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合同会社健康サポートプロジェクトです。 10数年にわたって健康経営を推進する企業・団体様向けに健康セミナーや研修コンテンツ等で具体的なサポートをおこなってきました。 福利厚生や労災対策として従業員の方が生活習慣の中で無理なく継続できるエクササイズをご紹介します。

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[歩く旅・走る旅]東海道&中山道を走る旅 Feed

2020年10月25日 (日)

■走る旅:中山道〔33〕中津川~落合 #ランニング

リアルタイムのログではありません。数日前のログになります。

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〝人間一生 物見遊山…〟

これは江戸っ子の人生観を表す言葉。

生まれてきたのは、
この世をあちこち寄り道しながら見物するためであり、
せいぜいあちこち見て、
見聞を広めて友だちを増やし、
死んでいけばいい…と考えていました。
わたしはこの言葉が好きで、自分もそうしたいと思っています。


京都三条大橋から、お江戸日本橋まで
東海道&中山道69次。
江戸時代の人は、江戸から京都までの135里34町余(約540km)㎞を歩いていたそうです。

出張や用事に合わせるので
宿場の順番通りにはいきませんが、西から東へ。
物見遊山しながら…自分の脚で走って一本の道をつなげてみようと、旅をしています。

東海道が太平洋の海岸沿いを通るので「海道」
対して中山道は、東の山中を通過するので「中山道」
東海道とともに日本の二大幹線道で、中山道は近世以前から「東山道」と呼ばれ西国と東国を結ぶ主要道でした。

▼中山道:
江戸・日本橋~東海道・草津宿の67継立(67次)
草津宿と大津宿を含めて69次という場合もあるので、このログ上では、
69次135里24丁8間(約540km)で表記します。


コロナの様子を見ながら、感染予防して
〝うつさない・うつらない〟の心がけをして…

武並〜第46次大井宿〜第45次中津川宿〜第44次落合宿〜第43次馬籠宿〜第42次妻籠宿〜第41次三留野宿〜第40次野尻宿まで。
あちこち寄り道しながら2泊3日で60㎞走ってきました。

1日目は26㎞
2日目は22㎞
3日目は12㎞

とうとう岐阜から長野に入るとあって、アップダウンがありましたが、しんどさを感じさせない宿場や自然の景観、出会う人達のあたたかさに救われました。

今回は2日目の旅のうちの、中津川から落合宿を記録します。
(1つ前の記事:の記事 恵那から中津川までの記事は
こちら→☆☆☆

■中津川から第44次 落合宿(6㎞)

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この日は冷たい雨の日で、まさに雨の中津川。

スタートした時は秋時雨がしょぼしょぼしていましたが、雨雲レーダーによると、先を急がないとシッカリ打たれる予報です。

レインの上を着て防寒し、思い出に刻まれた中津川宿を後に、江戸に向かって前にすすみます。

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人の気配もないとあって中津川から落合に入るまでの峠がちょっと怖くて、途中荷物を降ろし、レインの下とクマグッズ(音の出るものとクマよけスプレー等)をセッティングした時に、〝中津川から妻籠宿まで〟の大切な紙地図を落としてきてしまいました。

この区間は見ごたえのある宿場風景や自然の景観、数々の史跡が残り、楽しみにしていた区間とあって、旅に備えて色々書きこんでいた紙地図だったので、落としたことに気付いた時は、この先の宝地図を落としてしまった悲しさとゴミを出してしまった罪悪感で落胆しました。

しかし、同じ旅仲間が後々捨ててくださるか?紙なので地球に還ることに期待し、スマホのGPSを起動させ要所で現在地と進行方向を確認しながら進むことに。

なので、この先は見落としや行きたかったのに行けなかった場所が沢山あります。

また、お友達やここへ行ってみたい!という方を連れていきたいと思います。

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四ツ目川を渡ります。
とても穏やかな川ですが、かつては暴れ川だったようです。

●高札場

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茶屋坂を登っていくと復元された中津川宿の高札場があります。
高札場の横には階段。
菅原道真を祀った祠(ほこら)。

今日の旅の安全祈願はこの小さな祠にて旅をスタートです。

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坂の上からは、お世話になった中津川の町が見える。
ありがとうと心に中でつぶやきました。

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とにかく坂が多い。
坂を登ると。。。芭蕉句碑。


●芭蕉句碑

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〝山路来てなにやらゆかしすみれ草〟(野ざらし紀行)

春の山路を辿って来て、ふと道端にひっそりと咲くすみれを見つけた。
こんなところにすみれが…と、その可憐さにただ理屈もなく無性に心ひかれることよ。
京都から伏見をへて大津にいたる山路で詠んだそう。

逢坂の関…のあたりだろうか…走ったなー懐かしい。

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少し怒りお顔の馬頭観音様。
怒り顔の方が、苦悩や諸悪を粉砕し、馬が草を食べるように煩悩を食べ尽くし災難を取り除くそうです。


●尾州白木改番所跡

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番所は、ヒノキをはじめとする木曽五木の木材の出荷統制を取り締まった場所。

木曽五木とは、ヒノキ、サワラ、ネズコ、アスナロ、コウヤマキ。
さすが面積の9割は森林におおわれているだけあって優良な木材が扱われていたんですね。


●めだかの学校の歌碑

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心癒されます。

中津川に着くまでは恵那山を前方に見ながら走っていましたが、
中津川を過ぎると今度は後ろに恵那山がついてきます。


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人は誰もいませんが、かわいい石碑が行く道を盛り上げてくれる…

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●子野地蔵石仏群

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昔、このあたりに地蔵堂があったとかで無縁石仏を集めたそうです。
枝垂桜が立派です。

桜が咲くころは、旅人の心を癒していたんでしょうね。

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祠の中には弘法大師様もいらっしゃいます。
ここでも旅の安全を祈願していきました。

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●子野一里塚

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江戸から84里です。
千里の道も一歩から〟と言いますが、先は長いけれど、少しずつ江戸に近づいていますね。

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↑たぶん、子野一里塚からフクロウが並ぶ道の間で地図を落としています。


フクロウさん、知恵の神、長寿の神として幸福な鳥とされています。
フクロウさんにも旅の安全祈願。


●与坂立場跡

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旅人が杖を立てて荷物を降ろして一服した場所ですね。
与坂立場跡にて地図が無いことに気付きましたが、結構上ってきたので引き返して地図を探し、もう一度上る気になれず前に進む。ゴミを出してごめんなさい。

棚田の中を進みます。

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●落合五郎館跡

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●善昌寺

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●門冠の松

樹齢450年なんだそうです。
しかし、道路を作った時に根の部分を傷つけてしまい、450歳にしては成長していないのだとか。

門冠の松を西の方から撮影。
大きなトラックは通れなさそうですね。

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宿場に近づいてきました。
人の気配を感じます。


右手の奥には助け合いの大釜が撮影されています。
地図を落としているので、気付かずに通り過ぎましたが、奇跡的に写り込みラッキーでした。

皇女和宮が江戸に向かう途中で宿場の人が助け合って一行をもてなしたそうで、今は宿場祭の時に大釜でキノコ汁を作ってふるまっているそうです。

この日…雨で寒かったので、お湯でもいい、キノコ汁ならなお良し...あたたかいものを飲みたい感じでした。

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●落合宿本陣

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脇本陣1
旅籠14
家数75

〝木曽路を出てここに出れば、まずわが家に帰り着きたる心地する〟と、
養生訓を書いた貝原益軒が表現した言葉。

貝原益軒は養生訓を呼んだことがあります。

知らなかったのですが、〝貞享2年(1685年)に木曽路を旅したそうで、その時の様子が著書「岐蘇路記」に詳しく書いているそうで…手に入るなら、読んでみたくなりました。

木曽路を抜けると、空が広く感じられ、民家にホッとしたんでしょうね。

本陣は、市川團十郎を追いはぎからかくまった場でもあります。
このあたりも追いはぎなどの山賊が多かったんでしょうね。
私も当時であれば命が無いかもしれません。

他にも、落合宿は〝十三人の刺客〟で決戦地としても書かれていて、目を閉じると行き交うお侍さんたちが見えそうです。

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●落合宿脇本陣

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落合宿の街並み。

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●秋葉の常夜灯と宿場用水

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川本式…川本のポンプは現在も定番ですが、これは旧式でかなり年季が入っていますね。
レトロでかっこいい。

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バス停の名前は木曽路口。
いよいよ山の中へ…木曽路らしくなっていきますよ。

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●落合宿の高札場

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落合川を下桁橋で渡る…先は山の中…。

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落合川堰堤の滝…天気の薄暗さと水量と音がゴウゴウとなり、恐怖が増す…(笑)

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山中薬師寺前
枝垂桜が立派…

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行ってきまーす。山の中へー。

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●落合の石畳

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国の指定史跡です。
当時のまま残っているのは、東海道の箱根と落合の石畳の2か所のみ。
楽しみにしていた石畳も雨だから滑ります。

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雨も風情がありますが
森林過ぎて、雨が石畳まで届きません。
ラッキーです。強い雨ならもっと滑っただろうに。


楽しんでいきましょう♬

この区間の気付きは、紙地図が無いことで、目の前のことに集中できました。
そのぶん、山の中では風の音や動物が動く音、鳴き声。
木の実が落ちる音、自分の息の音がしっかり聞こえました。
実は、数日間この様な環境下にいましたので、大阪に帰ってきたら3つ部屋向こうの音まで聞こえるようになっていました。
研ぎ澄まされるとは、こういう事なんだなという気付きがありました。

