■司馬遼太郎さんの「洪庵のたいまつ」を読んで、適塾に行ってみました【緒方洪庵】
司馬遼太郎さんの記念館で購入した「二十一世紀に生きる君たちへ」という、書籍の後ろに、「洪庵のたいまつ(明松)」という短編の話がおまけでついています。
わたしは、その話がとっても好きで、大阪にいるなら、一度は緒方洪庵さんに近づいてみたい!そんなコトをずっと思っていました。
洪庵さんという人物は、江戸の末期に生まれた医者。
ドラマ仁を見ている人なら知っているかもしれない。
武田鉄也さんが役をつとめていた、あの人物です。
洪庵さんは、実にすばらしく、名を求めず、利を求めなかった人。
そして、自分の火を塾(敵塾)に通う1人1人へ、たいまつの火を分け与えるように灯し続け、近代の日本の大きな明かりを灯すきっかけになった人。
そんな洪庵さんがたいまつの火を分け続けた場、「適塾(てきじゅく)」に前から行ってみたかった。
写真は適塾・・・。
中には入れなかったけど、
福沢諭吉をはじめ、日本に大きな明かりをともした門下生たちが通っていた学び舎なんだな・・・なんて思ったら、
思わず手を合わせたくなりました。
お金、利益、名誉、地位・・・(みんなよく似たキンキラキンのカラー)。
それは志の後についてくるもの。
そんなカラーを追い求めない・・・。
逆に難しいのかもしれないけれど、
(きれいごとではなく)私も、洪庵派でありたいです。