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合同会社健康サポートプロジェクトです。 10数年にわたって健康経営を推進する企業・団体様向けに健康セミナーや研修コンテンツ等で具体的なサポートをおこなってきました。 福利厚生や労災対策として従業員の方が生活習慣の中で無理なく継続できるエクササイズをご紹介します。

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2018年2月 7日 (水)

■日本昔話の里山❤願いが叶うばくち山へ行ってきました(その3)@香川

荘内半島にある「ばくち山△237」へ行ってきました。

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香川県三豊市詫間町詫間


【ルート】
博打山登山口駐車場→一合目登山口→勝運坂展望台→鬼の門→三角池→八畳岩→山頂→勝運坂→博打山登山口駐車場

・距離:3.5㎞
・累積標高: UP 278m/DOUN 320m
・高低差:221m

みなさんにも紹介したいくらい可愛い山なので、記事は超大作!
記事をいくつかに分けて紹介したいと思います。
今回はその2からの続きで、その3です。

●その1の記事はこちら→★★★
●その2の記事はこちら→★★★


その2からの続きです…

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山頂からは、勝運坂で下ります。

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突然見えてきたのは「船岩(ボート岩)」
本当の名前は御舟石だそう。船の形をしています。

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「お金は入れないで気持ちを入れてください」と書いてある…
よく見たら、ボートレースの当たり券が入っていました(笑)
さすが「ばくち山」…何というユーモア。。。

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石切跡???…

その2でも「のろし台」があると書きましたし、石切の跡があちこちにあったし、かなりの急登もあるので
近くに城山でもあるのでしょうか?

と思ったら、高松にある讃岐屋嶋城が667年に築かれたたための、のろし台なんだそうです。城に関係していましたね。

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パチンコ岩

ここは玉(おむすび)ころがし尾根です。
玉を転がすからパチンコ岩なんですな。

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チューリップ岩(パチンコのチューリップの意味かな)

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風神岩

横から見たら人の顔に見えるそう。どっちが横なんだ…)

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烏帽子岩

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雷神岩

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スロットル岩。

石の横にある棒が、スロットルのレバーなのか…

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と、思ったら(笑)
「岩がすべりそう。ソロット。。。通ってください」
おやじギャグ…(笑)


この石の名前はすべり石という名だそうで、「スロットル」と「ソロット」をかけて「スロットル岩」なってるんですね。(無理矢理かっ)


さすが「ばくち山」!!
博打にまつわるスポット数々…これは勝負に強くなりそうだ。
宝くじでも買おうかな(笑)

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帰りも勝運中腹展望台に寄りました。
ハート型にくりぬかれたベンチの穴から志々島たちを拝む。

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ほんまに楽しい山でした。

この山は、博智山登山道整備実行委員会の会員さん達がプロデュースや整備しているそうです。
(地元の人は博打山と言いますが、ほんまは博智山らしいです)

手作り感と言い、
ユーモアと言い、
なんとも地元の人の愛がいたる所に見られる山。いつも整備をありがとうございます。


コースや樹木にも面白い名前がついていて、
(招運坂・千金坂・地獄坂・学問の坂・知恵の坂など)
4月中旬から5月にかけては山つつじの花が見ごろになる様で、

お花の季節になったら違う楽しみ方が出来るかもしれませんね。

1度足を踏み入れただけで大ファンになりましたし、
山や自然が大好きな方には、是非登ってみてほしい所です。

また1つ好きな場所が増えました。


ここへ来れたことに感謝。

普段、登山しない香川のお友達を引きずり回し、
大阪から一緒に行った山友&ラン友Kちゃんも引きずり回した香川の旅…。
お友達、ありがとうございました。

ばくち山!最高~!!


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2018年2月 6日 (火)

■日本昔話の里山❤願いが叶うばくち山へ行ってきました(その2)@香川

荘内半島にある「ばくち山△237」へ行ってきました。


香川県三豊市詫間町詫間


【ルート】
博打山登山口駐車場→一合目登山口→勝運坂展望台→鬼の門→三角池→八畳岩→山頂→勝運坂→博打山登山口駐車場

・距離:3.5㎞
・累積標高: UP 278m/DOUN 320m
・高低差:221m

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みなさんにも紹介したいくらい可愛い山なので、記事は超大作!
記事をいくつかに分けて紹介したいと思います。
今回はその1からの続きで、その2です。

●その1の記事はこちら→★★★


その1からの続きです…


「鬼の門のへ」と「登山道へ」の分岐まで戻り、登山道方向へ…方へ。

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突然、視界がパァ~ッと広がります。
勝運坂中腹展望台に出ました。

向こうには、思い出のある志々島が見えます。

志々島は、香川のお友達のおじいちゃんが住んでいた島。
昔、会いに行った私にあったかいお茶を煎れてくれました。
見るたびに「今は天国にいる(お友達の)おじいちゃん」と縁側に座ってお話したのを思い出します。

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勝運坂だと!
ここを登れば、勝負に強くなるか!! 