たまには、情報が無い中での冒険もいものです。

続きはまた。

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【大切なお友達へ…熊についての注意喚起】

今年は熊の活動範囲が広がっています。
ブナ・コナラ・ミズナラなどの木の実が不作で、山中はもちろん、里の方まで降りてきています。

とくに、秋と春は熊が活動する時期なので、山に入るときは十分に気を付けて準備と対策をしておきましょう。

特に山を楽しむ方や、里山近くで畑仕事をする方は、
10月6日に書いたBLOG記事をよろしければ、読んでみてください→☆☆☆

▼クマに備えるにはどうしたらいいの?→関連記事☆☆☆

▼今年は全国各地でクマ出没情報と事故が多発しています。
新潟県では、10月12日「クマ出没特別警報」を初めて出しました。県民に厳重な警戒を呼びかけています。

▼岐阜県に生息するツキノワグマについて→ https://www.pref.gifu.lg.jp/page/4964.html
▼熊出没情報BLOGリンク→ http://sukeroku.blog55.fc2.com/archives.html

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【ウォーキングやランニングをする上での注意】

●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。

 

【走る旅・アーカイブ】

記事更新中→走る旅: https://kenko-support.lekumo.biz/junkosakata/runtabi_nakasendou.html

2020年10月23日 (金)

■走る旅:中山道〔32〕恵那~中津川 #ランニング

リアルタイムのログではありません。数日前のログになります。

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〝人間一生 物見遊山…〟

これは江戸っ子の人生観を表す言葉。

生まれてきたのは、
この世をあちこち寄り道しながら見物するためであり、
せいぜいあちこち見て、
見聞を広めて友だちを増やし、
死んでいけばいい…と考えていました。
わたしはこの言葉が好きで、自分もそうしたいと思っています。


京都三条大橋から、お江戸日本橋まで
東海道&中山道69次。
江戸時代の人は、江戸から京都までの135里34町余(約540km)㎞を歩いていたそうです。

出張や用事に合わせるので
宿場の順番通りにはいきませんが、西から東へ。
物見遊山しながら…自分の脚で走って一本の道をつなげてみようと、旅をしています。

東海道が太平洋の海岸沿いを通るので「海道」
対して中山道は、東の山中を通過するので「中山道」
東海道とともに日本の二大幹線道で、中山道は近世以前から「東山道」と呼ばれ西国と東国を結ぶ主要道でした。

▼中山道:
江戸・日本橋~東海道・草津宿の67継立(67次)
草津宿と大津宿を含めて69次という場合もあるので、このログ上では、
69次135里24丁8間(約540km)で表記します。


コロナの様子を見ながら、感染予防して
〝うつさない・うつらない〟の心がけをして…

武並〜第46次大井宿〜第45次中津川宿〜第44次落合宿〜第43次馬籠宿〜第42次妻籠宿〜第41次三留野宿〜第40次野尻宿まで。
あちこち寄り道しながら2泊3日で60㎞走ってきました。

1日目は26㎞
2日目は22㎞
3日目は12㎞

とうとう岐阜から長野に入るとあって、アップダウンがありましたが、しんどさを感じさせない宿場や自然の景観、出会う人達のあたたかさに救われました。

今回は1日目の旅のうちの、恵那から中津川を記録します。
(1つ前の記事:の記事 武並~恵那までの記事は
こちら→☆☆☆

■恵那~中津川(16㎞→4㎞程寄り道が加算されています)

大井橋を渡っていよいよ第46次大井宿。

大井橋を渡ったところに、お菓子屋さんの「大津屋」さんがあります。
名古屋から車で乗り付ける人や、県外や地元客で行列になっていました。


この時は、まったく情報が無かったので、宿場のはずれに行列ができててすごいなーくらいにしか思わなかったんですが、中津川の居酒屋で地元の人に聞いた情報によると…

知る人ぞ知る賞味期限たった2時間の〝くり粉餅〟を販売している様です。
地元の人は栗きんとんより、くり粉餅だそうで…。

秋の栗の頃にまた行けるなら〝くり粉餅〟を食べてみたいな。

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●市神神社

宿場に入る前は、敵の侵入を防ぐため道が桝形になっていることが多いのですが、大井宿の入り口にある市神神社のあたりも桝形です。

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●旅館 いち川

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旅籠は一泊二食付き。
木賃宿は、自分で自炊し素泊まり。燃料費だけを支払うシステム。

向こうに見えるは、旅館いち川さん。
旅籠な感じですね。
大井宿には40軒以上の旅籠があったようですが、今はいち川さんだけの様です。

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●大井宿ひしや歴史資料館

庄屋の古民家を資料館として公開している様です。

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●大井宿 林本陣

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旅籠は美濃16宿の中で一番栄えたそうです。

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●大井宿 高札場

高札場の前は五妙坂と言って、とても急でした。

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●明智鉄道高架

〝半分、青い。〟に登場した明智鉄道。
手を伸ばせば届きそうな明智鉄道の高架をくぐり、どんどん坂道を登っていきます。

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石仏も斜めに並んでいるのが、坂の傾斜を表しますね。

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●寺坂の馬頭観音様

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●長石塔


村人の安全祈願のために建てられたとか。
昔から見えない力に応援されていたんですね。
拝むとか祈るって、自分自身の心を復唱することになるし、何を希望しているのか明確になるので、とても大切なことだと中山道の旅を通じて気付かせていただきました。

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●関戸一里塚(江戸から87里)

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●甚平坂公園

根津甚平のお墓付近。根津甚八なら知っている…。
ここからの展望は、ドーンと御嶽山。

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はぁー…雪だ。

去年登ったな。
ほんまよい山だった。
また登りたい。

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どこまでも走っても御嶽山が付いてくる。
えらい遠くまで走ってきてしまった。

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●あきば道常夜燈

燈が無いと、このあたりは真っ暗ですね…

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●広久手坂の馬頭観音

ふつう、馬頭観音は馬のお面を頭にのせてますが、広久手坂の馬頭観音様は三面八臂(お顔が三つ。手が八本)で珍しいのだそう。

美しいですね。
しかも3面とも柔和相で良いお顔です。
旅人の安全祈願を聞いてくれるとか。
思わず手を合わせました。


どんどん木曽に近づくにつれて、馬頭観音が増えています。
このあたりは山道が険しいので、一緒に旅する動物を弔ったり安全祈願したりしたんでしょうね。

柔和なお顔と、怒りのお顔の観音様が居るんだな…という気付きがありました。

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●市境

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中津川に入りました。
どこまでもどこまでも御嶽山がついてきています。
ありがたい。

これが、三留野宿を越えると今度はどんどん中央アルプス・駒ヶ岳が付いてくるんですよ。
贅沢ですよね。

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●鯉ヶ原高札場跡

遺構は全くありません。
手作り看板のみ。
文字がかわゆいです 村の方々ありがとうございます。

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●明治天皇御休憩所 庄屋・篠原家

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●尾州白木改番所跡

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●茄子川村の高札場跡

先ほどの明治天皇御休憩所であった庄屋篠原家あたりの村のための高札場の様です。

ここでようやく気付いたことが。
十三峠から今まで、宿場の出入り口でもない場所に高札場が多かったのは、宿場の高札場ではなくて村の高札場だったと気付く。

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どんどん坂道を登っていきますよー。

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ここきつかった。

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こんなところも中山道…地下歩道。

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●三ツ家の一里塚(江戸から86里)

江戸からは86里ですが、中津川まであと6㎞ちょっとですから、1里とちょっと。
がんばりましょう。

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中央本線を走る列車と並走。


下の写真の奥がリニア新幹線予定ルートなのかな。
地下にリニア新幹線が通ったら、中津川ももっと変わっていくんでしょうね。
期待感と、変わらないでいてほしいという気持ちと…。


地下に新幹線が走るだなんて…想像できないです。
すごいことですよね。
地球さん、地下を掘るのはありですか?

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三面六臂の馬頭観音様。
ちょっと怒り顔。

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●千旦村の高札場跡

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●坂本神社八幡宮

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●六地蔵石碑

石碑の6面に、なんと!お地蔵様が6体彫られています。
珍しいですね。

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中央本線にめっちゃ近いです。

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ここを登って…

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●小石塚の立場跡

馬をつなぎ、荷物をおろし、杖を立て、休憩した場所。

御姫様にかなわぬ恋をしたお侍さんが病死し、後を追うようにお姫様もここに着いたが病死したという伝説を持つ塚。
恋しい塚が小石塚になったのだとか。

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きた!
おいでんさい、なかつがわ。
中津川のマンホール。

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恵那山…ドーン!

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●中津一里塚跡(江戸から85里)

江戸まであと330㎞程度だ。

江戸まで全部の距離は540㎞程度なのですが、すでにこの時点で寄り道しすぎで330㎞くらい旅ランしているという…。

江戸に着くまでに540㎞は軽々越えてしまいそう。
困ったものだな。

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●苗木道道標

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●駒場村の高札場


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石造物

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中津川から下流方面を見渡す。

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いよいよ第45次 中津川宿に入ります。

うだつが沢山上がる街並み、うだつが賑わってますね。

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トラベルは、お得なシステムなのですが、お得だからこそ観光客はちょっとお高い温泉に行ってしまうので、宿場の商店をはじめ、旅籠や木賃宿は大変そうです。→実際大変だとおっしゃってました。

だからこそ、そういう宿場にお金を落として走りたいです。
ずっと元気でいて欲しいから。



●はざま酒造

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恵那山というお酒を造っています。

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うだつがドーン!

