■ご出身はどちらですか?【言葉の省略・歪曲・一般化】
今日は、早起きして舞楽のお稽古に行ってまいりました。
お稽古後、亡き先生の思い出話を聞いていたとき、ちょっと興味深いエピソードに出合えました。
ある人(以下、相手と表記)が、亡き先生に、
「ご出身はどちらですか?」と聞いた時、
先生はてっきり生まれた土地かと思い「京都です」と答え・・・
相手からは「京都ですか。すごいですね。」と言う返事・・・。
( ̄0 ̄?)「へ?京都ってすごいの???」←先生
そこから、会話がずっと続いたそうですが、
なんか変。
会話がかみ合わない。
食い違ってる・・・。
ナント、相手の方は、出身大学を聞いていたみたい。
出身大学を聞きたかったのに、大学と言う言葉が省略されていたと言う訳です。
こういうコトってよくあります。
言葉1つ取っても、人によって意味のとらえ方が違う。
言葉が省略され、人それぞれの経験やモノの見方により歪曲され、一般化されている・・・。
どちらかが省略・歪曲・一般化に気づけば、違和感や心のすれ違いが防げたりするけれど、気づかないままだと「会話がかみ合わない」「気が合わない」なんてままになるコトって、よ~くある様な気がします。
ちょうど、先日納品させていただいた、連載コラムには、言葉の省略、一般化、歪曲の背景や、防止策を記事にさせていただきました。
今日は、連載コラムに書いた記事にリンクしているようなエピソードが聞け、時代は変わっても、言葉の省略、歪曲、一般化はあるんだな~なんて感じました。
人間である以上、そして人と人が摩擦する以上、起こりえるコトですね。
また気づかせていただきました。
日々感謝☆
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