ここからは、勝負に勝つだけあって急な登りが続きますよ~。
歩いていても心臓がバクバクしますheart01

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コースを外れて「三角池」の方へ行ってみます。

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なるほど、三角形…三角池だ。
どんより墨汁の様な色が味がある。

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先ほどの勝運坂中腹展望台には戻らずに、三角池付近から山頂へ登ってみますね。

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急登です。もう…走れません(笑)

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にょろにょろ~
うお!ヘビが現れた!なるほど…蛇か…みのへび松だそう。

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ゴロゴロ岩を越えると

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またヘビが現れた!にのへび松 

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そして、またまたヘビが!いちのへび松。。。
ん?「さん、に、いち…」どうも私は逆走している様ですね(笑)
ここは山頂から降りてくるルートみたいです。

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おおお~突然巨石が現れた!


こんな先っちょで… 

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瞑想(迷走) してみる。

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…と!思ったら、鬼の天空のトイレで瞑想してた模様coldsweats02

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八畳岩とのろし台です。

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のろし台には、旅に疲れてボロボロになった「こいのぼり」が泳いでる(笑)

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(下に一匹落ちてました…長旅ごくろう…)

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八畳岩で今度こそ…迷走、ちゃう瞑想。

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八畳岩でゴミを拾うと、それを金運に変えてくれるそう…dollar
さすが地元に愛されている里山。
ゴミが落ちてない(笑)

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もうすぐ山頂です。

おもしろスポットが続きます。

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腰掛岩。
やさしい気持ちになりますね。ホッコリ休憩していこうか~heart04

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もののけの宮殿跡。コダマが出てきそう。

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マージャン岩は、横から見たらマージャンのパイがゴロゴロ転がっている様に見えました。

山頂にやってきました~△237です。

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絵馬を奉納できます。

中には、宝くじが当たりますように。。。とか言う願いもあった(笑)

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私も祈願してみる。
ばくち山の神様、願いごとをよろしくおねがいします。

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ここは楽しい山ああああぁ~。

帰りは、まだ通過していない勝運坂から帰ってみますね。
ここから、ほんまにふざけてるのか?と思うくらい面白いスポットに突入しますので、その3をお楽しみに!


続きはその3の記事へ


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2018年2月 5日 (月)

■日本昔話の里山❤願いが叶うばくち山へ行ってきました(その1)@香川

去年からずーっと気になっていた山。荘内半島にある

「博打山(ばくちやま)△237」

へ行ってきました。

香川県三豊市詫間町詫間


みなさんにも紹介したいくらい可愛い山なので、記事は超大作!
記事をいくつかに分けて紹介したいと思います。
今回はその1です。
 

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【ルート】
博打山登山口駐車場→一合目登山口→勝運坂展望台→鬼の門→三角池→八畳岩→山頂→勝運坂→博打山登山口駐車場

・距離:3.5㎞
・累積標高: UP 278m/DOUN 320m
・高低差:221m


ばくち山は、日本の昔話の舞台にもなった山で、
足を踏み入れるだけで、とてもあたたか~い気持ちになります。

いたるところに地元の人がつくったと思われる可愛い看板があって 
愛を感じる里山。。。heart01
 
登る人を楽しませてくれるスポットだらけなので、
登山口から山頂まで顔がほころびっぱなしでした。 

お目当ては、登山口にある絵馬を山頂に持参して 
願い事を書くこと。 

さぁ~どんな山なのでしょうか…
一緒に登ってみましょう。

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ばくち山の麓にある砂防ダム公園の方に無料駐車場とトイレがあります。
登山口の1合目は、公園からさらに上に上がっていきます。

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ありました。
登山口です(1合目)
手作りの案内。お隣の妙見山へも行ける様です。

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念願の手作り絵馬を手にしました。

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何枚使っても無料だそうで、ここを管理する方たちの愛を感じます。
中には、「あたり!!」と書いた絵馬もありましたよ。

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ベンチが❤ハート型にくりぬかれていてラブリーheart02
ポール代わりの杖が置いてありますね…と思ったら、
中にはゴルフクラブもありました(笑)

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にぎり岩から登って行きます。

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なかなかの急登ですよ。

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展望台がありました。

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展望台からは、向かい側にある塩生山も瀬戸内海も綺麗に見えます。

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ベンチで一休みできます。
愛を感じますheart01

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かえる岩だそうです。
ばくち山に登った人が無事帰れますようにと願った祈願岩。
次元を超えて旅する人という意味もあるそうで… 

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次元を超えて旅したい!南北朝時代にタイムスリップしたい。

カエルさんありがとうございます!と、またがってみる。

少し進むと…

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突然(笑)馬が。ウィング広場だそうです。
優しい目をした馬です。


地元の方が「鬼の門が面白い!」と(頼んでもないですが)案内してくれました。
愛を感じますheart04

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ばくちやまのきのこいわ。。。

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見える。見える。

きのこの形。
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(フカフカのトレイル)

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いったん登山道をそれて、「鬼の門へと登山道へ」と書いてある分岐を鬼の門へと進みます。
フカフカの足に優しいトレイルや、細くて急なアップダウンを経て
鬼の門に到着です。

