■持続可能なニッポンへ
仕事前に、着付け自装練習。
かなり大きめの浴衣を、小柄な自分サイズに着つけてみました。
着物は、本当によくできていると思います。
どんなに大きくても、体型に合わないおさがりの着物でも、
無駄にすることなく、工夫次第で自分サイズで着れてしまうのだから。
一昨年、生活に「SDGs」を取り込もうと、
日常生活で実践しながら、仕組みを深く勉強してみたら、
「SDGs」の世の中に向かうことで、実は「SDGs」になっていないことや、
日本のモノづくり産業を衰退させていくことも(雇用も減る)わかり、
SDGsと声を上げなくなりました。
レインボーバッジなんかもつけていましたが、こっぱずかしくなって外しました。
持続可能な取り組みはとても大切なこととは思いますが、
そもそも日本が昔から大切にしてきている生活文化は、
すでに「SDGs」なので、昔ながらのことを大切にしていけば持続可能になると思います。
日本製の良いものを買って、使い捨てをやめたり、
何でも直ぐに捨てないで、捨てるときのことを考えてから物を増やす様にしたり。
極力国産を購入するなど。
まずは、持続可能な日本から。
社会がこういう流れだから…と、ガラッと変えるのも良いけれど、
周りに流され流ことなく、これまでやってきた〝大切なこと〟を守る。
今こそ、自分や国にとって大切なことを何かを見つめ、
変えるものと変えないものを見極める力は
とても必要かと感じます。
…
何事も猛烈に速いスピードで変化変容し流動していく世の中で、
〝変わらないもの、変わらないこと〟というのは、とても貴重だと思います。
変わらないとは、進歩がないとか、冒険しないとか、現状維持でいいということではありません。
それは時代や時流に流されないこと、あるべき姿を守り続けるという事です。
(伊藤由美さん「銀座の矜持」より:株式会社 ワニ・プラス発行)〟
…
以前も、この言葉を引用させていただきましたが、
日本は古い日本書紀の頃から、変えるべきことを変え、守ることは守ってまいりました。
和装は、自分に出来る〝持続可能な日本〟の1つ。
私も、出来ることをやっていきます。