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トレーナー・フィットネスコーチ・ ウォーキングアドバイザーのエストロゲン子(中の人)です。今よりもHappyになる歩き方を貴女に!〝60分〟で一生ものの歩き方が身につくウォーキングレッスン/ウォーキングやランニング、エアロビックダンスなど、有酸素運動指導30年♡ 健康セミナー・体操監修、雑誌コラム連載中。

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2022年8月16日 (火)

■樺太一九四五年 夏「氷雪の門」鑑賞しました(2022・8月)

映画「氷雪の門」鑑賞しました。
毎年、終戦の日と言われる八月十五日を過ぎてから観る作品です。

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世界や社会の状況が猛スピードで変化している今、再鑑賞すると…
去年観た時とは全く違う視点で鑑賞していることに気付きます。

(関連記事:2022年3月9日の記事→★★★

今年はロシアによるウクライナ侵攻が始まったこともあり
世界で起こってることがとても身近に感じました。



この作品は、ノンフィクション史実。


【背景】


●昭和二十年八月九日:ソ連は日ソ中立条約を一方的に破棄し満州国への侵略を開始。
●昭和二十年二月四日:満州国侵略の背景にあったのが「ヤルタ条約」
クリミア半島のヤルタの地にアメリカのルーズベルト・イギリスのチャーチル・ソ連のスターリンが集まり「ソ連はドイツ降伏三か月後に対日に参戦する」という密約が交わされていた。
●昭和二十年八月十一日:ソ連は満州国だけでなく樺太全土(南樺太は当時日本領土)の占領に着手。
●昭和二十年八月十四日:アメリカ・イギリス・ソ連の3国代表が中華民国の承認を得てポツダム宣言受諾要求。
●昭和二十年八月十五日:玉音放送(この後もソ連の軍事行動はおさまらなかった。樺太全土の占領作戦着手の他、千島列島の占守島までも侵攻)
関連記事→★★★

●昭和二十年八月二十一日:最終的な停戦成立。


このあたりを背景にした作品で、
樺太の真岡町で働く電話交換士や
炭鉱病院の看護婦たちを取り上げています。


市民への避難勧告連絡や手当などの業務を
艦砲射撃の中最後の最後まで貫き、
上陸したソ連軍が目の前まで
迫ってきたときに彼女らは集団自決を選択した…
というストーリー。

自分たちが生まれ育った国や町を追われる人
今まで見ていた風景が破壊されていくのを見ている人
戦争によって命が奪われていく人

映画を観ながら、
ロシアとウクライナの戦いを思い出したり、
これが日本だったら…
いや、日本で起きていた事なんだと思ったら
とても胸が苦しくなりました。




また、ヤルタで密約が交わされていたように、
日本が知らないところで密約が交わされているかもしれないし、
戦争が起こらない様にするには
どうしたらよいのか?自分の意見を持つきっかけになりました。

1人1人が真実を見つめることが
「いくさなき世界平和の確立」に
繋がっていくのかもしれません。

最後に、樺太の真岡町は王子製紙工場を中心に
とても栄えていた町なんだそうです。

北海道の稚内公園の氷雪の門から見える樺太はかつて日本領土でした。
今は樺太はロシア連邦ではサハリン州に属し、ホルムスクと呼ばれているそうです。

私達が育った日本国がいつまでも日本でありますように。