日本昔話では、この門を通ると次元を超えて旅できるタイムマシーンらしい。
昔、門を通って帰らない人が続出し、困り果てた村人がここにお地蔵さんをたてたら次元を超えられなくなり、今も村人を守っているとのこと。

まるで、テルマエロマエ…

ここからまた、「鬼の門へと登山道へ」と書いてある分岐まで戻ります。

その2へつづく


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2018年2月 4日 (日)

■雪の空海トレイル善通寺五岳縦走してきました@香川

毎年恒例2月の頭は、1年に一度香川のお友達に会いに行きます。

そもそも毎年恒例が始まったきっかけは、
お友達が「丸亀国際ハーフマラソン走らない?おいでよ」から始まり、
あたたかいご厚意に甘えさせていただいて、
大会に出るのが定番になりつつありました…。


真面目な私なのでhappy01
「マラソン大会に出るなら楽に走りたい」と言う理由から、
前日にお酒を飲めない、美味しいお料理をたらふく食べれない…そんな悲しい毎年を過ごしてきたのです(笑)


今年に入って「そもそもの目的は、お友達に会いに行くためだよね!」という事に気付き、「香川の山」という本を買って読み漁ってみる。

「そうだ!山に登ろう!お友達も連れていこ~」

そんなことで、山に登ってきました。
走ってきました。(前日お酒も飲みました。たらふく食べました。)

1日目は讃岐富士の飯野山と、幸せのばくち山(博打山)
2日は空海トレイル善通寺五岳縦走

山活も美味しい食事もお酒も、お腹いっぱい。。。幸せです。


丸亀ハーフにはエントリーしていましたが、仕事によるスケジュール調整不能以外」で初めてのDNS。
大会に関わる皆様、ごめんなさい。

お客様、仕事お休みしてすみません…こんな素晴らしい時間をくださって感謝です。


今回しみじみ感じました。
自分の足で色んな景色を見ることが出来るという事は幸せで、

そして嬉しいことです。
みなさんが最幸な経験が出来る様、運動をサポートし、
自分も最幸を経験するためにトレーニング続けようと思います。


ボチボチ…レポートしていきます。


朝起きると雪いぃぃぃぃ~snow
今年の香川での雪の日のうち
一番積もっていたそうで、近くの電車も止まっているとか。

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丸亀ハーフの受付を済ませ、走らないのでチップを返却し
参加賞のTシャツを着て向かった先は

空海誕生の地「善通寺」

去年お友達の家にお邪魔した時に「善通寺の後ろから山に入れて、けっこうハードなのがあるのよ」とお姉さんが言っていたのを1年間忘れられずにいました。

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写真には三岳しか写っていませんが、善通寺五岳縦走といって、
善通寺→香色山→筆の山→我拝師山→中山→火上山の五山を縦走できるんです。

・走行距離:11㎞
・累積標高:UP 1095m/DOWN 1071m
・高低差491m
・コース:善通寺→香色山→筆の山→我拝師山→中山→火上山→鳥坂峠→ロードで善通寺


縦走と言っても低山が5つなので、かなりのアップダウン…うふふ。楽しみ♪

香川のお友達は「遠慮しとくわ(笑)」とのことで、
山友&走友のKちゃんと、これから山に入ります。

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善通寺の裏側に駐車場があります(営業時間5時までで200円)

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そこから直ぐに香色山登山口があり、整備された歩道が続きます。

展望のいいところもいくつかあって、見る景色はどこからも雪景色。
(讃岐富士が見えます。今頃丸亀ハーフの皆さんはスタートしていますね)


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ずんずん登っていくと途中歩道が途切れて山頂が見えてきます。

香色山山頂に登頂一座目。△157m

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西に下ると、ミニ八十八か所が見え巡礼できるコースがありました。

そのコースを横切り、空海ウォーク・五岳山トレイルの看板が見えたら山らしくなってきます。


香色山を下ると、いよいよ筆の山登山口です。

この日は、ミニ八十八か所までは人が入った踏み跡がありましたが、
そこから先は、踏み跡なし。
トレースをかき消してしまうほどの雪でした。

(これは先達の足跡かな…山の守り神かな…↓↓↓)

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筆の山は、結構急な登りと下りで、樹林の中をトラバースしたり
ゴツゴツした岩がある尾根を歩いて山頂を目指します。
イノシシなのか?動物臭いがしました。

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途中、平谷分岐がありますが、筆の山山頂はコース内に無いので
いったん分岐を山頂方向へ進んで、また平谷分岐まで戻ってきます。

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(写真はゴツゴツ岩)

筆の山の山頂に到着です。△286m
低山と思えないほど見晴らしも良く、風景はまるで水墨画。

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(次に目指す我拝師山が見えます↑↑↑)

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(筆の山山頂に登頂。ニ座目)

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(まるで水墨画)

山頂から平谷分岐に戻り、

空海ウォーク・五岳山トレイルの看板方向へ進むと筆の山と我拝師山の鞍部・大坂峠に着きます。

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大坂峠からは、なめてはいけない急登です。
この日は雪ということもありましたが、土が湿っていてズルズル蟻地獄でした。

直登ルートもあるみたいですが、トラロープで「迂回せよ」と知らせてくれていて
トラバースしながらジグザグに登りました。

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空が明るくなりました。
もうすぐ山頂かな。
雪も深くなってきた!

