「日日是好歩」大阪・ウォーキング教室　ウォーキングアドバイザー坂田純子の足繰り行く日々

　～座り過ぎは転倒を招く！～
「運動時間が捻出できない忙しい方の転倒予防談」 　

⳹　今日の放送のポイント　⳼

ウォーキングアドバイザーのエストロゲン子です。

12月10日の音声ブログです。
毎月10日は（勝手に）転倒予防啓蒙デー。
身近な人たち、しかも50代女性の転倒が続いた事で
スタートした転倒予防の啓蒙です。
年末慌ただしく、急ぎ足になりやすい足元、今日もご安全にお過ごし下さい。
テーマは12月は転倒注意報
～座り過ぎは転倒を招く！～「運動時間が捻出できない忙しい方の転倒予防談」です。

いつもよりプラス1000歩（600～700m）
プラス10分のウォーキングを増やすお手伝いができたら…と続けています。
ぜひ聞きながら、あるいてくださいませ♡
ご質問もお待ちしております♡

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12月10日水曜日
毎月10日は転倒予防啓蒙デー(ゲン子が勝手に制定しています）。
身近な人たち、しかも50代女性の転倒が続いた事で
スタートした転倒予防の啓蒙です。
年末慌ただしく、急ぎ足になりやすい足元、
今日もご安全にお過ごし下さい。

日本人は世界一座っていると言われているのは有名な話です。
オーストラリアの研究機関の調査では
成人した日本人が　平日に座っている時間は、
世界20カ国中、もっとも長い1日420分。
つまり、7時間だったそうです。

そして、1日に座っている時間が4時間未満の成人と比べ、
1日に11時間以上座っている人は死亡リスクが40％も高まるといわれています。
実は、死亡リスクのほか、転倒リスクも高くなるんです。
これは60~79歳の高齢者に関するデータしかないですが
日常生活で座っている時間が
1日420分を上回ると転倒リスクが高まると報告されているようです。
つまり、座り過ぎによって転倒を回避する身体機能や
体力が落ちてしまうという事です。

よく耳にするのが「ロコモティブシンドローム」です。
骨・関節・筋肉などの運動器の機能低下により
「立つ・歩く」といった移動する力が低下した状態のことで
バランスを崩し、そこから転倒してしまうこともあります。

もう1つ。最近よく耳にする「サルコペニア」。
これは、加齢や運動不足、栄養不足などが原因で
筋肉量と筋力が低下し、身体機能が低下した状態で
この状態だと、要介護になるリスクの他、
転倒のリスクが高まります。
つまり、身体を適度に動かして、歩く力や筋力を維持することが
転倒予防につながるのです。

国では30分に１回立ち上がりましょう…とか
運動指導者はコマメに動きましょう…なんて言いますが
実際のところ、動けない、立てないという方が多いのが現状です。

（忙しいんですよね）

よく、企業様で転倒予防セミナーをさせていただきますが
仕事の途中で立ち上がって歩き回れることは
なかなか難しいとおっしゃる方が多いです。
研究職の方は特に、集中が途切れてしまったりするので
コマメ作戦は現実的ではないという場合が多いです。

そこでおすすめなのが座ってでもできる筋トレやストレッチです。
テーブルの下で誰にも見つからず
仕事をしながらできることもあるのです。

動画や文章、声だけでは、ちゃんと伝わるのに限界があるので
そこは、コンディショニングスタジオBodyLuxのスタッフか
あながお住まいになっている近くの運動指導者にお尋ねいただきたいですが
簡単なのは、足首を動かしたり、
回したりすることも転倒予防に有効なんです。

それから、勤務時間になかなか立てない方は、
通勤の電車では必ず立つと決めてしまうというのも転倒予防に繋がります。
電車って、止まっている時や等速で動いている時は、
立っていてもあまり体幹に変化がないんですが
減速する時は前に力がかかるし、
加速する時は後ろに力がかかるので、
駅と駅の距離が近く停車駅が多い路線は体幹トレーニングや
バランストレーニングになるんですよ。