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●中津川村庄屋跡

日本アルプスの紹介者であり、日本山岳会のパイオニヤ。
ウォルターウエストンが、恵那山への登山に来たときに滞在したそう。

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●中津川宿 本陣

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●脇本陣・旧森家

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戦国武将、森家。祖先は安土桃山時代に活躍した森長可の一族だそうで、美濃金山城の城主とか。
脇本陣は土蔵とともに一般公開されていて、上段の間に上がらせていただきました。
明治天皇や板垣退助、キリスト宣教師のハミルトン師も立ち寄られたとか。

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はー!落ち着く。

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玄関から庭までドーンと貫通する造りが、宿場の造りならではですね。

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歴史資料館は有料です。
ゆっくり拝見させていただきました。

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古地図と旅日記。
面白かったです。

今でこそ、デジタルの地図アプリで(私は紙地図です…)、旅日記はネットで…ってパターンが多いですが、昔は全部手書きです。
絵心と語彙力が必要ですよね。

しかし、自分もこうやって旅してきた記録をBLOGに付け、写真や紙地図を照らし合わせながら振り返ってると…すごく楽しいんです。
語彙力はつきませんが、旅してきた時間や経験が鮮明に脳裏に刻み込まれていくような感じがします。

頭の中の思考を出力するって大切ですね。

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歌川広重が浮世絵で〝雨の中津川〟を描く様に、めっちゃ雨が降ったら電車で中津川に入る予定で…その時は早く到着できるので皇女和宮様が召し上がったという〝和宮御膳〟を食べたいなーと思っていました。
あいにく雨が降るか降らないか…の微妙な天気でしたので、武並から中津川まで走り、和宮御膳は食べれませんでした。(観光協会に電話すると、和宮御膳を予約してくれるそうです。場所は駅からだいぶん離れていますが)

館長さんに〝和宮御膳、食べたかったんです〟と言ったら、博物館の外のフロアにある和宮御膳のミニチュアの写真撮影をOKしてくださいました。
ちなみに、博物館の中は撮影禁止です。

御膳を見て食べた気になろう。

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●中津川宿の宿泊先:ゲストハウス天満屋さん


天満屋さんでの出来事は、別記事を書いていますので、よろしければ読んでみてください。

中津川 木賃宿とディープな夜

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●栗きんとん発祥の地

もちろん栗きんとん巡りもしました。
その様子も別で記事を書いていますので、よろしければ読んでみてください。

中津川 栗きんとん巡り

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●本町公園 ミニ中山道

本町公園に、中山道六十九次の宿場名が刻まれた石が置かれていて、京都三条大橋(スタート)からお江戸日本橋(ゴール)まで中山道を走破した気分を味わえる場所があります。

その様子も別で記事を書いていますので、よろしければ読んでみてください。

中津川 ミニ中山道

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●五平餅の喜楽

いろいろ寄り道した後は…喜楽さんで五平餅を2つ購入。

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中津川宿を歩いて木賃宿へ帰る…

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長い一日でしたが、盛りだくさんでとっても楽しい旅でした。
こんな面白贅沢な時間を過ごす旅に出させてくれる家族に感謝。

続きはまた。

【大切なお友達へ…熊についての注意喚起】

今年は熊の活動範囲が広がっています。
ブナ・コナラ・ミズナラなどの木の実が不作で、山中はもちろん、里の方まで降りてきています。

とくに、秋と春は熊が活動する時期なので、山に入るときは十分に気を付けて準備と対策をしておきましょう。

特に山を楽しむ方や、里山近くで畑仕事をする方は、
10月6日に書いたBLOG記事をよろしければ、読んでみてください→☆☆☆

▼クマに備えるにはどうしたらいいの?→関連記事☆☆☆

▼今年は全国各地でクマ出没情報と事故が多発しています。
新潟県では、10月12日「クマ出没特別警報」を初めて出しました。県民に厳重な警戒を呼びかけています。

▼岐阜県に生息するツキノワグマについて→ https://www.pref.gifu.lg.jp/page/4964.html
▼熊出没情報BLOGリンク→ http://sukeroku.blog55.fc2.com/archives.html

Tukinowaguma


 

【ウォーキングやランニングをする上での注意】

●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。

 

【走る旅・アーカイブ】

記事更新中→走る旅: https://kenko-support.lekumo.biz/junkosakata/runtabi_nakasendou.html

2020年10月22日 (木)

■走る旅:中山道〔31〕武並~恵那 #ランニング

リアルタイムのログではありません。数日前のログになります。

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〝人間一生 物見遊山…〟

これは江戸っ子の人生観を表す言葉。

生まれてきたのは、
この世をあちこち寄り道しながら見物するためであり、
せいぜいあちこち見て、
見聞を広めて友だちを増やし、
死んでいけばいい…と考えていました。
わたしはこの言葉が好きで、自分もそうしたいと思っています。


京都三条大橋から、お江戸日本橋まで
東海道&中山道69次。
江戸時代の人は、江戸から京都までの135里34町余(約540km)㎞を歩いていたそうです。

出張や用事に合わせるので
宿場の順番通りにはいきませんが、西から東へ。
物見遊山しながら…自分の脚で走って一本の道をつなげてみようと、旅をしています。

東海道が太平洋の海岸沿いを通るので「海道」
対して中山道は、東の山中を通過するので「中山道」
東海道とともに日本の二大幹線道で、中山道は近世以前から「東山道」と呼ばれ西国と東国を結ぶ主要道でした。

▼中山道:
江戸・日本橋~東海道・草津宿の67継立(67次)
草津宿と大津宿を含めて69次という場合もあるので、このログ上では、
69次135里24丁8間(約540km)で表記します。


コロナの様子を見ながら、感染予防して
〝うつさない・うつらない〟の心がけをして…

武並〜第46次大井宿〜第45次中津川宿〜第44次落合宿〜第43次馬籠宿〜第42次妻籠宿〜第41次三留野宿〜第40次野尻宿まで。
あちこち寄り道しながら2泊3日で60㎞走ってきました。

1日目は26㎞
2日目は22㎞
3日目は12㎞

とうとう岐阜から長野に入るとあって、アップダウンがありましたが、しんどさを感じさせない宿場や自然の景観、出会う人達のあたたかさに救われました。

今回は1日目の旅のうちの、武並から恵那までを記録します。
(1つ前の記事:の記事、大湫宿から武並までの記事は
こちら→☆☆☆

■武並~恵那(10㎞)

クマがあちこちで出没していることもあり、朝はわりとゆっくりめに大阪を出ました。
クマの活動時間を避けて峠を越えます。

動物の気持ちになってみました。
前日は雨だったこともあり、雨上がりの翌日はミミズや落ちた木の実を静かに探したいものです。

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関西から岐阜のあたりまで、濃い霧がかかる朝でした。

新幹線の車窓から見る滋賀の近江富士は、雲海が広がっているように見え、まるで富士山のミニチュアの様。

景色を見ながら〝よくここまで走ってきたものだ…〟と自分で自分を褒めたくなってしまいます。

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9時半過ぎに武並駅に到着。

ここまで来るのが結構遠く…、電車の本数もあまりありません。
この先は宿泊をしながら計画的に進まないと帰れなくなりそうです(笑)

武並駅から深萱立場まではおおよそ2㎞。
前回は、深萱立場で終了したので、立場から旧中山道のコースに入ります。

深萱立場は、浅田次郎の〝一路〟で3日目に昼飯の弁当を食べたシーンの場。

その先の十三峠は胸突きに登ったと思えば膝が笑うほどの下り…という木曽口の難所と書かれた場。旅は十三峠の後半から始めます。



●藤村高札場

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藤村高札場は東から大湫宿側に入ってくる方の高札場。
高札場とは、幕府からの掟やルールを掲げた場です。

…と、いうことは。

この先は民家が無い旅路ということです。
がんばりましょう。

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前回の十三峠の続き、紅坂に入っていきます。

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岩が玉ねぎ状に風化しています。
これをボタン岩と言います。

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あちらこちらに牡丹の花が開いてる様で綺麗です。

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わりと走りやすい林道。

しかし、スピードは出しません。
獣と鉢合わせしてしまいそうですから…。

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一里塚が両脇に見えてきました。


●紅坂一里塚

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左の塚。

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右の塚。
立派ですね。

一里塚とは一里ごとに設けられた塚の事。
旅人は一里塚を距離の目安として、一里...あと一里…と前進したのでしょうね。


●竹折高札場跡

この手前の西側に山の下の下街道から続くからの殿様街道(久須美・竹折・岩村城を結ぶ)の入り口がありました。
殿様街道の高札場でしょうか…謎です。

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●乱れ坂と乱橋

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坂や橋が急で、旅人の息も乱れ、女性の裾も乱れ…ということからついた名前で、乱橋の下に流れる川は岩も乱れるくらい急だったとか…。

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急でしたが、それほどでもなかったような気がします。
しかし、昔はこれまで整備されてないので、さぞかしキツイ坂だったんでしょうね。

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●首無し地蔵

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ちょっと怖いエピソード。
地蔵の前で寝ていた2人の殿様に仕えていた雑務をする中間(ちゅうげん)が起きると1人の首が無かったため、〝なぜ、黙ってみている!〟と地蔵の首を切り落とした…という伝説。

昔は峠に山賊とか居そうだものな…。

私は旅のスタートを神社かお寺で安全祈願してからスタートするのですが、十三峠に入ると人が住んでいる気配が全くないので、馬頭観音かお地蔵様にご挨拶してから旅をスタートしています。

今回は、首無し地蔵さまに旅の安全祈願をさせていただきました。


●槇ヶ根追分と槇ヶ根立場

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下街道から上がってくる追分あたりの様子。
そして、立場。

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ここを抜けると一旦、人の気配を感じるような舗装路に出ますが、またすぐに林道に入ります。結構空がひらけているので怖くありません。

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●桜百選の園

春は桜が綺麗なんでしょうね。

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西行の森から恵那山を観る。
西行さんのゆかりの地なのか、西行と名の付く史跡が多いですよ。

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●槇ヶ根一里塚

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右と左、両方の塚が残ります…。
しかし、、、

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どう見ても、草むしりでむしった後の枯れ草を積み上げたようにしか見えない…。

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いえーぃ!抜けた!!峠を抜けた。
そして継母岳と御嶽山。

昨夜の雨は、御嶽山では雪でした。

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はああああー人が住んでいる気配がするheart04

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クマ対策グッズをしまう。。。

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町だ!!!!!