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讃岐平野が綺麗に見えます。

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我拝師山の山頂です。三座目△481m

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山頂は展望がありません。
ここから奥の院をめざし、岩場・鎖場となる大霊場を下ります。

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(捨身誓願之聖地)

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岩に仏像が彫られていたり、お地蔵様が何体もあり、
その中を仏像たちに気を付けながら、ありがたく通らせていただきます。

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(お地蔵さんの横を通ります。絶壁ですね 笑)

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奥の院の上から絶壁を下ってきました。
山門をくぐり、正面に中山の登山口があります。

中山山頂までは直ぐです。

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中山の山頂に登頂。四座目△439m

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火上山までは、気持ちいい冬の季節ですが、
夏は草が多いそうで、我拝師山から下山するパターンが多いそうです。

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火上山の山頂に到着です。五座目△409m

山頂からは急下降…鳥坂峠登山口を目指します。

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最初、走りやすいので
調子にのってダーーーーッダーーーーッと走っちゃいます…
しかし突然急下降…トラロープが出て来ます。2回スッ転びました。
気を付けて。


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鳥坂峠登山口…無事下山しました。

これからロードで善通寺まで戻ります。

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あんなに大変だったのに善通寺までは3~4㎞くらいであっという間。
スイスイ進むし、さっきまでが嘘の様。
きつかった山並みを見上げながら、ロードをひたすら走ります。

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善通寺に到着~。善通寺五岳山縦走ゴールです。
第七十五番霊所です。

丸亀ハーフ参加賞のTシャツで記念撮影。


この数日後に知りましたが、なんでも今月末にはここを走るトレイルレースが初めて行われるとか…(第一回です)
30Kmコースは善通寺五岳トレイルをダブル…ってcoldsweats02
いゃあ~これは大変だぞ!!足元気を付けてください。


私も来年から丸亀ハーフじゃなくて、善通寺五岳トレイルの大会にしようかな(笑)あ!そんなことしたら、香川のお友達と飲めないかbottle


最後に。
善通寺五岳のコースは、低山感が全くない、

山の楽しさをたっぷり味わえる素晴らしいトレイルです。
また雪じゃない時の風景も見てみたいな~

こんな素敵な経験が出来たのも
香川のお友達とお姉さんのおかげ。
そして、この旅にお供してくれたKちゃんのおかげです。
ありがとうございました。


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2018年1月31日 (水)

■【千早赤阪村】番外編・正義の悪党 楠木正成のゆかりの地巡り 郷土資料館・楠公誕生地・楠公産湯の井戸・奉建塔・下赤阪の棚田

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先日、主体が楠木正成である城址・上赤坂城、猫路山城、国見山城(坊領山城)、千早城をトレイルランニングしてきました。

【トレイルコース】
楠木公生誕の地~上赤坂城址~猫路山城址~坊領山城址~青崩道~金剛山山頂(国見山城址)~千早赤坂城址~下赤坂の棚田~下赤坂城址~楠木公生誕の地

距離:25Km
累積標高 上り/下りとも 約2200m
高低差 1100m


初回は、縄張り図で予習をして行ったものの、なかなか城の遺構の位置がつかめず…気付かずに通り過ぎてしまい、
別の日にリベンジしてきました。

以下の各城址のリンク記事は、見逃した遺構などをすべてアップデートしています。

上赤坂城址
猫路山城址
国見山(坊領山城)
千早城址

城址に加え、楠木正成ゆかりの地のレポートも追加しまーす。


●千早赤阪村立郷土資料館

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ちはやあかさか道の駅、千早赤阪くすのきホールの横に「千早赤阪村立郷土資料館」があります。

大河ドラマで太平記が放送されたころは年間4万人を動員したそうですが、
そんなに人が入ったとは思えないくらいの小さな2階建ての資料館です。(入館料:大人200円 子供100円)

一階は千早城や上赤坂城の立体図があり、城の構造がとっても解りやすいです。昔書かれた太平記の絵には釘付けになりました。
二階には凍豆腐を作ったとされる民具の他色んな物が展示されていて、千早赤阪村の文化を学べます。

城址巡りをする前に、郷土資料館に立ち寄って、城や楠公ゆかりの地を学んでから山に入るととっても面白いと思います。
特に、千早赤坂の文化遺産というコンパクトな冊子はオススメです。(500円)

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●楠公誕生地遺跡

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千早赤阪村立郷土資料館の隣に楠公誕生地遺跡があります。
平成2~3年にくすのきホールの建設に伴う発掘調査が行われましたが、その結果、二重の堀に囲まれた館跡がみつかり多くの陶器がみつかったそう。
一般的な館でないとみられることから、楠公誕生地では?と言われています。

