■【STORY】自反而縮雖千万人吾往矣
幼稚園児の頃の出来事だったので、
5歳位だったと思う。
仲良くしていたケイコちゃんが、
人にうつる病気にかかりしばらく幼稚園を休んでいた。
マミコ先生がスミレ組のみんなに
「ケイコちゃんは病気が治ったし、うつらないから仲良くしてね。」と言ったのだが、
翌日ケイコちゃんが登園しても、周囲はバッチイとかで仲間外れにした。
私は、何もなかったかのようにケイコちゃんと仲良く遊び始めたのだが、
「うつるから離れた方がいい」と取り囲まれ、
それを見て聞いていた彼女は大泣きをした。
そんな言葉は無視していたら、
一緒に仲間はずれになった事がある。
「自反而縮雖千万人吾往矣」は、
〝自らを省みて心にやましいところがなければ、
千万人の反対があっても恐れずに進もう。〟という意味を持つ。
自分をつくったこの基盤は、おそらく幼稚園児の時に養われたと思う。
わたしは偽善者でもなんでもない。
ただ、自分が感じたことを、
その他大勢の意見にのまれたくない頑固者なだけ。
最近、よく似た事があり、幼稚園児の自分を振り返った。
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8月22日にFacebookに投稿した記事がある。
安倍晋三さんが凶弾に倒れた翌日、
大和西大寺に献花に行ったことと、
お盆すぎに靖国神社に行った時、
遊就館の安倍さんコーナーを見た事をひとまとめにした記事。
すると、長文LINEが届く。
安倍晋三さんの事を書いたのが気にさわったそうで、
善人ぶるな、ウケ狙いで安倍晋三のことを書いて(→呼び捨て)友達を辞めさせてもらったと。
もっと勉強した方がいいと。
ウケ狙いなら、愛犬との写真とかキラキラ系の充実した生活の投稿をするだろうし、政治信条が違うくらいで友達やめるなら、そんなの初めから友達ではない。
長渕剛さんが「北海道の土地をを外国に売らないでくれ!」
と言うのを聞いてファンをやめる人は、
最初からファンなんかじゃないし。それと似ている。
(関連動画→香川ライブ)
政治と宗教とプロ野球の話はするな!とはよく言うけれど、
そんな話もできない関係はうわべ。
うわべの付き合いは所詮うわべ。
中途半端に接すれば、中途半端で終わる。
安倍さんの話をしたり
記事を書いて偽善者と思うなら、それでいい。
安倍さんを弔いたいと思う気持ちは心の奥底からの思いで、
日本を守ってくれていたことに感謝したいのも本心だ。
わたしは、まだ安倍さんが亡くなった事が受け入れられないままである。
こんな気持ちは自分しかわからなくていい。
思想は違って当たり前。
みんな同じだったら健全じゃない。
そこをアウフヘーベンしながら…
揺らぎながら…
日本が良くなるように考えていくことが大事なのだ。
文句や悪口は誰だって言えるもの。
安倍さんも、お友達だった方も、
今までありがとう…
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産経のネット版(無料記事)に
阿比留 瑠比さんが
「心ここにあらざれば、視(み)れども見えず」
というコラムを簡潔に書いている。
一度サッと目を通してほしい。
マスコミに騙され、国葬・もりかけ・さくら・宗教云々と言う気持ちも
わからなくもないし問題もあるかもしれないが、
今は、そこじゃない。
日々海に砲射撃やミサイルが撃ち込まれ
尖閣諸島周辺の日本の接続水域や領海に他国の船が侵入するという事態も起きている。
自衛隊トップも「長い自衛官生活で今が一番緊張している」とおっしゃっているくらい日本は今危うい。
沖縄や北海道、日本のあちこちで反対運動をしている方や
アベガーの方たちは、本当に日本のことを思っての言論や行動なら良いが。
他国のプロパガンダかマスコミなど、
なんとなく周りの空気に流されてはいないだろうか。
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これは、時間が経った出来事であり、
怒りも悲しみも残念も無く、
自分の思いを残しておきたくて記録してみた。
自らを省みて心にやましいところがなければ、
千万人の反対があっても恐れずに1歩1歩前に進む。
これからも日本が美しい国であり続けますように。