■走る旅:中山道〔81〕第4次 大宮宿 #ランニング #中山道
※リアルタイムのログではなく、数日前のログです。
〝人間一生 物見遊山…〟
これは江戸っ子の人生観を表す言葉。
生まれてきたのは、
この世をあちこち寄り道しながら見物するためであり、
せいぜいあちこち見て、
見聞を広めて友だちを増やし、
死んでいけばいい…と考えておりました。
わたしはこの言葉が好きで、自分もそうしたいと思っております。
コロナの様子を見ながら、感染予防して〝うつさない・うつらない〟の心がけをしてこの旅を進めます。
今回はしめくくりの旅となり、鴻巣宿から東京お江戸日本橋まで約66㎞の旅。
本記事は、旅のレポートの一部です。
■この日のルート:
JR高崎線 鴻巣駅~桶川宿~上尾宿~大宮宿~浦和宿~蕨宿 JR蕨駅まで(35㎞)
第5次 上尾宿からのつづきです。
県道164号線を直進しながら約6㎞。
大宮宿を目指します。
だいぶん都会になってきて、昔の街道の名残を見るには想像力が必要です。
●大宮一番街商店街
いよいよ大宮です。
●大宮氷川神社
関東に入ってくると、あちこちに氷川神社があります。関東には280社あるそうです。
氷川神社の総本社が「大宮氷川神社」です。
2400年の歴史だそうです。
昔はこの参道が、中山道だったようです。
この日は家族連れでにぎわっていました。
●本陣・脇本陣・など
本陣や脇本陣も、高札場も、ビルに変わっています。
また史跡案内の看板も無いのでほぼ想像力で、昔を感じました。
高島屋あたりは本陣だった場所だそうです。
屋上には、北澤稲荷を祀っています。
サッカーチームの大宮アルディージャのマークには「リス」が…。
アルディージャは、スペイン語で「リス」の意味だそうです。
大宮のマスコットも「リス」です。大宮出身の画家・イラストレーター「あすかけん先生」の作品に登場するキャラクターで「こりすのトト」という名前がついているそうです。
青空に向かって両手を広げているのが「こりすのトト」です。
●すずらん通り大宮宿本陣稲荷
●安藤橋
中山道最小の目標なんだそう。小さくて見落としそうです。
●お女郎地蔵・火の玉不動
近くにあった下原刑場の刑死者の供養でたてられたとか。
夜は火の玉が飛ぶという言い伝えがある様です。
裏側に回ると鴻沼用水と高台橋の案内板が貼ってあるので、
この時は、火の玉が飛ぶ言い伝えがあるなんて思いませんでした。
●中山道ケヤキ並木
埼玉県の木はケヤキだそうで、昭和42年・埼玉国体に合わせて中山道に植えられたそうです。
街中を走っているうちに、大宮宿が終わってしまいました。
この先、どんどん都会になっていくんでしょうね。
大宮宿から先約6㎞、前進します。
●本陣:1
●脇本陣:9
●旅籠:25
●家数:319
しかし、今となれば遺構が残って無いのが残念です。
創造的破壊という言葉があります。
経済発展は新たな効率的な方法が生み出されれば、それと同時に古い非効率的な方法が駆逐され新陳代謝していく…という意味です。
成長や日本再興には破壊と創造が必要と言いますが、個人的には、伝統や史実、歴史的な建造物はなるべく変わらず残ってほしいな…なんて思います。
しかし、守っていくにも大変ですね。
都会になってしまった大宮宿を走りながら思いを馳せてみました。
●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●冬場は防寒対策を行いましょう。
●中山道は思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。