ここの他に桐山遺跡も楠公誕生の地ではないか?という説もあるそうです。


●楠公産湯の井戸

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楠公誕生地遺跡と隣接し、楠公産湯の井戸があります。

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井戸の入り口に、楠木正成さん。
甲冑姿がかっこいいです。

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この階段を降りていきます。

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ここが、楠木正成が誕生の際に、湧き出る水で湯を沸かし使用したと言う説の井戸。


●奉建塔 スイセンの丘


ちはやあかさか道の駅、郷土資料館、楠公誕生の地、産湯の井戸から、

上赤坂城登山口までの道中に奉建塔と言って、昭和15年に楠木正成没後600年を記念して建てられた塔があります。
春には桜の名所になり、冬にはスイセンの名所になります。

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奉建塔です。後醍醐天皇からもらったと言われる菊水の御紋がかっこいいです。

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奉建塔から見える千早赤阪村の風景がのどかで、とっても癒されます。

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●下赤坂の棚田

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平地の少ない村は、斜面に階段状になった田、「棚田」をつくるそうです。
平成11年には日本の棚田百選にも選ばれたそう。
下赤坂の棚田は楠木正成がつくったとされています。

春には水を引き込んだ棚田
夏には青々とした棚田
秋には黄金色の稲穂が波打つ棚田
冬は雪化粧をした棚田(11月はライトアップされるとか…)

季節ごとに変化する美しい棚田が見られる様で…。
今回は1月の棚田ですが、
また違う顔の棚田にも会いに行きたいです


今回の楠木正成のゆかりの地を巡るトレイルランニングは、遺構や歴史的背景が面白すぎて本当に心が熱くなりました。
縄張り図の読み方や城の構造も、ここでおおよそ理解することができました。
楠公ゆかりの地に足を踏み入れさせて戴いたことに心から感謝です。


※トレイルランニングで行きましたが、ある程度山に入ると言うしっかりした装備で足を踏み入れないといけない場所もあるので、決して軽装では行かないでね。

2018年1月24日 (水)

■【金剛山】千早城編:正義の悪党・楠木正成の七城址めぐり

※2008年1月28日に記事をアップデートしました。

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主体が楠木氏である楠木七城を探索してきました。

今回は千早城のレポです。

千早城と言えば…楠木詰城や金剛山城とも呼ばれ、
南北朝時代に楠木正成が反鎌倉幕府の兵を挙げ、百日にも及ぶ籠城戦「千早城の戦い(1392年)」を成功させた場所です。

鎌倉幕府の拠点だった関東兵は100万の武士がメインに対し、
楠木氏率いる関西勢は兵は1000人で、
構成もバラバラ…悪党と呼ばれる面々や、中には僧や公家もいたとか。


関東・鎌倉幕府勢は弓が兵器に対し
関西・楠木勢は石や大木、熱湯や糞尿・油まで。
藁人形に刺さった矢を回収し、それを使いまわしたり…

水が無ければ籠城できないだろうと、鎌倉幕府勢が近くの水場を見張るけれど
楠木勢は一向に現れず。。。
実は、天からの恵みである雨までため込んでいたらしい。

こんな作戦で100万の兵と戦えるのがすごいけれど
百日に渡り籠城できたと言うことは、

戦うための智慧や城付近の住民とのパイプや信頼関係が厚かったからだろうな~と思う。

籠城戦を成功させ、源頼朝以来続いた鎌倉幕府を滅亡させたと言う事で、
今世では楠木正成のエネルギーにあやかれるパワースポットになっていて
多くの人が訪れています。

ちなみに城址には正成を祀る神社や顕彰碑が立ち、国定史跡にもなっています。


去年の春にも訪れましたが、何回来ても神聖であり面白い場所です。

今回、もう一度児童書のコミック版日本の歴史「楠木正成・室町人物伝」㈱ポプラ社を読み返しましたが、
ほんまに楠木伝説は面白いな…。

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●楠木七城とは

1)千早城
2)下赤坂城
3)小根田城(上赤坂城の一部)
4)桐山城(上赤坂城の一部)
5)烏帽子形城
6)龍泉寺城(嶽山城)
7)金胎寺城

●千早城とは:

楠木正成の挙兵・籠城の地。
上赤坂城を本城とすれば、千早城は詰城となります。

城は金剛山の一部で標高673.9mのところにあります。
周囲を妙見谷・風呂谷・千早谷の深い谷に囲まれ南東部一か所だけが険しい山道で金剛山に連絡しています。府道からは本丸まで階段が続いています。

太平記にも書かれていますが、千早城は激しい籠城戦にもかかわらず落城しなかった山城。急な登りや斜面から落城しなかった理由が解る様な気がします。


【本日のトレイルコース】

楠木公生誕の地~上赤坂城址~猫路山城址~坊領山城址~青崩道~金剛山山頂(国見山城址)~千早赤坂城址~下赤坂の棚田~下赤坂城址~楠木公生誕の地

距離:25Km
累積標高 上り/下りとも 約2200m
高低差 1100m


●千早城址を巡る

千早赤坂の駐在所近くの金剛山バス停から城址へ行けますし、
金剛山の山頂から下山する場合は、千早本道を下れば途中に千早城址への道標があります。

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千早赤坂の金剛山バス停から登る場合
登山口の前に縄張り図があるので、確認してから行くと面白いです。

