「日日是好歩」大阪・ウォーキング教室　ウォーキングアドバイザー坂田純子の足繰り行く日々

［声のBLOG］

運動する時間がないなら「VILPA（ビルパ）」～間欠的高強度身体活動 ～

⳹　今日の放送のポイント　⳼

ウォーキングアドバイザーのエストロゲン子です

10月20日金曜日の音声ブログです。
食欲の秋、スポーツの秋。
今日は、食は楽しみたいけど
忙しくて運動時間があまり取れない方に希望を与える、
短い時間でも運動効果が出せるお話をします。
テーマは「運動する時間がないなら「VILPA（ビルパ）」です。

今日もあなたのウォーキングのおともに♡
今よりもHappyな歩き方を。
音声ブログを聞きながら、
いつもよりプラス1000歩（600～700m）、
プラス10分のウォーキングを増やすお手伝いができたら…と続けています。

ぜひ聞きながら、あるいてくださいませ♡

ご質問もお待ちしております♡

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※ラジオの内容を要約しています。
世間話や語り口調などは省いて文字起こししています。

10月11日の日経新聞によると、
忙しくて運動時間があまり取れなかったり、
運動を煩わしく考えたりする人たちにも希望を与える、
短い運動でがん予防効果を究明した研究が相次いでいるとのことです。
禁煙、節酒、減量といった「控える系」と違って
運動は積極的にがんを予防する手段の代表です。

基本的には、運動頻度が多いほど予防効果は高く、
週1回より2回、2回より5回の方がプラスです。

世界的なガイドラインでは、
1日30分、週5日以上の運動が推奨されていて
膀胱がん、乳がん、大腸がん、
子宮体がん、腎臓がん、胃がんの発症リスクが
10〜20%低下することが明らかになっているそうです。
日本では、運動習慣を
「1回30分以上、週2回以上の運動を1年以上継続する」と定義されていますが、
そんなに時間がない、忙しいという方も多いかと思います。

そんな方に希望の光。
わずか数分の運動でもがんの発症を減らす
効果があるということが解ったそうです。

シドニー大学の研究者らは
「余暇に運動はしない、
毎週決まった散歩もしない」
と答えた成人約2万2千人を対象に、
日常生活で断続的に行われる高強度の運動
（VILPA、ビルパ）を運動センサにより記録し、
がんの発症リスクとの関係を調査しました。

ビルパとは、「階段を1分間上る」、「早足で2分間歩く」という
ちょっと強度の高い運動を通勤などの
日常生活の中に取り入れる方法です。
これを「間欠的　高強度　身体活動、
と言って、英語の略称で「VILPA（ビルパ）」と名付けたそうです。

例えば1日にまったくビルパをしなかった場合に比べて、
合計3.4分間のビルパをするだけで、
がんになる危険は17%減っていました。
4.5分間のビルパなら20%減だったそうです。
1日に占めるビルパの時間が長いほど、
がんになる可能性が低いので
運動する時間が取れない方は
その階段を二弾飛ばしで上がったり、
少し急ぎ足で歩いたり、
少し息が上がるような運動を取り入れてみましょう。

がん予防や、健康のためには
定期的に運動することが大切です。
時間がある方は継続し、
時間がない方は、ぜひビルパを取り入れてみませんか？

●エストロゲン子中の人

ウォーキングと聞くと「ただ歩くだけでしょ!」と思われる方も多いでしょう。

私たちの生活の中には歩くという動作が多いにもかかわらず、生まれてから今まで歩くことを誰からも教わらずに生きてきました。

日常では歩く動作を多く行っているのに、ほとんどの方が歩き方を知らずに過ごされていることも確かです。

貴女に合った歩き方を知り、日常生活で実践することで、自分に合った歩き方が身に付くのはもちろん、運動効果を引き出すことが出来ます。
ウォーキングは忙しい人こそ、最も身近な健康体力づくりとなるのです。

一生ものの「効果的で・美しく・カッコいい歩き方」を身につけませんか？
心も体も忙しい女性のウォーキングを後押し。
「歩き方の魔法」で一気に次元の違う世界へまいりましょう♡

（junko sakata)

専門は、ウォーキングやランニング・エアロビックダンス・健康体操・生活習慣病予防・呼吸器循環器系に有用性のある有酸素運動指導など。民間フィットネスクラブや運動指導者団体の教育コンサルタントを経験し、「一生自分の足で歩くこと」を目標に、ウォーキングレッスンや地域ウォーキング指導員育成・企業健康セミナー、ウォーキングルートの開拓ほか、メディアやWEBのエクササイズ監修を行う。
SNS上でエストロゲン子としてウォーキング情報を発信中。