■ミラクルが起こった場所☆旭山動物園②
閉鎖寸前の動物園が、今では年間100万人のお客様を呼ぶ施設に変わった。
わたしがこの目で見た、そんな旭山動物園ミラクルをお伝えします。
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旭山動物園ミラクルの秘密②
「それぞれの動物がカッコよく見えるように作ろう!動物のありのままの姿を魅てもらおう。どうやって生き物の自然な姿を伝えていくか?そのために動物が本当にやりたいコトは何かを考えた」
小菅正夫(旭山動物園名誉園長)
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ここ旭山動物園のアザラシはとってもアクティブ!!わたしが行ったときは猛スピードでクルクル泳ぎ円柱を上下していました。
本当は、あざらしは泳ぎがとっても上手でしかも好奇心旺盛なのです。
しかし、たいがいの動物園で見るアザラシは寝ているだけ。 動物本来の行動が消されてしまっています。
それは人間が動物を観ると言うコトを目的にしているからなんだろうな~。
ここ旭山動物園は、人間の目線に軸を置くのではなく、動物がどうしたいかに軸を置いているので、いつも動物がアクティブ。白熊が背泳ぎしたり、ペンギンが空を飛ぶように泳ぐ姿など、動物本来が持つ行動を色んな角度で魅るコトができます。
また、食事の時間に合わせて(もぐもぐタイム)、動物が食べる姿を魅るコトもできるし、お猿さんやキリンはその辺に生えている草や木の葉を勝手にもぐもぐ食べているし、レッサーパンダは空に広がる木の上でグーグー寝ています。
すげえ・・・と思ったのは、それぞれの動物の館の前に「喪中」と書いたPOPがあり、オオカミ館前のPOPには「喪中・闘争により死亡」と書かれています。ホンマに野生なんです。
なので、動物はノビノビとしていて、わたしたち人間が逆に観察されている様。
こうやって色んな角度からのアクティブに動く姿を魅せる工夫は、わたしたちの仕事で言う「指導ポジション」(←友の名言)であり、自分に軸を置くのではなく、相手に軸を置くというコトは指導力のコミュニケーションの部分に似ている様な気がします。
色んな角度から発信したい姿や伝えたいコトを魅せ、また、相手のありのままの姿を承認し、相手ががどうしたいのかキャッチし提供するコトは、双方をWIN-WINにするのかもしれません。
動物達を魅ながら、そんなコトを感じ受け取りました。
さて、沢山のコトを教えられた旭山動物園ですが、ミラクルを感じるだけではなく、
色んなドラマがありました。
皆さんだけに、わたしの旅ノートの1ページをコッソリお見せいたしましょう・・・。(写真です)
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