あと、物理的に考えると体幹を鍛える
とふらつかずに体勢をキープできるんです。
特に重心の位置をキープできる能力をつけることが転倒予防に繋がります。
（今、簡単に言いましたが、転倒予防って実は物理で説明できるんですよね）

リモートワークです！と言う方は
立って仕事ができる様にしてしまうのも良いかもしれません。
また、会社のみんなで一斉に運動する時間を決めて実行するというのも
確実に体を動かすことができます。

なかなか動き回れない、運動時間が捻出できないという方は
まずは、座ってできることや立つ時間を作ることからお勧めします。
これが転倒予防に繋がるアクションです。

「上げて行こう・つま先・口角・幸福度」
これはゲン子が読んだの転倒予防川柳ですが
まずは座ったまま、つま先を上げて行こうじゃないですか！

（※他にも↓）

…

ホントに、みんな忙しいんですよ。
忙しいけどやりたいこともできる時間が欲しい！
そこに運動時間を入れるとなると、時間が無いです。
（やりたいことが運動だったら話は早いですが）
みんな時間が無いんです。

でも、死亡リスクも転倒予防リスクも上げたくないですね。
何かしないといけないなぁ～というあなたは、
まずは座ったままできることや、
立つことからスタートしてみてくださいね。

12月、年末年始の休みのからみで、
お仕事が忙しくなっていると思います。
特に「ごとび（五十日）」 は締め切りや期日が多いので
やること満載だと思います。（そうそう、今日は10日、ごとびです） 

こういう時に気の焦りや注意力が低下し、転倒を招きます。
そういえば…年末のお買い物忘れで
スーパーに買い出しに行って転んで怪我したT子さん！（聞いてくれているかな）

そして、あなたも、みんなも、
12月は転倒注意報を出しておきますので、
今日も足元ご安全にお過ごしください。

今日もHappyな一歩を♡

■第500回～現在進行形のYoutubeMusicアーカイブ
※アプリをダウンロードいただけますと画面OFFで音声が聴けます。
ウォーキングや家事のおともに。

アーカイブ→　https://youtube.com/playlist?list=PLzTMndOargHe1BQTRsabjch_AqeNL6De_&si=6xcRpT-XrKcHSa3y

 

ウォーキングと聞くと「ただ歩くだけでしょ!」と思われるかもしれません。

私たちの生活の中には歩くという動作が多いにもかかわらず、
生まれてから今まで歩くことを誰からも教わらずに生きてきました。

しかし、日常で、多い動作である立つ・歩くはとても大切な動作で
ただの動きではありません。どんな動きの基本にもなっています。

オシャレな服を着ても、
勝負服を着ても、
立つ・歩くの所作が無造作であれば
それを活かすことはできないと思っています。

ほんとうのオシャレとは、
立つ・歩くの所作を知ること・整えること・実践すること。
そして、勝負服よりも信じられる「健康体力づくり」をすること。

今のご自身を客観的に見てみませんか？

あなたに合った歩き方を知り、日常生活で実践することで、
今よりもHappyに、ふわりと軽やかで
健康なカラダを手に入れましょう。

ウォーキングは忙しい人こそ、最も身近な健康体力づくり。

一生ものの「効果的で・美しく・カッコいい歩き方」を身につけましょう。

心も体も忙しい女性のウォーキングを後押し。
「あなたに合った歩き方」で今よりもHappyな世界へまいりましょう♡

（エストロゲン子 中の人：junko sakata）profile.pdfをダウンロード

（junko sakata)

専門は、ウォーキングやランニング・エアロビックダンス・健康体操・生活習慣病予防・呼吸器循環器系に有用性のある有酸素運動指導など。民間フィットネスクラブや運動指導者団体の教育コンサルタントを経験し、「一生自分の足で歩くこと」を目標に、ウォーキングレッスンや地域ウォーキング指導員育成・企業健康セミナー、ウォーキングルートの開拓ほか、メディアやWEBのエクササイズ監修を行う。
SNS上でエストロゲン子としてウォーキング情報を発信中。