が家は、昔、玄関先で使うほうきを、祖父が竹で手作りしていました。
●縁切神社
おまいりしている方がいらっしゃったので、境内には入りませんでした。
ここは、縁を切りたい人がいたら、この木の皮を煎じて飲むと願いが叶うそうです。
日本中の中でも最強縁切りスポットです。
2020年の8月に日本橋から板橋を走った時、
おまいりさせていただきましたが、
木の皮までは煎じませんでした。
●中山道板橋宿上宿碑
板橋は、日本橋から一番目の宿場です。
長さが約1.7㎞で、天保十四年1843年は人口2448人と多く、
日本橋から平尾宿・仲宿・上宿に分かれていました。
石神井川に架かる板橋から環状七号線あたりまでが上宿だそうです。
●石神井川に架かる板橋
石神井川(しゃくじいかわ)に架かる板橋の名前から宿場名がついたそうです。
歩道は、板の目調になっています。
日本橋から旅を始める旅人に同行し、板橋宿まで見送る人もいて、大変栄えた宿場なのだとか。
●仲宿
仲宿に入ったようです。板橋宿は長いです。
●成田山 遍照寺
境内は江戸の頃、馬のつなぎ場だったそうです。
●板橋宿本陣 飯田新左衛門家
本陣には、参勤交代で通行した大名や幕府の公用の武士、僧や公家などが休憩しました。屋敷の当主は、代々飯田新左衛門を名乗りました。
板橋宿のアーチ…日本橋に近い平尾宿なんでしょうか…
アーチの上で、うさぎが手を振ってくれているのが可愛いです
商店街のキャラクター「ラッピー」だそうです。
アーチにとどまらず、街灯やお店の看板にまでラッピーだらけでした。
●中山道の宿場名が並べられた看板
●観明寺と庚申塔
観明寺の前にあった、ゆず「逢いたい」の歌詞。
住職さん、ゆずファンなのかな。
素敵な歌詞ですね。
うさぎが手を振ってくれるのが、癒されます。
●本陣:1
●脇本陣:3
●旅籠:54
●家数:573
●たぶん、この付近平尾一里塚
2020.8に来た時も、googleマップで一里塚があった場所を探したのですが、
Googleによると、亀の像があるお店前あたりという事で。
詳しい場所はわからず。
お店前の亀だけ写真におさめました。
前に来た時とは別のお店に変わっていましたので、目印にならず…です。
書籍「中山道・浪漫の旅」(信濃毎日新聞社 発行)の情報によると、八百屋さんあたりだという情報もあります。
●亀の子束子 西尾商店
こちらにも亀が。。。西尾商店で亀の子束子を買いました。
別記にしていますので、ご興味のある方は、こちらの記事へジャンプくださいませ。→[旅のみちすがら]板場宿 亀の子束子
いよいよ「おばあちゃんの原宿」巣鴨に入ります。
巣鴨は、赤の色使いが多く、なんか元気になるんですよね。
赤って交感神経を優位にさせると言われていて、ガツガツ動き回りたくなる。
そんな巣鴨が好きな私は、おばあちゃんなのかも。
次の記事では、大好きな巣鴨をレポしたいと思います。
日本橋から始まる中山道69次の最初の第1次であるのが板橋宿。
日本橋から旅を始める旅人に同行し、板橋宿まで見送る人もいて、大変栄えた宿場なのだとか。
旅を始めたころは、「●●次」の数字が減っていくたびに嬉しく感じましたが、とうとう第1次の字を見ると、この先もう宿場は無いのか…と寂しい気持ちになりました。
●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●冬場は防寒対策を行いましょう。
●中山道は思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。