■中山道を走る旅[旅のみちすがら]長野・軽井沢 旧近衛文麿別荘・市村記念館
中山道を走る旅。
この日は、7月にやり残した佐久平(岩村田宿)から軽井沢宿手前までを走る。
秋になると熊の出没も心配で、夏のうちに碓氷峠越えを終えてしまいたかったため、当時、佐久平から軽井沢までは新幹線で移動していたのだ。
長野・軽井沢に足を踏み入れたら、立ち寄ってみたかった旧近衛文麿別荘・市村記念館。
ちょうど旧中山道ルート沿いに所在し、離山の麓に所在する。
この建物は、大正15(1926)年、
総理大臣を務めた近衛文麿(このえふみまろ)さんが別荘として購入した建物で、
その後昭和7(1932)年に町出身の政治学者市村今朝蔵夫妻の所有となり、
市村夫妻没後は資料館となっている。
小鳥が大合唱し、ほんの少しだけ紅葉した自然豊かなお庭を散策させていただいた。
とても心が穏やかになり、近衛文麿さんも、ホッとなさっていたのではないかと思った。
戦争で、悪く言われることもあるが、
個人的に、先の大戦において日本のために戦った方すべての方に感謝したい。
離山は小さいながらも存在感があり、麓で暮らせるこんな別荘に滞在してみたいな。
御嶽山の登山口、空木岳の登山口、浅間山の登山口、そして離山の登山口、他数々の登山口…
沢山の山の麓を通過し、いくつもの峠を越えて軽井沢まで来れたのが、ありがたい。
●住所:〒389-0111 長野県北佐久郡軽井沢町長倉2112 イ‐21