■「好き」と「楽しい」
緊急事態宣言期間で勤務している学校はオンライン授業のため、在宅で対応させていただき、その後は、これまた在宅でできる原稿執筆の仕事で過ごす時間…。
本来は、身体を動かす仕事なので、在宅ワークとは疎遠だと思っておりましたが、気付けば身近になっていることにびっくりしています。
以前、ファイナンシャルプランナーの方が、私の生活をザックリ見て
「通勤時間が一番無駄で、引っ越すなど、時間を減らすような選択を…」とアドバイスをしてくださったことがありました。
今となって思い起こせば…通勤時間がない日は勉強にたっぷり時間を投資できるので、あの時のアドバイスの意味をようやく「なるほどな…」と理解できました。
今日は、時間を決め、「憲法」について学んでいました。
前文と第九条だけだったのですが、あっという間に時間が進みました。
憲法は国家が守るべきルールで、国民の私にはあまり関係ないのだと思ってましたが、知ることで「国のカタチ」が理解でき、自分は日本人としてどうあるべきなのかが見えてくるので、とても新鮮でした。
改めて、興味があったんだなぁ…と思いました。
そして、今日の気付きは、時間についてです。
時間は、みんなに平等に与えられていますが、どう過ごすかによって伸び縮みするんだなぁ…と感じました。
好きなことや楽しいことをしている時間は、早く過ぎて行ってしまう。
嫌いなことや退屈なことをしている時間は、いつまでたっても終わらない。
過ごした時間が早く過ぎたのか、なかなか終わらなかったのか…
時間がどうだったのかを見てみるだけで、費やした時間と「わたし」の関係性が見えてくる。
〝好きな時間〟と〝楽しい時間〟は、学びのスペシャルワードなんだと気付きました。
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孔子の言葉にこのようなものがあります。
「これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。」
ざくっと、こんな意味でしょうか…。
先生は言われた。
「学ぶことにおいて、その知識を知っているということは、勉強を好きな人間には及ばない。勉強を好きな人間は、勉強を楽しんでいる人間には、及ばない。」
知識を〝知る〟ことよりも〝好き〟が上。
〝好き〟よりも〝楽しい〟がもっと上。
〝楽しい〟は、学びの最上級という感じでしょうか。
どうせ学ぶなら、〝好き〟なことを〝楽しく〟学びたい。
私も教えるときは、好きになってもらえるよう、楽しんでもらえるよう、そんな学びの時間を過ごしてもらえる工夫をしたいなって思った今日の人生。
ジャーマンカモミールの花が咲きました。花言葉は「逆境に負けない強さ」「親交」「仲直り」です。
私も逆境に負けないように、強くしなやかに生きたい。