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この日は金剛山山頂から千早城へ向かってみました。金剛山登山口からも階段地獄ですが、山頂からも階段地獄で膝にきます(笑)。

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(大阪府中世城館辞典・中西祐樹著)

遺構は大規模な改変を受けて、当時のままではないけれど
おおむねの全体構造は旧態を保っているとか。

確かに本丸から四の丸まで、大きな曲輪が確認できますよ。
今回は山頂からなので、本丸→二の丸→三の丸→四の丸→登山口の順で下山してみました。

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本丸のピーク部分は千早神社の裏にあたるところで
神域になっていて足を踏み入れることはできず、遠くから楠木正成を偲ぶ感じです。

自然地形になっていて、城の中核となっていたとは考えにくく、周囲の曲輪が中核と考えられるそうです。

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千早神社です。
千早神社のHPには本丸に千早神社があると記載されているけど、
縄張り図を見ると本丸と二の丸の間に千早神社がある様な感じです。
千早神社は八幡大菩薩や楠木正成や正行、正成の妻を祀っているそう。


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後醍醐天皇からもらったと言われる菊水の御紋がドーン!とカッコイイですね。
上部の菊が天の道を表し、下は水が万物を養うを意味するそう。

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二の丸と三の丸の間の鞍部には空堀(水をはらない空の堀)があったとされますが、
今は確認ができませんでした。

三の丸へ行くと顕彰碑があり、甲冑の人形がいい味を出しています。

まるで藁人形作戦で使われたモノに甲冑を着せたかの様。
カカシさん風です。縄張り図によると三の丸から南西方向にも長い帯曲輪がある様ですが確認を忘れました。


四の丸の曲輪は大きくて、茶屋(今は閉まってますが)等があります。
礎石が残り、今でも土器の遺物が採取されるそうです。西下に大手道を両側からはさむ、武者隠し用の帯曲輪(おびくるわ:段々に連なった平坦な地)があるそうですが、確認を忘れました。


階段を降りると千早赤坂駐在所近くの金剛山バス停です。(トイレ有)

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山頂まで続く階段や茶屋等に、昔の面影を感じるには少し近代的な感じもする城址ですが、
ここで100日に渡る籠城戦が繰り広げられたと思うと、
奥からグッと熱くこみあげてきて、
正成の存在や歴史ロマンを充分に感じられる城址だな~と思いました。


【千早赤阪村】番外編・正義の悪党 楠木正成のゆかりの地巡り 郷土資料館・楠公誕生地・楠公産湯の井戸・奉建塔・下赤阪の棚田の記事へ続く…




●関連記事

上赤坂城
猫路山城
国見山城(坊領山城)

■【坊領山~金剛山】国見山城址(坊領山城)編:正義の悪党・楠木正成の七城址めぐり

主体が楠木氏である楠木七城をトレイルランニングで探索してきました。

今回は国見山城(別名:坊領山城)をまとめます。

※2008年1月31日に記事をアップデートしました。


●楠木七城とは

1)千早城
2)下赤坂城
3)小根田城(上赤坂城の一部)
4)桐山城(上赤坂城の一部)
5)烏帽子形城
6)龍泉寺城(嶽山城)
7)金胎寺城

●国見山城とは:

千早城址、楠木城址、赤坂城址(下赤坂城址)を中核として
二河原辺城址、本宮城址、しょうぶ城址、枡形城址、猫路山城址、坊領山城址の山城が点在して配置される状況を「赤坂城塞群」と呼んでいます。
特に猫路山城址と、坊領山城址は城の構造が面白い山城です。

国見山城が正式名ですが、坊領山にあることから坊領山城とも言われています。
枡形城址、本宮城址からのルートと、上赤坂城址を経て猫路山城址からの2つのルートの合流点に国見山城址が存在し、ここから1つのルートになって金剛山に向かう事になるので国見山城こそが赤坂城塞群の中核ではないかと言われています。


【本日のトレイルコース】

楠木公生誕の地~上赤坂城址~猫路山城址~坊領山城址~青崩道~金剛山山頂(国見山城址)~千早赤坂城址~下赤坂の棚田~下赤坂城址~楠木公生誕の地

距離:25Km
累積標高 上り/下りとも 約2200m
高低差 1100m



●国見山城(坊領山城)址を巡る

猫路山から坊領山への道標へと進みます。

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猫路山城址を過ぎると、
V字の切通し道(山や丘を切り開いて通した道路の事)が続きます。
上の方は人が乗れるくらいなので土塁(敵の侵入を防ぐための土手)なのでしょうか。

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トラロープが備え付けられているくらいの急なアップダウンもあり、
既に城に入っているかの様な気分になります。