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●中野観音堂

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中山道沿いにあることから、多くの旅人がお参りしたことでしょう。

●浸水防止壁

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田違川の氾濫をせき止めていた壁。
くぼみに板をはめて町に水が入ってくるのを防いだそうです。


●中野村庄屋の家

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黒壁の造りがなんともシックです。屋号は本酒屋。


●五平餅のあまから本店

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恵那駅付近のお楽しみ♬
あまから本店。

このお店は、中山道を先に行く人生の大先輩から教えていただいて〝(先輩が)食べそびれたので、良かったら食べておいで〟とおススメいただいたお店です。

有名みたいで、名古屋ナンバーの車が横付けをしてお持ち帰りしていたり、駐車場を見ると県外からも購入&飲食に来ていました。

メニューを見ると、五平餅定食というのがあり、山積みの五平餅にお味噌汁や香の物がついていて、とっても不思議でした。

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西の人間は、五平餅というとみたらし団子感覚でおやつとして食べるそうなんですが、岐阜の方は五平餅をご飯代わりとして食べるそうです。
だからみそ汁や香の物までついていたんだ!!!

この先の中津川で宿泊したゲストハウス天満屋のオーナーに定食は不思議だと話したら、教えてくれました。

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あまから本店さんの五平餅!
山椒がピリリと効いて、この旅で食べた五平餅の中でナンバー1だった。

お店のスタッフさんが、私の大きなザックとヘルメットを見て、恵那山ですか?と聞くので

〝中山道です。京都三条大橋から少しずつ来ました。ここの五平餅が美味しいと聞いてきました!〟と答えると、本当にうれしそうで、スタッフさん全員に〝気を付けてね!行ってらっしゃい〟と声をかけていただきました。

久しぶりに人としゃべって興奮し、五平餅のおいしさにも感動して、会う人会う人に『これから恵那ならあまから本店さんの五平餅がおすすめ!』と伝えながら東へ進みました。

おいしい五平餅を紹介してくださったN先輩!ありがとうございます。

この後、恵那駅近くの歌川広重博物館による予定でしたが、五平餅のおいしさで頭がいっぱいになり、エンジンがかかって大井宿めがけて走ってしまうことに。

博物館はまたの機会ということですね。

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さてさて、大井橋を越えると、いよいよ大井宿が待ってます!
続きはまた。

【大切なお友達へ…熊についての注意喚起】

今年は熊の活動範囲が広がっています。
ブナ・コナラ・ミズナラなどの木の実が不作で、山中はもちろん、里の方まで降りてきています。

とくに、秋と春は熊が活動する時期なので、山に入るときは十分に気を付けて準備と対策をしておきましょう。

特に山を楽しむ方や、里山近くで畑仕事をする方は、
10月6日に書いたBLOG記事をよろしければ、読んでみてください→☆☆☆

▼クマに備えるにはどうしたらいいの?→関連記事☆☆☆

▼今年は全国各地でクマ出没情報と事故が多発しています。
新潟県では、10月12日「クマ出没特別警報」を初めて出しました。県民に厳重な警戒を呼びかけています。

▼岐阜県に生息するツキノワグマについて→ https://www.pref.gifu.lg.jp/page/4964.html
▼熊出没情報BLOGリンク→ http://sukeroku.blog55.fc2.com/archives.html

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【ウォーキングやランニングをする上での注意】

●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。

 

【走る旅・アーカイブ】

記事更新中→走る旅: https://kenko-support.lekumo.biz/junkosakata/runtabi_nakasendou.html

2020年10月21日 (水)

■【中山道を走る旅・物見遊山】南木曽の熱い夜

旧中山道を走る旅。
今回は、2泊3日を利用し60㎞程度走る。

武並〜第46次大井宿〜第45次中津川宿〜第44次落合宿〜第43次馬籠宿〜第42次妻籠宿〜第41次三留野宿〜第40次野尻宿

2日目は、中津川宿からスタートし、妻籠宿を越え南木曽まで。
美濃から木曽へ…とうとう長野県に入る。



 ―木曽路はすべて山の中である―
(島崎藤村-夜明け前)

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藤村の作品の中の文章にもあるように、コースは山の中だし、宿場は山麓なので、熊出没を意識し薄暗い時間帯や生ごみを出す時間や回収時間を避け、朝は少し遅めにスタートすること。
そして日が暮れる前に旅を終えるという自分ルールを決めている。


中津川宿からスタートし、南木曽までは約20㎞強。
コースは、馬籠宿や妻籠宿を通り、石畳が続く山道や江戸時代さながらの宿場風景が楽しめる中山道のハイライトともいわれる中山道屈指の人気コースである。

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この日は雨。
レインコートを着て、熊に襲われたお友達のアドバイスを聞いて、頭が守れるようにヘルメットをかぶり、熊スプレーを下げ…。
行く姿はとても怪しい。

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昔こそ熊事故があったが、今は海外の方がたくさん来て山歩きをするので、クマの出没はあまり聞かなくなった…だけど、コロナで海外の人もいないので、クマの行動範囲は増えているかもしれないから…と、
『1人旅なら〝正解〟』と怪しい姿を地元の人に褒められる。


平日で雨ということもあり、宿場には人がいても、山道は全くと言っていいくらい人がいない。
そんな山道を、ホイッスルや熊鈴、オリジナルの音を出すやつをこまめに鳴らしながら前に進むのだ。
(雨や川の近くは、音が聞こえにくいので音を大きめに出す。見通しの悪いカーブの手前では必ず必ず音を出す。)


あまり良くない表現かもしれないけれど、前に進んでいくうちに、手塚治虫の漫画ブッダに出てくるアッサジの様に(アッサジは飢えた獣に身を投げ与えて死んでいった)クマに遭遇したら受け入れようという気持ちになるのは不思議であるが、生きたいという意志の表れで安全対策する自分も不思議で、道中の間に何回も気持ちがコロコロ変わっていくのに『人の気持ちは陰と陽だ。』と人生を重ねる。


※道中のレポはまたの機会に別にまとめることにする。


緊張感たっぷりの中、南木曽駅に着いたときはホッとして、そして今回の旅の1番の目的であるTさんご夫婦に再会した瞬間は大興奮。
それもまた陰(安堵)と陽(興奮)だ。

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今回の宿泊する宿は、うちのスタジオのオンラインレッスンを受講してくださる南木曽在住のお客様Tさん一押しでご紹介していただいた〝MOUNTAinn Nagiso〟(長野県南木曽町3465-1)

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中津川宿で泊まった天満屋さんと同じで、スタッフや地元の人が力を合わせて古民家をリノベーションしたゲストハウス。
なんとTさんご夫婦もお手伝いした様だ。

ここ私が塗ったの…という壁を見せていただいた。

木でできたあたたかな造り。
ため息が出るくらい素敵なゲストハウス。

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テラスからは、伊勢山が見える。
伊勢山は伊勢神宮にヒノキを提供した山だ。

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木曽川も見える。

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コロナ過で、今回この素敵なゲストハウスに宿泊するのは私1人。これは勿体なすぎる!

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部屋の窓からも伊勢山と木曽川が見える。
本来であればここは4人まで宿泊できるスペース。(今だけ1人一泊4000円)


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ゲストハウスはシャワーのみの設備なので、Tさんご夫婦が冷え切った体を温めようねと大江戸温泉に連れて行ってくれ、心も身体も温めた。
これは、とてもありがたかった。


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そして、欲しかった〝なぎそねこ〟ヒロ子さんのお店に連れて行っていただく。
※なぎそねこは、ほんまにいい手作り製品なので、私が見つけた日本製として別で記事を書かせていただきました。→☆☆☆

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閉店時間なのにも関わらずシャッターを開けてもらう、Tさんの力(笑)

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0次会始まる。
〝MOUNTAinn Nagiso〟さんが準備してくれたウェルカムドリンク八ヶ岳ビール。
1番最初に飲むビールなんだそう。

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1次会。〝ふくすけ〟さん。おっとり美人のママが美味しい料理を作ってくれる。

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二次会。大間見屋さん。
江坂に居たというダンナさんと50年お店を切り盛りしているお父さん?がニコニコしていたのが癒された。

大間見屋さんでは〝MOUNTAinn Nagiso〟のスタッフの皆さんや、なぎそねこのヒロ子さんも参加…

どんどん人が増えていくが、みなさんソーシャルディスタンスやコロナ対策を意識して、楽しい時間を過ごした。早く、もっともっと密になりたい。

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なぜか?飯田の一二三やまん十がおつまみ。

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〝MOUNTAinn Nagiso〟に戻り、店番していたスタッフさんと〝ふくすけ〟のママも加わり…三次会。
とても楽しい夜になる。
私は、先月クマに遭遇したスタッフさんの話にくぎ付け。

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ここからは、記憶があまりなく…
気が付くと部屋で寝ていた。
緊張感から解放され、とても楽しく呑ませていただき幸せな時間だった。

懐かしい再会や地元の方たちとの出会いは宝である。
コロナが落ち着いたら、南木曽や中山道の人気コースに行きたいというお客様、もしくはお友達をまたここへ連れて来たい!
〝MOUNTAinn Nagiso〟や姉妹店で中山道ウォークと古民家レッスンのイベントを企画しよう。→こんなん、体験してみたいですか?

