■石は石でまたいいものじゃ【ゲド戦記より】
運動指導者の坂田純子です
ゲド戦記とは、アメリカの作家 アーシュラ・K.ル=グウィンさんの作品。
全6巻までありますが、
私にとって一番メッセージ性が強い1巻「影との戦い」は何度も読み返します。
おおよそのあらすじを要約すると・・・
村で暮らしていたゲド。
ある日魔法使いとしての能力が開花し、魔法使いになるための学びを始めます。
そこで生涯の友に出会い 有名になりました。
ところが、考え方が合わない先輩と愚かな争いをして、取り返しのつかない事件を引き起こします。
地の底から何者ともつかない影を呼び出してし、影に傷つけられたゲドは生死の境をさまよいます。
命はとりとめるけど、今までとは別人の様なゲド。そこから影との戦いに旅立ちますが影っていったい誰なんだるう?
そんな物語。
今日は、賢人・長(おさ)に学びました。
「宇宙には均衡、つまり、つりあいというものがあってな、
モノの姿をかえたり、何かを呼び出したりという魔法使いのしわざは、
その宇宙の均衡を揺るがすコトにもなるんじゃ。
危険なコトじゃ。
恐ろしいコトじゃ。
ワシらは、何事もよく知らねばならん。
そして、まこと、それが必要となる時まで待たねばならん。
明かりをともすコトは、闇を生み出すことにもなるんじゃ。
石は石でいいものじゃ。
アースシーの島々がみんなダイヤモンドでできておったら、大変なコトじゃて。錯覚は錯覚で楽しみなされ。」(読んでない方には、訳が分からなくてごめんなさい)
森羅万象・・・陰陽五行論ですね。
どこまでもついてくる影は、自分の心。
一生付き合っていくコト。
なんとかしようとしない。
いろんな考え方があってよい。
みんな、間違ってない。
そのまんま、ありのままでいい。
自然・・・
自ら然り。
今日は、そんなコトを教えられました。
日々感謝★
運動指導者 坂田純子
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