■ウール着物の虫食い穴を修繕してみました
今はものが溢れている時代であり、安くて便利なものが多いので、
壊れた、破れた、古くなった…と言えば新調したり、割と簡単に捨てたりできる世の中になりました。
よく言えば、便利な世の中で、裏を返せば、モノを大事にしない世の中なのかもしれません。
できれば、思い出の物や譲り受けた物、良い物は大切に使いたいです。
昨日、譲り受けたウールの着物。
とてもかわいいデザインで、ただ2か所だけ虫食いの穴があるだけ。
まだまだ着れます。
私は、秋冬に着る着物はほとんどウールを普段着としていますが、ウールは油断をするとすぐに虫が穴をあけてくるんですよ。
そんなことで、修繕してみましょう。
今回使うのは、100均のアイロンで修繕できる修繕布。
これを使います。
色んな色があるといいのですが、わりとモノトーンが売られています。
この着物に近い色は茶色かな。
あて布を乗せて、アイロンでじゅわー。くっつけてみました。
凄く近くで見ないと、穴が開いているなんてわかりません。
まだまだ着れますね。
身体も同じで、こまめなケアや調整、不調が出たら手当てが必要です。あれ?なにか変だぞ…と、気付くには、定期的に運動をしてみたり体操をしてみたりのルーティンが必要です。
着物も同じで、特別な日に着るのではなく、普段着にしてみると、すぐに不調に気付きますよね。
もう少し長生き、がんばっていただきましょう。
ウールの着物さん、よろしくおねがいします。