■[今日の気付き]黄金郷はない
朝一番で小論文を1つ仕上げ、
資格試験の5過程のうちの2過程が終わった。
あと2つ課程があるのだが、
あまりにもマイペース過ぎて
この1年のうちに終了するのか?と思う。
ペースは人それぞれ違うもの。
他のモノサシを自分に合わせるのではなく
自分のモノサシで継続できるペースを探りながら
1歩1歩学びを進めていきたい。
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移動の電車で、三島由紀夫の〝美しい星〟を読む。
隙間読書でなかなか進まないが、
毎日15分しかない連ドラの様で
楽しみが持ち越しできるのが案外気に入っている。
美しい星の中に
エドガー・アラン・ポーの詩「黄金郷」の一説が登場し、目に止まった。
理想を求めて求めて憑(つか)れ
無限に遠い理想に絶望しながら
なお探求が止めれない人間の宿命の象徴とあり、
人間の宿命を知りたくて全文を調べてみた。
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「黄金郷」Eldorado
派手ななりをした
勇ましい騎士が
晴の日も曇りの日も
長い旅を続けていた
歌を歌いながら
黄金郷を求めて
やがて年をとると
強靭な騎士も
心に影が差してきた
なぜならどこを探しても
見つからなかったからだ
黄金郷といえるような土地は
そしてついに力尽き
進むこともままならなくなった時
影という名の巡礼に会った
そこで騎士は影に訪ねた
いったいどこにあるんだね
黄金の郷エルドラドは
山々の彼方
月の中の
死の影の谷を下り
どこまでも進みなさいと
影は答えた
黄金郷にたどり着きたいなら
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思わず、全文を三島由紀夫の小説の中に書き込んだ。
〝エルドラド(理想)はこの世のどこにもないのだから
理想や夢云々を言うよりも、目の前のことを1歩1歩大切に生きる…〟
…とも書き加えた。今日の気付きである。
ところで、エドガー・アラン・ポーと言う響きと
江戸川乱歩と響きが似ていると思ったら
乱歩さんのペンネームはエドガー・アラン・ポーのもじりだそうで。
一般常識が無くて知らなった…。
今日の気付きは2つとなった。
そして私はエドガー・アラン・ポーにちなんで
堂島川を乱歩しながら帰宅した。
帰りは足を動かして…愚かな自分のエルドラドを考えながら内省…。