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鉄塔を越え、気持ちのいいトレイルをしばらく進むと坊領千軒跡というだだっ広い場所にでます。
猫路山城跡から約2㎞の金剛山中腹(△646m)のところに坊領山城址が存在するので、本丸は坊領千軒よりまだ奥にあると思われます。


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坊領千軒はとっても広いです。
今は針葉樹林が何本も生えていますが、
昔は住居や坊領千軒という寺院があったと言われます。


縄張り図によると、坊領千軒あたりから
城の曲輪(建物が建てれるような平らな場所)が増えてくるのですが、
どの曲輪が住居で、どの坊領千軒が寺院なのかは明確ではないです。

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坊領千軒跡を過ぎると、いよいよ本丸の曲輪です。
看板には北の城への道標しかでていません。


しかし、2つの本丸曲輪がある様です。

1つはルートから左手(北東方面)に北の城と言われる2つのピーク(△646mと△645m)があり、
200m以上にわたって帯曲輪(ウェディングケーキの様に段々に連なった地形)が連なります。

2つめは、ルートから右手にある南の城と言われるピーク(△646m)です。

ルートをそれて南の城へ行ってみます。
冬の時期に足を踏み入れたので、まだ足元が安全でしたが、
緑の頃には完全にヤブ漕ぎでマムシなどが出そうな感じです。

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南の城のピークに到着です。(△646m)

コースに戻って北の城へ向かう道は大堀切(尾根をわざと断ち切って敵の侵入を防ぐ)になっています。道標の通り、北の城へ行ってみます。

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北の城は2つのピークから成り立っていますが、1つめは坊領千軒跡となっていました。
△646mなので、ひょっとしたらこの高い本丸の位置に寺院があったのでしょうか?

北の城、もう1つのピーク△645mに登ってみます。

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縄張り図によると、北の城△645mの奥に、
曲輪が段々に連なった帯曲輪が2つある様です。

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(写真は縄張り図です:中西裕樹著 中世城辞典より)

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帯曲輪がありました!


ルートに戻ります…
北の城のピークとピークの間は狭く、敵の侵入を容易に出来ない様

尾根をわざと切った堀切が良く解りますね。

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(北の城のピークとピークの間)

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針葉樹林たちがざわざわ…とっても不気味です。
さぁ~!金剛山の山頂へ向かいます。
坊領山からチラホラ雪です。

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青崩道を経て、金剛山山頂へ到着しました。
マイナス10度とか8度とか言われた日で風も強く寒かったですよ~

千早城址へと続く…

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※トレイルランニングで行きましたが、ある程度山に入ると言うしっかりした装備で足を踏み入れないといけない場所もあるので、決して軽装では行かないでね。



●関連記事

上赤坂城跡
猫路山城址
千早城址

■【坊領山~金剛山】猫路山城址編:正義の悪党・楠木正成の七城址めぐり

主体が楠木氏である楠木七城をトレイルランニングで探索してきました。

今回は猫路山城址をまとめます。。。

※2008年1月28日に記事をアップデートしました。

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●楠木七城とは


1)千早城
2)下赤坂城
3)小根田城(上赤坂城の一部)
4)桐山城(上赤坂城の一部)
5)烏帽子形城
6)龍泉寺城(嶽山城)
7)金胎寺城

●猫路山城とは:

千早城址、楠木城址、赤坂城址(下赤坂城址)を中核として
二河原辺城址、本宮城址、しょうぶ城址、枡形城址、猫路山城址、坊領山城址の山城が点在して配置される状況を「赤坂城塞群」と呼んでいます。
特に猫路山城址と、坊領山城址は城の構造も面白い山城です。

猫路山城址は、上赤坂城の南東に位置し、城の北側に大規模な二本の堀切を配置しています。
山城における堀切の中では最も大きいもので、北側に対する防御意識を感じることができます。
それは、城の約500mのところに足谷川が流れ一丁田池村が存在し、谷筋から人が入れることに関係があると考えられています。


【本日のトレイルコース】

楠木公生誕の地~上赤坂城址~猫路山城址~坊領山城址~青崩道~金剛山山頂(国見山城址)~千早赤坂城址~下赤坂の棚田~下赤坂城址~楠木公生誕の地

距離:25Km
累積標高 上り/下りとも 約2200m
高低差 1100m


●猫路山城址を巡る

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(上赤坂城址の取つきにある看板です。上赤坂城の登山口で猫路山城の位置を確認しましょう)

上赤坂城址を抜けると金剛山・猫路山城址の方向を示す道標があります…。
道標に従いながら猫路山城址へ向かいます。

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猫路山城址までは、堀切(敵の進行を妨げるため、わざと尾根を切っている)が多く、小さなアップダウンがあります。

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猫が通る位の細い道が続くので猫路山…と呼ばれるという一説もあるそうで、
ホンマに細くて下に滑り落ちそうなくらいでした。

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(大阪府中世城館辞典・中西祐樹著)