これからのワクワク感を胸に、南木曽の熱い夜は終わっていくのであった…。
Tさんご夫婦に大変お世話になりました。ありがとうございました。
南木曽の皆さん、ありがとうございました。


MOUNTAinn Nagiso
結い庵
柏屋


【大切なお友達へ…熊についての注意喚起】

今年は熊が、ブナ・コナラ・ミズナラなどの木の実が不作で、山中はもちろん、里の方まで活動範囲が広がっています。

とくに、秋と春は熊が活動する時期なので、山に入るときは十分に気を付けて準備と対策をしておきましょう。

私も、春・秋の期間は行程の計画を考え直します。

特に山を楽しむ方や、里山近くで畑仕事をする方は、
10月6日に書いたBLOG記事をよろしければ、読んでみてください→☆☆☆

▼全国各地でクマ出没情報と事故が多発しています。
新潟県では、10月12日「クマ出没特別警報」を初めて出しました。県民に厳重な警戒を呼びかけています。

▼岐阜県に生息するツキノワグマについて→ https://www.pref.gifu.lg.jp/page/4964.html
▼熊出没情報BLOGリンク→ http://sukeroku.blog55.fc2.com/archives.html

Tukinowaguma


 

【ウォーキングやランニングをする上での注意】

●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。

 

【走る旅・アーカイブ】

記事更新中→走る旅: https://kenko-support.lekumo.biz/junkosakata/runtabi_nakasendou.html

2020年10月18日 (日)

■【中山道を走る旅・物見遊山】中津川 木賃宿とディープな夜

旧中山道を走る旅。
今回は、2泊3日を利用し60㎞程度走る。

武並〜第46次大井宿〜第45次中津川宿〜第44次落合宿〜第43次馬籠宿〜第42次妻籠宿〜第41次三留野宿〜第40次野尻宿

1日目は、武並から十三峠を越えて中津川宿まで。
宿泊は中津川。



私が旅に醍醐味を感じる1つは、地元の人との交流である。


これは、大勢ではなかなか味わうことができない。
1人だからこそなのである。


そんな旅人が集まる中津川の場。

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中津川で一番古い古民家をリノベーションしたゲストハウス天満屋さん。
色々調べてみると…

自分たちの手で地域を起こそうと作った宿。

素敵だな…と思い、中津川へ行ったら天満屋さんに宿泊しようと決めていた。



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宿泊する場はいろいろあるが、中山道を意識していうならば、旅籠(はたご)は一泊二食付き。

天満屋さんは木賃宿(きちんやど)である。

木賃宿とは、自炊する旅人専用の宿で、調理の薪代(今でいう燃料費)だけを払う仕組みの宿。
時代とともに減り、今はあまり見かけなくなったが、旅好きな自分はどこへ行ってもサウナか木賃宿のような場に宿泊することが多い。
個人的に特に木賃宿は大好きである。

(ちなみに天満屋さんはサイトなどを経由せずに直接予約をして3500円だった)

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それは、自分のような旅人が集まって、あまり干渉しない程よい距離感で他愛のない話をしたり、自分の背景を語ったり…
同じような人がいないので世界観がワーッと広がるのである。

今回は私1人だけの宿泊と聞いていたが、昨日突然予約が入ってきたようで2人となった。
バイクで旅をする女性だ。

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今は、コロナ対策で1組だけしか受け付けて無いそうで…

女性の棟にわたしだけ。

男性の棟に、バイクで旅してる女性だけ。

こんな素敵なお宿に、2人だけって…贅沢だけれど、これでいいのか?と思ってしまった。
コロナ過で色々大変だが、また中津川に来たら必ず天満屋さんにリピートしよう!

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共有スペースで買ってきた五平餅を食べながら、旅人の情報交換が始まる。

お互いに世界が違いすぎて驚き合うけれど、知らなかったことを知れて、
それぞれ、自分の状況にずらしながら、やってみたいことや、行ってみたいことが増えるね!と盛り上がる。

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夜は天満屋さんのオーナーオススメの居酒屋『二合半』で、カウンターにいたこの先の旅路に住む人とお話しさせていただき、地域の情報を知る。

今年は山から降りてくる熊が多くて、もうすでに30頭捕獲されてるから気をつけてと。
お酒の席だが、本当に気が引き締まった。

後から知るのだが、南木曽でお世話になった方々が声をそろえて『二合半へ行ったのか!やるなぁ!』と。

二合半は地元の人たちが知る名店なのであった。

どおりでお酒もマスターが作ったお料理も、マスターの奥さんの話も面白いはずだ。

たくさん食べたのに写真を撮り忘れる…。

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1年前に英語表記のメニューを作ったのに、1回しか活躍してないとお店の奥さんが笑っていた。
ほんまに、コロナがどこかへ行ってほしい。

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一人ぼっちの旅だからこそ人恋しくて、旅先での出会いがほんま楽しいしありがたく感じる。
そして、一人旅で出会う人が自分の宝になっていく…のは今までもこれからも間違いない。

中津川のみなさん、ありがとう。

【大切なお友達へ…熊についての注意喚起】

今年は熊が、ブナ・コナラ・ミズナラなどの木の実が不作で、山中はもちろん、里の方まで活動範囲が広がっています。

とくに、秋と春は熊が活動する時期なので、山に入るときは十分に気を付けて準備と対策をしておきましょう。

私も、春・秋の期間は行程の計画を考え直します。

特に山を楽しむ方や、里山近くで畑仕事をする方は、
10月6日に書いたBLOG記事をよろしければ、読んでみてください→☆☆☆

▼全国各地でクマ出没情報と事故が多発しています。
新潟県では、10月12日「クマ出没特別警報」を初めて出しました。県民に厳重な警戒を呼びかけています。

▼岐阜県に生息するツキノワグマについて→ https://www.pref.gifu.lg.jp/page/4964.html
▼熊出没情報BLOGリンク→ http://sukeroku.blog55.fc2.com/archives.html

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【ウォーキングやランニングをする上での注意】

●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。

 

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■【中山道を走る旅・物見遊山】中津川・ミニ中山道

旧中山道を走る旅。
今回は、2泊3日を利用し60㎞程度走る。

武並〜第46次大井宿〜第45次中津川宿〜第44次落合宿〜第43次馬籠宿〜第42次妻籠宿〜第41次三留野宿〜第40次野尻宿

1日目は、武並から十三峠を越えて中津川宿まで。
宿泊は中津川。



中山道で西から東へ中津川宿へ入るとき、中津川橋を渡ったあとにルートを外れて200m少し北へ行った先に本町公園がある。




そこには900mほどの小さな遊歩道があり、順に中山道六十九次の宿場名が刻まれた石が置かれていて、京都三条大橋(スタート)からお江戸日本橋(ゴール)まで中山道を走破した気分を味わえるミニ中山道がある。

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なんと、ここは…中津川駅から分岐していた旧本州製紙中津川工場専用線の廃線敷を利用した遊歩道なのだとか。

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公園の中央には、中津川機関区に所属し引退した蒸気機関車D51 266号機が眠っていた。人間が作った機械のうちで、最も生き物に近いと言われているデゴイチ。

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中山道と、廃線敷が交差する…何とも言えない味わい深い場所。

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中山道から廃線敷を見下ろしてみる…。少し前の方たちも、ここから電車が走る様子を見下ろしていたのかな…なんて想像。


遊歩道の脇の池には、バイカモも栽培していて、醒ヶ井宿で見た鮮やかな緑と可憐な白い花を思い出させる。

これまで走ってきた道のりでの記憶が1つ1つ蘇る。



ただルートをなぞるだけなら距離も伸びるしもっと早く先へ行けるだろうが、自分の場合、ただ走破した!楽しかった!という記憶だけで、あまり何も残らないのだ…。

自分で調べたり、その道の方々に聞いたりして、少しずつ地域の人やモノに触れながら自分の宝とし心と体を動かしながらゆっくり行きたいと、
まだまだ先の長い旅への思いをミニ中山道を走りながら感じた。

遊歩道を行って帰って…で、中山道の旅は2㎞程度増えたが、ミニ中山道での時間はとても大切だった。

【大切なお友達へ…熊についての注意喚起】

今年は熊が、ブナ・コナラ・ミズナラなどの木の実が不作で、山中はもちろん、里の方まで活動範囲が広がっています。

とくに、秋と春は熊が活動する時期なので、山に入るときは十分に気を付けて準備と対策をしておきましょう。

私も、春・秋の期間は行程の計画を考え直します。

特に山を楽しむ方や、里山近くで畑仕事をする方は、
10月6日に書いたBLOG記事をよろしければ、読んでみてください→☆☆☆

▼全国各地でクマ出没情報と事故が多発しています。
新潟県では、10月12日「クマ出没特別警報」を初めて出しました。県民に厳重な警戒を呼びかけています。

▼岐阜県に生息するツキノワグマについて→ https://www.pref.gifu.lg.jp/page/4964.html
▼熊出没情報BLOGリンク→ http://sukeroku.blog55.fc2.com/archives.html

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【ウォーキングやランニングをする上での注意】

●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。

 

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■【中山道を走る旅・物見遊山】中津川・栗きんとん巡り #ランニング

旧中山道を走る旅。
今回は、2泊3日を利用し60㎞程度走る。

武並〜第46次大井宿〜第45次中津川宿〜第44次落合宿〜第43次馬籠宿〜第42次妻籠宿〜第41次三留野宿〜第40次野尻宿

1日目は、武並から十三峠を越えて中津川宿まで。
本記事は中津川での栗きんとん巡りを記録する。



恵那から中津川の旧中山道を歩くと、寂しい道にひときわにぎわうお店がポツンポツンとある。

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店前には、名古屋ナンバーの車も停まり、入り口から外にかけて長蛇の列。
中津川に入ってくると、和菓子店のショッピングバックをいくつも下げた人が楽しそうに歩く…

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今年も栗きんとんの季節がやってきた。


中津川は和菓子屋さんが多いのだが、9月から栗の季節になると一斉に栗きんとんを作り始めるので、栗きんとん巡りができるというわけだ。

中津川は栗きんとん発祥の地。
(写真は駅前にある石碑)

中津川周辺の人々は、秋になると山栗収穫し、栗をゆでたり焼いたりして食べたりしていた。

やがて砂糖が一般の家庭でも使えるようになると、蒸した栗をすり鉢でつぶし、砂糖を混ぜて餅やごはんなどにかけて食べたよう。
それを、茶巾で絞ったものが栗きんとんの始まり。

お店によって、栗のすりつぶし加減や砂糖の量などによって味や食感が微妙に違うのだ。→中津川出身の方に教えていただいた。

旧中山道を走る旅も、ちょうど栗きんとんが旬な季節に中津川を通過するので、栗きんとん巡りをしようと決めた。
(本来の予定は、栗きんとん巡りと、レンタサイクルを借りて苗木城へ登るつもりだったが、苗木城までの橋のところに熊出没情報があり、城めぐりは次までの持ち越し課題となった。)

