■日本のいちばん長い日
終戦の日…と言われている期間が近くなると
毎年見返す映画です。
大東亜戦争末期、戦状が絶望的になったころから
広島と長崎への原爆投下、
アメリカ・イギリス・ソ連の3国代表ポツダム宣言受諾要求、
8月15日に玉音放送と…。
この期間が背景となっています。
監督は「関ヶ原」や「燃えよ剣」の原田眞人さん。
どの作品も大好きで、原田ファンです
ウィキによると、
原作者の半藤一利さんの著作を
何回も読まれたそうで、
内閣の鈴木貫太郎首相と
阿南惟幾陸相の二人の存在が
昭和天皇に勇気を支えたと確信して作られた…
ということが書かれていました。
劇中に「楠木正成」の精神や話題が度々登場します。
「楠木正成」は
家族を大切にしていたそうで、
映画の中でも阿南陸相(役所広司)が
「楠木正成の真の教えは家族を大事に思うこと…」
というセリフが登場し、
家族を大切にする、または思うシーンが多くありました。
原田監督によると、主要な人物である
鈴木首相、阿南陸相、昭和天皇をそれぞれ
「父、長男、次男」と捉え、
三人を中心にした「家族」をテーマに描いたのだとか。
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映画の中でも(個人的に)
鈴木首相、阿南陸相、昭和天皇が
それぞれ家族のように思いやるシーンに
こころ打たれジーンとすることが多かったです。
血縁でなくても思いやる心。
なんとなく…今、自分も含め、
忘れかけているようで
眠っていた日本の大切な精神を
思い出させてくれた作品だったように感じました。
何回観ても、その時々の社会状況で
感想が変わると感じました。
来年の今頃鑑賞したら、どう感じるのでしょうか…
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