■深い河は静かに流れる
嬉しいことがあった時、興奮して眠れないということは無いでしょうか?
何年ぶりなのか、いつから会って無いか思い出せないくらい…
久しぶりに同業の友人から快気お見舞いの手紙が届きまして。
昨夜は眠れませんでした。
差出人は、
10年以上前に〝自分が届けたいと思う人に、出来ることを伝えるにはどうしたらいいか…〟
そんなことをお互いに語り合った人でした。
ちょうどその頃、私は一足先に行動していたこともあり、
ほんの1~2年しか先を歩いていないのにもかかわらず、
先輩風を吹かせて何やらアドバイスをしていたようで…。
手紙には〝(そのアドバイスで行動をして)〇〇を立ち上げて10年になりました。〟と書かれていました。
本当は、アドバイスのせいじゃなんかじゃありません。
彼女の前に進む行動力と、
10年続けるという忍耐力、
そして情熱があったからでしかありません。
「深い河は静かに流れる」と言うことわざがあるように、まさに彼女は深い人で、静かに10年間自分ができることを伝えたい人たちに伝え続けてきたのです。
思わず胸が熱くなりました。
意味:深い川は静かに流れるが、浅い川は音が高く騒々しいものである。
中身がある人は悠然としている。
内容のある充実した生き方をしている人は、騒ぎ立てたりはせず物静かであることをいう。
正直なところ、この数年コロナ禍もあってずっと孤独を感じていました。
しかし、手術をきっかけに再びいろんな方とつながることができ
「ああ、ずっと一人じゃなかったんだ」と気付きました。
見えないところで応援され、繋がっていたんだな…。
10年事業を続けている彼女、
そして繋がっていたことに感動が溢れすぎて、
気が付いたら涙が流れていました。(→更年期のせいではありません)
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「君の名は。」の中で、一葉おばあちゃんが三葉たちに言うセリフの中に
こんな言葉があります。
この言葉には、ふかーい意味がある。
糸をつなげることもムスビ、
人をつなげることもムスビ、
時間が流れることもムスビ。
全部、神様の力や。
わしらの作る組紐もせやから神様の技。
時間の流れそのものを表しとる。
より集まって形を作り、ねじれて、からまって、時には戻って、途切れ、またつながり、それがムスビ、それが時間」
まさに「ムスビ」。
時間を経て再び繋がったご縁に感謝の心をこめ、
氏神様(産霊:むすび)にお礼を伝えに行こう。
また一緒に飲めたらいいな。
友人が住む、そして友人が大切にしている地域は
素晴らしいウォーキングスポットがあるので、
一緒に金剛山か河内長野の山に歩きに行きたいな。
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