■【第1回壱岐ウルトラマラソン2016】イキを吸って走った!
10月2日。
第1回・壱岐ウルトラマラソンスタート前です!
スタートはAM5:00。
写真は、4:00くらいかな。まだ真っ暗ですね・・・空には星です。
初100kmチャレンジに気後れしている私に、
面白いことを言って盛り上げてくれる
北九州の人たち・・・。
そして、親父さんもスタート前に会いに来てくれました。
こちらは、阿蘇を一緒に走る予定だった福岡のお友達のお友達。
私の事を見つけてくださいました。
カントク・・・。
ウルトラマラソンの世界に引きずり込んでくださった方です。
どーもありがとう(笑)
AM5:00、いよいよスタート!
631人が出走で、
100Kmの部は344人。女子は40人くらい。(すくなっ!)
ここから、島をぐるっと1周。
スタート地点の壱岐文化ホールがゴールとなるのだ~。
ウルトラマラソンの司会でお馴染みの
早百合姉さんの「いってらっしゃーい」という可愛い声が響く。
テンション上げ上げでスタートしました~。
「イキを吸って走れ!」大会キャッチコピーです。
今日は1日走ることに集中できる幸せな日。
沢山壱岐の空気を吸い込んで走ります。
楽しんでいこう。
・・・
高低図を見ているだけでは、小さな坂道をたくさん超えていく感じだけど・・・、
決して小さくありません(笑)
平坦に見える所でも結構急な坂・・・
前半の猿岩に到着するまでにも、既にくたくた~
写真は、18.5㎞地点の猿岩。
おもてなしステーションやトイレもあり、近くに見える猿岩には
ランナーの皆さんも記念撮影でした。
猿岩と言えば、漫画「奈緒子」にも登場する、テンションの上がる場所。
ランナーなら、猿岩見ておかなあかんでしょ~。
大きな猿岩を目の前に、感動で涙が出そうでした。
おもてなしエイドでは、トイレに入ってスポーツドリンクとバナナをいただきました。
今回は100㎞と長い道のりなので、こまめにトイレに行く作戦。
(壱岐ウルトラ100㎞はところどころに公衆トイレがあり、安心でしたよ)
猿岩を通過したころから、太陽が昇り始め
めちゃめちゃ暑い!この日の最高気温は30度?32度?
猿岩は折り返しコース。
すでに猿岩エイドを通過した速いランナーさんとすれ違えて、
快速ランナーの仲間とエール交換が出来ました。
沿道の応援の皆さんにも行きと帰りで、2度会えて「深北大学がんばれ!(着ていたTシャツの文字)」「おかえり!」といっぱい応援してもらえました。
写真は、35㎞地点のイルカパーク折り返し・・・。
ここを過ぎるとイルカパークの駐車場がおもてなしステーションです。
エイドが数少ないので、
たどり着くのが楽しみになってきました。
トマトをいっぱい食べました。
暑さのあまり、イルカパークではかぶり水をしたんですが、
ボランティアの学生さんが足まで水をかけてくれたので・・・シューズの中がぐしょぐしょに・・・。
「でも、安心してください!Sさんとこのスポーツソックスは蒸れません!」
このイルカパーク後の海岸線が一直線のロードで、周りは海の青!