駅前のにぎわい館には、名店の栗きんとんが詰まった〝栗きんとん巡り〟という箱モノが販売されているが、人気であり、私が行ったころには〝本日完売〟だった。

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バラでも売ってくれるので、色々買ってみる。新杵堂、七福、美濃屋、新玄堂、しん…。1つ248円ほど。

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そして、直接お店で栗きんとんの二大巨匠と言われる、『すや』と『川上屋』の行列に参加…。

どれも、とっても美味しいが、私の好みは栗の食感が残る『七福』の栗きんとん。それから新杵堂のも栗の風味が強くて好きだ。

ほかにも栗きんとんソフトクリームを食べたが、写真を撮る前に口をつけてしまうぐらいお腹が空いていたので写真はなし。これは400円。

食べそびれたが、地元の方の情報によれば、栗きんとんよりも栗小餅が絶品だとか。

秋の季節、栗きんとん巡りをしながら中津川の地歌舞伎や苗木城に触れるのもよいなーと思ったので、またの機会にぜひに来ようと思う。

中津川は将来リニア新幹線が地下に通り、まだまだ変わって賑わっていくんだろうなぁ…という希望と、このままの中津川でいて…という思いを混沌とさせながら、中津川を栗きんとんを楽しんだ。

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【大切なお友達へ…熊についての注意喚起】

今年は熊が、ブナ・コナラ・ミズナラなどの木の実が不作で、山中はもちろん、里の方まで活動範囲が広がっています。

とくに、秋と春は熊が活動する時期なので、山に入るときは十分に気を付けて準備と対策をしておきましょう。

私も、春・秋の期間は行程の計画を考え直します。

特に山を楽しむ方や、里山近くで畑仕事をする方は、
10月6日に書いたBLOG記事をよろしければ、読んでみてください→☆☆☆

▼全国各地でクマ出没情報と事故が多発しています。
新潟県では、10月12日「クマ出没特別警報」を初めて出しました。県民に厳重な警戒を呼びかけています。

▼岐阜県に生息するツキノワグマについて→ https://www.pref.gifu.lg.jp/page/4964.html
▼熊出没情報BLOGリンク→ http://sukeroku.blog55.fc2.com/archives.html

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【ウォーキングやランニングをする上での注意】

●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。

 

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2020年10月12日 (月)

■走る旅:中山道〔30〕第47次 大湫宿~武並 #ランニング

リアルタイムのログではありません。数日前のログになります。

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〝人間一生 物見遊山…〟

これは江戸っ子の人生観を表す言葉。

生まれてきたのは、
この世をあちこち寄り道しながら見物するためであり、
せいぜいあちこち見て、
見聞を広めて友だちを増やし、
死んでいけばいい…と考えていました。
わたしはこの言葉が好きで、自分もそうしたいと思っています。


京都三条大橋から、お江戸日本橋まで
東海道&中山道69次。
江戸時代の人は、江戸から京都までの135里34町余(約540km)㎞を歩いていたそうです。

出張や用事に合わせるので
宿場の順番通りにはいきませんが、西から東へ。
物見遊山しながら…自分の脚で走って一本の道をつなげてみようと、旅をしています。

東海道が太平洋の海岸沿いを通るので「海道」
対して中山道は、東の山中を通過するので「中山道」
東海道とともに日本の二大幹線道で、中山道は近世以前から「東山道」と呼ばれ西国と東国を結ぶ主要道でした。

▼中山道:
江戸・日本橋~東海道・草津宿の67継立(67次)
草津宿と大津宿を含めて69次という場合もあるので、このログ上では、
69次135里24丁8間(約540km)で表記します。


コロナの様子を見ながら、感染予防して
〝うつさない・うつらない〟の心がけをして
名鉄広見線 御嵩駅~御嵩宿~細久手宿~大湫宿~中央線 武並駅まで
26㎞走ってきました。

峠が多く、アップダウンもあり、とてもハードなコースでした。

大湫宿~深萱立場までを記録します。
(1つ前の記事:細久手宿~大湫宿の記事は
こちら→☆☆☆

■大湫宿~深萱立場~武並駅(6㎞)

大湫宿を後にして東へ…恵那を目指します。

しかし、風の具合や匂い、雲の流れを見ると
今にも雨が降りそう。

頭の中で行動予定をパチパチ組み立てなおしながら前に進みます。

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御嵩を離れるときに、

〝中山道はここより大井宿まで30㎞幹線道・鉄道を外れて山間を行きます。
途中食堂や商店・宿泊所などありません。
十分な準備下調べで前にお進みください〟

という看板がありましたが、

大井宿を超えるまでは、中山道から幹線道や・鉄道まではかなり離れているし
道なき山の中を下らないといけないので、
エスケープできるところをあらかじめチェックしておくことは必須です。

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これより十三峠。

十三峠におまけが七つ…坂は33…
と言われるくらい、いくつのも坂が連発します。

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中津川の宿場へ問い合わせたとき、
〝今年は熊の出没が多いのでお気をつけてお越しください〟とのことで、
緊張が走ります。

色々看板や見どころがあったのでしょうが、
先を急いで写真少な目。

山ノ神坂…八丁坂…曽根松坂…樫の木坂…吾郎坂…権現坂…観音坂…新道坂…茶屋坂…みちじろ坂…西坂…
十三峠なので、まだまだ坂が続きます。
おまけもあるとのことで。

坂道でお腹いっぱいになりそう(笑)

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あちこちに注意喚起。

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●十三峠の三十三観音

ここでは本気で安全のお祈りしました。

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●阿波谷の茶屋跡

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また…

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ゴルフ場の隣が中山道。
熊の棲家にゴルフ場を作っちゃったんでしょうか。
標高600mくらいの山の向こうは木曽川。
山を挟んで北が木曽川。
南がゴルフ場になります。


中山道を先のゆく大先輩が
〝ゴルフボールに気を付けて〟とおっしゃるだけあって、

ゴルフカートが通るような道になっています。

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ここは中山道とカート道の分岐ですね。↓

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●十三峠の巡礼水

巡礼の旅人がここで病気になったけれど、
念仏によって水が湧き出て命が助かったと言われる清水。

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巡礼水を越えたあたりで、東から細久手に行くという方とお会いし、
情報を共有しあいまいした。
東の方は、この先、熊や猿には会わなかったけれど人がいないよと。
私は、犬訓練所の手前で野犬に出合ったこと。

人の気配が無いので、お互いに人恋しいのか、
結構話し込みました。

気を付けて道中楽しみましょうとお別れ。
昔の旅人も、きっとこんな感じで会話していたんでしょうね。

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あ!気が付けばゴルフボール。
気が付くと周囲はゴルフボールがゴロゴロ。
ボールにも気を付けよう。

●権現山一里塚

針葉樹林の手前に左右に残る一里塚。
江戸時代は塚の上に松が植えられていたそうです。

山の中の写真はあまりありませんが、この先石畳が続きます。
苔むしているので
滑らないように…慎重に行きます。

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西から東へ
左の塚。

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西から東へ
右の塚。

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●炭焼立場

吾郎坂を越えると、ほんまにほんまに少しだけ民家。
誰もいませんが…。

炭焼立場の立場は、馬のつなぎ場を備えた休憩所だったようです。
昔は湧水が利用されていて旅人や馬が憩っていた場だそう。

炭焼立場を越えルートを外れると権現山に登ってける参道がありますが、スルーです。
権現山城という山城があったそうで、山城跡に興味がある私は残念無念。
熊出没の心配が居なかったら行くんだけどなぁ。

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●大久後観音像

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大久後の集落です。
観音様がお守りしているんでしょうね。

田畑が見えますね。

今年は木の実が凶作で、山裾の田畑にも獣が出てますので、
山裾注意です。

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●観音坂の馬頭観音

かわいいです。
赤い帽子をかぶっています。
馬のアタマは見えませんでしたが、大切に帽子をかぶせたんでしょうか。
お地蔵さまにしか見えないです。

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●市境の中山道碑

瑞浪市と恵那市の境界線ですよ。
恵那市に入りました。

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●ばばが茶屋跡

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●もみじろ峠

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あと7㎞くらいで大井宿ですが、山の7㎞は平地と比べ物にならないですし、
雨もぽつぽつ来そうで、深萱立場(ふかがやたてば)にて
中山道を外れ、県道を武並駅に向かって走りました。

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下っていくのかと思ったら、結構上った記憶が。

途中、雨が降ってきて、
駅に着いた頃にはザーザー降りに変わり、

セーフといった感じでした。

風や匂いや雲の流れに素直に従ってよかった。

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帰宅したら、南木曽にいらっしゃるお客様からパンフレットが届いていました。

ありがたいです。
もうすぐ、会えるかな。

南木曽で地域おこしに頑張っている皆さんを応援してきます。
そして、その先の行程は季節などのタイミングを練り直したいと思います。

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熊や獣の餌付けについても、もう一度勉強しなおしています。

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熊については、
学べば学ぶほど、
里の近くで
人とともに(身を潜めて)暮らしてきたことがわかりました。

自分が思ったのは、
もっと謙虚な気持ちで山に入らせていただこう…ということ。
獣たちの棲家に入らせていただいているということを
常に忘れずに。

なので、ナウシカの〝こわくないよ〟ってセリフのように

熊!出てくるなよ!…ではなく
すみません、ちょっと通らせていただきます。何もしません…こんな感じ。


今回出合ってしまった野犬も、元をたどれば飼い犬だったかもしれない
(お母さんか、お父さん、もしくはおじいちゃんか、おばあちゃん、ひょっとしたら鉢合わせたワンちゃんが飼い犬だったかも)
人の都合で、飼って手放して…野犬になっていく。


人間本位でなく、
山に入ったら動物たちの気持ちにほんの少し寄ってみると、
彼らの行動が少しわかるような気がするんじゃないかと今回の旅で思いました。
(まだまだわからないけど)

