■走る旅:中山道〔76〕籠原駅~第8次 熊谷宿
※リアルタイムのログではなく、数日前のログです。
〝人間一生 物見遊山…〟
これは江戸っ子の人生観を表す言葉。
生まれてきたのは、
この世をあちこち寄り道しながら見物するためであり、
せいぜいあちこち見て、
見聞を広めて友だちを増やし、
死んでいけばいい…と考えておりました。
わたしはこの言葉が好きで、自分もそうしたいと思っております。
コロナの様子を見ながら、感染予防して〝うつさない・うつらない〟の心がけをしてこの旅を進めます。
今回は、念のために陰性証明も持参しました。
7月末に旅を進めた後、大阪は8月に緊急事態宣言が出ましたので、
解除後、再び2ヵ月ぶりで中山道を走らさせていただきました。
stop&goの繰り返しですが、おかげで…少しずつ旅を振り返ることや、次の旅の予習をすることができ、良き時間となっております。
●第22次 岩村田~第18次 軽井沢宿
●第17次 坂本宿~第13次 高崎宿
●第13次 高崎宿~籠原駅
●籠原駅~第8次熊谷宿を経て第7次鴻巣宿
までの、寄り道を含めたおおよそ147㎞の旅。
記事は、旅のレポートの一部です。
■この日のルート:
籠原駅~第8次 熊谷宿~第7次 鴻巣宿の入り口まで~鴻巣うどんめぐり~JR高崎線 鴻巣駅(28㎞)
籠原駅までのつづきです。
この日は今回の走る旅の最終日。
毎回旅の最終となる日は、新幹線や電車の空いている時間で帰路につくため、午前中の活動で終了すると決めています。
正午までに目的地に着く様、鴻巣宿を目指します。
籠原宿から熊谷宿は、おおよそ10kmほどです。
籠原駅から中山道を進むと、ハナミズキ並木があります。
ちょうど、紅葉の季節で赤く色づいた葉っぱから元気とやる気をいただきました。
のどかです。
玉井交差点の高架からは、なんと!富士山が見えました。
富士山が見えてくると、なんだか感極まります。
ここまで自分の脚で来たんだな…と実感しました。
江戸ももうすぐですね。
●忍領石標(おしりょうせきひょう)
忍藩が他の藩との境界を明らかにするために建てたものです。
●新島の一里塚
江戸・日本橋より17里目(約67㎞)の一里塚です。
ケヤキは根っこだけ。
この日は衆議院議員選挙前でしたので、熊谷の街中で選挙演説がある様です。
ちなみに前〇クチン担当大臣です。
西(今日)からは、左へと入ります。
一番街アーチ。
●八木橋百貨店
これまたびっくり!
旧中山道はこの百貨店の中を通るのです。
(百貨店で中山道通行手形がもらえます。)
中山道の旅人を店内に呼び込めて良いですが、江戸の人は、まさか未来の中山道が百貨店の中を通ることになるなんて想像もしなかったでしょう。
●本陣跡
中山道の宿場は、こんなに広い道路沿いなので、あちら沿いとこちら沿いの史跡の間を行き来するのが大変です。
●札の辻跡
高札場です。
銀座1丁目交差点までが熊谷宿。
●本陣:2
●脇本陣:1
●旅籠:19
●家数:1075
ここからは、西(京)からは右に折れます。
●八丁の一里塚
江戸・日本橋から16里目の一里塚です。
鴻巣宿までは約16.5㎞。
あと少し!がんばりましょう。
宿場は、新しく都会的に変わりましたが、大空襲が無ければ、百貨店の中を中山道が通ることも無かったのでしょうか。
また、百貨店の中の中山道も歴史ありで良いものなのかもしれません。
そんなことを思いながら走った区間でした。
●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●冬場は防寒対策を行いましょう。
●中山道は思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。