本当に絶景でした。
「うおおお~」と叫びたかった。
道中、前日の受付の時に「高野龍神どうでした~」と声をかけていただいた北九州のランナーさんが走っていて、
「おつかれさまです」と、声をかけると「もう足が売り切れた・・・」と。
つりかけていたので、持っていたBCAAを渡しました。
(このあと、巻き返して、後半この方と港を連れランすることに。しかも、女神様と呼んでいただきました。笑)
なんとか50㎞までは、休む時間も含め1㎞あたり6分ペースで通過。
50㎞地点にたどり着いたのは、丁度50Kmの部がスタートするところでした。(AM10:30)
早百合姉さんの「いってらっしゃーい!」の元気な声が響きます。
50Kmのエイドは着替えもできて、給食も豊富。
壱岐牛のカレーやつみれ汁、壱岐産米のおにぎり、レモンや梅干し・・・
私はお握り2個とつみれ汁・レモン・梅干しをいただき
着替えをせずにスタート。
カレー食べたかったんですが、消化の事を考えご飯だけに。
脚を止めてお握り食べてたら、急に「ドーン」と重くなったので
早く動かしてあげようと、あまり休まずに再スタートしました。
ここからは、50㎞にチャレンジするランナーさんと同じコースで、とっても賑やかになりました。
56.4㎞地点は海に左京鼻が見え・・・・
・・・るはず、、、
ですが、
全く余裕なくて気付かず・・・。
59.3㎞地点で、絶対見ておきたい「はらほげ地蔵」(漫画奈緒子にも出て来た)も、
エイドで隠れていて(エイドに夢中になっていて)気付かず・・・(笑)
ようやくたどり着いた65.4㎞地点の原が辻ガイダンスのエイドでは、頭に巻いたBaffの中にいっぱい氷を詰め、走りはじめた(笑)。
頭のカタチがおかしくなった。
公園
タイミング良く戦友と会え、エール交換。
ここから先が地獄やったけど、仲間とのエール交換は元気出た。
石田町や港では、たくさんの応援をいただき、本当に心があたたまったな。
ゼッケンに書いたニックネームを見て、樹木希林のモノ真似で「じゅりーかっこいいー」と何度言われたことか。
途中港で漁師さんが自販機で冷たいお茶を買って並走して届けてくれて嬉しかったし。
エイドの壱岐っ子達の応援も心強かった。
何回も何回も「ありがとう~」と言いながら走った。
何回も何回も涙がこぼれそうになった。(というか、有難すぎて泣いて笑いながら走った)
これまでの道中も何度も車で追いかけて応援してくれたけど、最後の80Km後半の激坂でも
北九州から参加のボラをしてくれたHさんとNARIちゃんが登場。
レンタカーをハコ乗りで応援してくれ、折れかけていた心に栄養を与えてくれた。
激坂では、もうやめようとしていた50㎞ランナーの学生らしき男の子と
「しんどいのは気のせいやで~」
「これ下ったらゴールやから、もう少し頑張ろうな」
と、励まし合った。
激坂がひどすぎ・・・
だけど、90㎞以降からは、上りも下りも頑張って走った。
1㎞ごとに、地元の子供が書いた「あと〇km」というのぼりを見つけながら走るのが
後半の楽しみだった~。
白い橋を渡ると、もう壱岐文化ホール。
橋の手前では警官や地元の漁師さんが「また来年も来てな~」「もうすぐよ」と励ましてくれる。
遠くにMC早百合さんの声・・・どんどん近くなる。
ゴール手前で、私のゼッケン番号を確認するスタッフさん。
それを調べて早百合さんが
ゴールゲートを前に走ってくる私に向かって
「大阪から壱岐にやってきました~坂田純子さん!じゅりーさん!5位おめでとうございます!」
「長い道のり、ゴールです!」
と叫ぶ。
1人1人に違ったコメントでゴールで待っていてくれる早百合さんにめちゃ感動でした。
先にゴールした2位だったゆりさんや、
ハコ乗りで追いかけて応援してくれた原さんたちもカメラを構えて待っててくれた~。
結果は、11時間20分46秒
前半は、あれ、10時間台でいけるかな・・・と思いましたが、
何回も繰り返される坂道に思い知らされました。
総合5位
年代別3位
※総合も年代別も、ありがたく入賞です。
100Kmの完走率は50%きっていたそうです。
半分の方がリタイアもしくは関門に引っかかった。
結構タフコースな大会。
初100kmにしては、楽しめたし、頑張れたかなと思います。
やっぱり色んな方とエネルギー交換が出来るウルトラマラソが大好きだ!そう思った。
もう少し鍛えて、またチャレンジしたいな。
壱岐の皆様、大会運営・ボランティアの皆様、
そして、仲間。
本当にありがとうございました。
最後に、応援してくれた沢山の方々に心から感謝です。
カントク!こんな素敵なチャレンジの世界に引っ張ってくれてありがとう!
超~楽しかった。
壱岐をいっぱい吸って走れたよ~。