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最後、お寺や神社が無かったので、旅のお礼を伝えられませんでしたが、
沢山の馬頭観音様やお地蔵さまに見守られた旅でした。

とにもかくにも、
今回の旅も、無事で。
ありがとうございました。

【大切なお友達へ…熊についての注意喚起】

今回のコースでは熊には出会いませんでしたが、カモシカ、イノシシ、野犬(飼い犬かもですが…山に逃げていきました)、キジ、蛇やムカデなど。
沢山の動物に遭遇しました。

熊については、今年はブナ・コナラ・ミズナラなどの木の実が不作で、山中はもちろん、里の方まで活動範囲が広がっています。

とくに、秋と春は熊が活動する時期なので、山に入るときは十分に気を付けて準備と対策をしておきましょう。

私も、春・秋の期間は行程の計画を考え直します。

特に山を楽しむ方や、里山近くで畑仕事をする方は、
10月6日に書いたBLOG記事をよろしければ、読んでみてください→☆☆☆

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▼今年は全国各地でクマ出没情報と事故が多発しています。
新潟県では、10月12日「クマ出没特別警報」を初めて出しました。県民に厳重な警戒を呼びかけています。

▼岐阜県に生息するツキノワグマについて→ https://www.pref.gifu.lg.jp/page/4964.html
▼熊出没情報BLOGリンク→ http://sukeroku.blog55.fc2.com/archives.html

Tukinowaguma


 

【ウォーキングやランニングをする上での注意】

●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。

 

【走る旅・アーカイブ】

記事更新中→走る旅: https://kenko-support.lekumo.biz/junkosakata/runtabi_nakasendou.html

2020年10月11日 (日)

■走る旅:中山道〔29〕第48次 細久手宿~第47次 大湫宿

※リアルタイムのログではありません。数日前のログになります。

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〝人間一生 物見遊山…〟

これは江戸っ子の人生観を表す言葉。

生まれてきたのは、
この世をあちこち寄り道しながら見物するためであり、
せいぜいあちこち見て、
見聞を広めて友だちを増やし、
死んでいけばいい…と考えていました。
わたしはこの言葉が好きで、自分もそうしたいと思っています。


京都三条大橋から、お江戸日本橋まで
東海道&中山道69次。
江戸時代の人は、江戸から京都までの135里34町余(約540km)㎞を歩いていたそうです。

出張や用事に合わせるので
宿場の順番通りにはいきませんが、西から東へ。
物見遊山しながら…自分の脚で走って一本の道をつなげてみようと、旅をしています。

東海道が太平洋の海岸沿いを通るので「海道」
対して中山道は、東の山中を通過するので「中山道」
東海道とともに日本の二大幹線道で、中山道は近世以前から「東山道」と呼ばれ西国と東国を結ぶ主要道でした。

▼中山道:
江戸・日本橋~東海道・草津宿の67継立(67次)
草津宿と大津宿を含めて69次という場合もあるので、このログ上では、
69次135里24丁8間(約540km)で表記します。


コロナの様子を見ながら、感染予防して
〝うつさない・うつらない〟の心がけをして
名鉄広見線 御嵩駅~御嵩宿~細久手宿~大湫宿~中央線 武並駅まで
26㎞走ってきました。

峠が多く、アップダウンもあり、とてもハードなコースでした。

細久手宿~大湫宿までを記録します。
(1つ前の記事:御嵩宿~細久手宿 その②の記事は
こちら→☆☆☆

■細久手宿~大湫宿(7㎞)

窪地のことを〝久手〟というそうです。

ほそくて…
おおくて…

このあたりの宿場は〝〇〇くて〟という呼び名で
不思議です。

美濃高原の窪地にある小さな宿場、細久手を後にし、
東へ…大湫宿を目指します。

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●奥野田一里塚


なにげに標高も上がってきていまして、
547mの高根山のピークも近いです。

そんなあたりにモーター場があるのか?
エンジンを前回に吹かす爆音が聞こえます。



宿場から整備された県道が続いていますが、
車の通りはほとんどなく、パトカーが1台
私の怪しさに…往復していました。


しばらく走ると両側にこんもりとした一里塚が残ります。
奥野田一里塚です。
一里塚の上に登れたり、一周回れたりするようです。


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西から走って左側の一里塚。

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西から走って右側の一里塚。

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※一里塚とは:一里(3.9m)ごとに置かれた目印の塚。


●ハナノキ自生地

ハナノキとは、カエデ科カエデ属の落葉高木。
4月に花が咲き、秋にはカエデのように色づいて紅葉するそうです。

紅葉はまだまだ先ですね。

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●弁天池

カキツバタ、スイレン、ヒツジ草が自生する弁天池。
弁財天の祠(今、お祀りされているのは庚申像)もあり、
絵画・モネの池のように神秘的。


池では、研究者らしい人が昆虫を採取していました。

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●天神坂

弁財天の池からは上り坂。
写真はピークにある看板です。

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しばらくは緩やかな暁坂。
じっくりのぼっていきます。

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●暁坂の馬頭観音

お顔が三面。
そして頭には馬。ちょっと変わった馬頭観音様。


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●天神辻の地蔵尊

辻とは交差点。

私は東へと進みますが
天神の辻を北に行くと、北野という集落に行きます。

そうそう、交差点…ですが、
今回のルートは山の中なので信号が全くないなぁ。


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●一つ茶屋跡

一つ屋立場付近。
茶屋があって、旅人たちが杖を立てて、
休憩しながらお茶をいただいていたんでしょうか。

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●国際犬訓練所

熊鈴をつけて走っているので、
国際犬訓練所付近になると

ワンちゃんの大合唱が始まります。

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犬訓練校を過ぎてしばらく走ると、
白い大きな犬が道路をふさいでいました。

もちろん首輪はつけていません。
野犬でしょうか…。


背中を向けると、襲われる確率も高いので
後ずさりして、通り過ぎるのを待ちました。


しばらく動かずに

お互いの様子をうかがう感じ。
ずっと眼を合わせたまま…。
(熊の場合、目を合わせると威嚇しているといい、
目をそらしたほうが良いとか、そらさないほうがいいとか言いますが…

うちのワンちゃんとじゃれあっている時、
目をそらすととびかかってくるので、犬は目をそらさないほうが良いのかと判断。)


野犬から死角になる場所になるまで後ずさって、犬訓練校へ駆け込む…。
中を訪ねても大音量のラジオなのか?なんなのか?…
あと、多頭の犬の鳴き声だけで誰も出てこない…(泣)


仕方ないので、野犬が立ち去っていることを祈りながら
野犬と鉢合わせた場所までジリジリ進んでみる。







まだいるーーーーーー!
カタカタカタ(((;゚;Д;゚;)))カタカタカタ





でも、よく見ると…
耳を下げていて臆病そうな感じ。
眼も哀愁がある。〝去らぬなら 去るまで待とう ホトトギス〟

立ち去るのを待ってみよう…我慢比べ。


しばらく待つと南の山奥へ逃げていきました。

まだそばにいるかもしれないので、
少し時間をつぶして居ないのを確認してから先を急ぎました。


付近には養鶏所があるし、
野犬が居てもおかしくない。
ほんまに群れでなくて良かったです。

ここまで来るまでに、イノシシ、カモシカ、蛇、ムカデなど、
色んな動物に会いましたが、
一番怖かったし緊張しました。


●琵琶峠

緊張感解けることなくふたたび緊張が続く…琵琶峠。

美濃の一番の高所、標高540mを
西側からは83mのぼり東へ53m下ります。

距離は1㎞ちょっと。
石畳が続きます。
琵琶峠は、
昔の書物にも高所&難所と記されているほど。

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こんなかわいい焼き物が彼方此方にありますが、
難所とは…可愛さとは裏腹ですね。

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石畳が続きます。

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どこまでも…。石畳。

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これ…敷いた人すごいな。



先に八瀬沢一里塚が見えてきました。


●八瀬沢一里塚

左右にとても立派な塚が残っています。

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●琵琶峠頂上の馬頭観音


住み慣れし
都路出でて
けふいくひ
いそぐもつらさ
東路の旅

皇女・和宮さまの歌。
ああ、わかる!この心情…


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鼻歌をうたいながら琵琶峠を下ってきました。
峠の終りが見えるとホッとします。

馬頭観音様が、おつかれさん!と言っているような。

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ここを下ってきました。

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●中山道の二つ岩

一枚目…烏帽子岩。

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二枚目…母衣岩(ほろいわ)

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●大洞の馬頭観音様

あと少し、お守りくださいね。

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馬頭観音を過ぎると、人が住んでいる気配。
あれれ…人が寝ている。
旅人でしょうか。
人がいるとホッとしますが、これはこれで怖い。



看板を見ると、大湫の文字が〝大久手〟になっています。
この宿場も、〝くて〟(窪地)
美濃高原の窪地なんですね。

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●高札場

高札場が見えてきました。

高札場とは幕府のルールや掟を掲げた場。
宿場は規則を守って利用しましょう…ですね。

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街並み…しずか…すぎる…

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●大湫伸明神社

天然記念物の大杉があるはずでした。
大湫宿のシンボルです。
名物の大杉は、今年の大雨で倒れてしまったようです。

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●旧森川善章家住宅

旧森川善章家住宅は、宿場の問屋を務めた森川氏の住宅で、
森川一族の中でも新しい分家であったために「新森」と呼ばれ、
旅籠としても使用されたようです。
建物は明治26年の建築。
昭和50年代まで住居として使用され、一部は改修がなされているものの、明治期の民家としての面影をよく残しており、宿場の町並みを構成する重要な建物。
瑞浪市HPより 一部抜粋)

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通常は観光案内所になっていますが、ただいま絶賛工事中でした。
そんなことで、大湫宿は杉が倒れ、旅籠は工事中で、
見どころがほとんどなく、通過することに。

下の写真は、瑞浪市ホームページより。
実際はこんな感じだったようです。
新しく生まれ変わって賑わいを見せてくれたらなーと思います。

Photo

●大湫宿脇本陣

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●大湫宿本陣跡

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脇本陣1
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家の半分が旅籠だった宿場だそうです。

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本陣の跡地は小学校の、これまた跡地です。
皇女和宮様の歌碑が残っています。

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大湫宿をあとにし、
十三峠に向かいます。

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十三峠におまけが七つ…
と言われるくらい、いくつのも坂が連発します。

そして熊の出没注意ポイントと、
(中津川の宿場に問い合わせたら、この先今年は熊の出没多いので気を付けるようにとのこと)

中山道を先に行く先輩が、ゴルフ場の横を進むから
ゴルフボールに気を付けて…ということで、

色々注意ポイントですね。
次は恵那に向かって進みます。
がんばりどころですよ。

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【大切なお友達へ…熊についての注意喚起】

今回のコースでは熊には出会いませんでしたが、カモシカ、イノシシ、野犬(飼い犬かもですが…山に逃げていきました)、キジ、蛇やムカデなど。
沢山の動物に遭遇しました。

熊については、今年はブナ・コナラ・ミズナラなどの木の実が不作で、山中はもちろん、里の方まで活動範囲が広がっています。

とくに、秋と春は熊が活動する時期なので、山に入るときは十分に気を付けて準備と対策をしておきましょう。

私も、春・秋の期間は行程の計画を考え直します。

特に山を楽しむ方や、里山近くで畑仕事をする方は、
10月6日に書いたBLOG記事をよろしければ、読んでみてください→☆☆☆

Tukinowaguma


 

【ウォーキングやランニングをする上での注意】

●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。

 

【走る旅・アーカイブ】

記事更新中→走る旅: https://kenko-support.lekumo.biz/junkosakata/runtabi_nakasendou.html

2020年10月10日 (土)

■走る旅:中山道〔28〕第49次 御嶽宿~第48次 細久手宿その②

※リアルタイムのログではありません。数日前のログになります。

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〝人間一生 物見遊山…〟

これは江戸っ子の人生観を表す言葉。

生まれてきたのは、
この世をあちこち寄り道しながら見物するためであり、
せいぜいあちこち見て、
見聞を広めて友だちを増やし、
死んでいけばいい…と考えていました。
わたしはこの言葉が好きで、自分もそうしたいと思っています。


京都三条大橋から、お江戸日本橋まで
東海道&中山道69次。
江戸時代の人は、江戸から京都までの135里34町余(約540km)㎞を歩いていたそうです。

出張や用事に合わせるので
宿場の順番通りにはいきませんが、西から東へ。
物見遊山しながら…自分の脚で走って一本の道をつなげてみようと、旅をしています。

東海道が太平洋の海岸沿いを通るので「海道」
対して中山道は、東の山中を通過するので「中山道」
東海道とともに日本の二大幹線道で、中山道は近世以前から「東山道」と呼ばれ西国と東国を結ぶ主要道でした。

▼中山道:
江戸・日本橋~東海道・草津宿の67継立(67次)
草津宿と大津宿を含めて69次という場合もあるので、このログ上では、
69次135里24丁8間(約540km)で表記します。


コロナの様子を見ながら、感染予防して
〝うつさない・うつらない〟の心がけをして
名鉄広見線 御嵩駅~御嵩宿~細久手宿~大湫宿~中央線 武並駅まで
26㎞走ってきました。

峠が連続し、アップダウンがあり、とてもハードなコースでした。

御嶽宿~細久手宿は、12㎞と距離が長く記録の容量も多くなるので、
この記事を「その②」として、
森のケーキ香房birthday〝ラ・プロバンス〟から細久手宿までを記録します。
(1つ前のルート 御嵩宿からラ・プロバンスの記録はこちら→☆☆☆

■ラ・プロバンス~細久手宿(7㎞)

●スタート:

ラ・プロバンスでの休憩は心身ともに満たされました。

長い旅は、途中で休憩したり、栄養補給したり…が、大切ですね。

人生も走り続けるのも良いですが、

途中でこまめに休憩したり、長く長く休んだり、
寄り道したり、美味しいもの食べたり、
たまにはゆっくり歩いたり…

緩急と、マイペースが必要だなと思います。

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素敵な森のカフェをあとに、再び山の中を東に向かって走ります。


●馬の水飲み場

旅路を行く馬が水を飲んだ場所です。

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この穴が水飲み場…
旅人やこのあたりに住む人々は、馬と暮らしが密接だったのか、
長野県に近づくにつれ、
彼方此方に馬頭観音像があります。

「馬頭観音」とは:

六観音(ろっかんのん)の一つで、馬頭観世音(ばとうかんぜおん)とも呼ばれている。

頭の上に馬の頭をいただいていることから、六道(ろくどう)の一つの畜生(ちくしょう)界を済度(さいど)するといわれ、馬の守護神として昔から広く信仰されている。

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峠の謡之木坂が終わると小さな小さな集落。
ハート形に手が加えられた田んぼアートと彼岸花を見ると
人が居るんだなぁ…と安心します。

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コスモスも咲いていますね…
人が暮らしている感じはありますが、
シーンとしています。

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さてさて、とても小さな集落を越え、
また山に入っていきますよ。


この写真を拡大するとわかるんですが、奥の方にキジのツガイが居ます。
野山を走るトレイルランニングは、動物に逃げる隙を与えることが少ないので、
鉢合わせすることが多いです。

曲がり角とか…とっても危険なんで
ある程度スピードを落としたり、
歩いたりしないといけないなぁ…と思います。

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●山内嘉助屋敷跡

立派な石垣が残っています。
かなり大きな敷地だったようです。
酒造業で大名も休憩していたとか。


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穴の中に馬頭観音様。
頭に馬の顔を乗せています。

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●鴨之巣一里塚(こうのすいちりづか)

御嵩町から瑞浪市に入りました。
一里塚あたりが境です。

ここから先の瑞浪市の中山道には昔のままの一里塚が4つも残されています。
その1つの一里塚で、立派で左右に残っていますね。

一里塚とは:一里(3.9km)ごとに設立された目印。

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鎌倉街道まで一里余を見つけました。

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鴨ノ巣道の馬頭観音碑…

この草むらの先にあります。
遠目に見て先を行います。

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●秋葉坂の三尊岩窟

1700年中ごろの馬頭観音、千手観音、秋葉前立仏の
三尊がそれぞれの石窟に並んでいます。

旅人たちが旅の安全祈願をしていました。

私も祈願させていただきました。

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●瑞浪市旧中山道の影 石碑

瑞浪市の中山道の特徴が書かれてありました。
漢字ばかりで読めないし、ここまででイノシシなどの
いろんな動物に遭遇しているので
動物が怖くてゆっくり読めません。

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はぁー…
熊に遭遇しなくて…
神様、仏様、中山道様、ありがとうございました。

とりあえず…平岩集落へ。

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峠や坂など山間を1回1回越え終えると、
緊張感が一瞬フッと解けます。

昔の旅は、現在の旅と違って
山賊や動物など…危険と隣り合わせだったんだなぁ。
東海道の旅路は水害に合うと足止めされて大変だから、
距離が長くても中山道を行く旅人がいたともいわれますが、
中山道は山の厳しい危険と隣り合わせですね。

浅田次郎の人気小説〝一路〟に書かれてある蒔坂家(まいさかけ)の参勤交代は
冬に西から東へと中山道を往来していますが、
理由は色々あると思いますが、
熊に合う確率は他の季節よりも減りますね。

関連記事【Column6】大名が中山道を選ぶ理由→☆☆☆

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田園が開けています。
この先約2㎞先が細久手宿。

人の気配が無いので、里と言えど緊張感あります。

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馬頭観音様に癒される…


●くじ場

人足や駕籠(かご)かきの小屋があり、
くじ引きで荷物を運ぶ順番を決めていたそうです。

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●細久手の穴観音様

馬頭観音です。
穴観音は、九万九千日観音と言われ、
1回お参りすると九万九千日分のご利益があると信じられて人々に親しまれてきました。穴の中が真っ黒なのは、多くの人がお参りして
お線香のすすで真っ黒になったんだそうです。

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●細久手宿本陣跡

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小さな宿場です。
国の登録有形文化財に指定されている大黒屋さんは今も旅館を続けているそうです。

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●庚申堂

細久手で一番古い建物。
小高い丘の上の東北の鬼門に宿場を見守るように庚申堂があります。

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境内には石造物が多く残っており300年余り前のものもある様です。

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小さな宿場を後にして、大湫(おおくて)方面に向かいます。
宿場を抜けるあたりが歌川広重の浮世絵の細久手宿を描いた場所。

この先また山間を行きます。

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馬頭観音様は馬の安全祈願ですが、
私の脚を馬に喩えて、この先の旅の安全祈願をさせていただきました。

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この先大湫宿を目指して前に進みましょう。

【大切なお友達へ…熊についての注意喚起】

今回のコースでは熊には出会いませんでしたが、カモシカ、イノシシ、野犬(飼い犬かもですが…山に逃げていきました)、キジ、蛇やムカデなど。
沢山の動物に遭遇しました。

熊については、今年はブナ・コナラ・ミズナラなどの木の実が不作で、山中はもちろん、里の方まで活動範囲が広がっています。

とくに、秋と春は熊が活動する時期なので、山に入るときは十分に気を付けて準備と対策をしておきましょう。

私も、春・秋の期間は行程の計画を考え直します。

特に山を楽しむ方や、里山近くで畑仕事をする方は、
10月6日に書いたBLOG記事をよろしければ、読んでみてください→☆☆☆

Tukinowaguma


 

【ウォーキングやランニングをする上での注意】

●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。

 

【走る旅・アーカイブ】

記事更新中→走る旅: https://kenko-support.lekumo.biz/junkosakata/runtabi_nakasendou.html