上赤坂城址から猫路山城址に入っていくのは、
南北の隅の方から入っていきます。

猫路山のピークを含め、周りは約70mの細長い形で帯状に曲輪(平らな場所)が連なっている構造ですが、自然災害等により状態が悪く、帯状とは解りにくかったです。。。
城の手前に1つ帯曲輪があるのは解りやすいです。
(おびくるわ:曲輪が段々に連なっている構造)

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小さいですが平らな猫路山城ピークに到着です。△405m

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ピークを含む帯曲輪の周りには、城を囲むように横堀がぐるっとあり、
ピークへの敵の侵入を防いでいる構造になっています。

ピークを過ぎ、坊領山城址に進もうとしたところにすぐ横堀が確認できますよ。(写真は横堀)

縄張り図を見ると、ピークの周りにケバ(斜面を表す斜線)がかなりあるので、険しくて、容易にピークに到達できない所に城が存在するのが解ります。

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こちらも横堀の写真です。

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※トレイルランニングで行きましたが、ある程度山に入ると言うしっかりした装備で足を踏み入れないといけない場所もあるので、決して軽装では行かないでね。


坊領山城址へ続く…

*関連記事 
上赤坂城址をまとめた記事はこちら

千早城をまとめた記事はこちら

■【坊領山~金剛山】上赤坂城編:正義の悪党・楠木正成の七城址めぐり

※2008年・1月31日に記事をアップデートしました。

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主体が楠木氏である四城(正確には六城)を走ってきました。

ブログにはまとめていないですが、秋に探索した三城・烏帽子形城址、嶽山城址、金胎寺城址を合わせて

これで楠木七城全制覇したことになります。

今回は上赤坂城をまとめたレポです。


●楠木正成ってどんな人?

楠木正成(1294~1336)は、鎌倉後期から南北朝時代にかけて活躍した人です。
永仁2年4月25日に千早赤阪村の水分に生まれました。

いいくに作ろう鎌倉幕府と年号を覚える時に使われているゴロ合わせも140年続くと衰え、秩序も乱れ始めていました。
そこで、政治を武士から天皇に返そうと、上赤坂城をはじめとする城塞群(じょうさいぐん:敵から防護する目的で建てられる城)をつくり鎌倉幕府軍と戦いました。


●楠木七城とは

1)千早城
2)下赤坂城
3)小根田城(上赤坂城の一部)
4)桐山城(上赤坂城の一部)
5)烏帽子形城
6)龍泉寺城(嶽山城)
7)金胎寺城


【本日のトレイルコース】

楠木公生誕の地~上赤坂城址~猫路山城址~坊領山城址~青崩道~金剛山山頂(国見山城址)~千早赤坂城址~下赤坂の棚田~下赤坂城址~楠木公生誕の地

距離:25Km
累積標高 上り/下りとも 約2200m
高低差 1100m


トレイルランニングの前日から縄張り図を準備し、城のアレコレを予習。

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(写真は縄張り図です:中西裕樹著 中世城辞典より)→私のバイブル

縄張り図とは:

城全体の構図を示す平面図(間取り)のことです。
敵を防ぐために堀や土塁(敵を防ぐ土手)をどう置いて、虎口(入り口)をどこに配置するかと言ったプランが描かれた図。


昔は縄をはって間取りを計画していたとか…。
縄張り争いという言葉も、相撲が縄で囲んだ土俵だという事も、
縄張り図と繋がる意味があるのかもしれません。

城址を歩いたり走ったりするとき、縄張り図を持参すると、
ここに土塁がある!敵が上から襲って来そう~
曲輪(建物が建てれるような平らな地、建ってないこともある)にはどんな建物が建っていたのかな~と想像がふくらみ
一瞬で歴史上の時代にタイムスリップできるのが醍醐味。

山のあらゆる所に、敵が攻めてこれない様工夫が成されているので
意味あって前に進みにくいんだ…という事も再認識させられます。
知らないと、ただ単にしんどい山。
構造を知ると昔の人の知恵と造りに感動し、山の魅力と愛が一層深くなります。

最近走るコースを決める時、その土地の歴史をたどってみます。
そうすると不思議な事に、直ぐにコースが見つかるのです。
ただ単に走るだけでなく、一緒に地形や歴史も学べるので一石二鳥。
とっても楽しいです。


上赤坂城とは:

金剛山支脈の1つで西北に伸びる349.5mの峰にあります。

楠木正成の本城だった説もあり、別名楠木本城や小根田城、桐(切)山城とも言われます。
周囲に、猫路山城や千早城、国見山城、下赤坂城も点在しています。

猫路山城や国見山城を含め南北朝時代に楠木正成がとりたてた城塞群とされますが、戦国時代にも畠山氏を軸にした大規模な戦乱に見舞われた山城です。(多くの兵が命を落としている場だと思います)

上赤坂城は、北側には足谷川、東は井戸の谷、西は城の谷という深い谷に三方向囲まれていて南だけが金剛山に続いています。

上赤坂城の構造は大きく3つに分かれていて、

1つめは二の丸 東の城。周りに多くの帯曲輪(おびくるわ:段々に曲輪が連なっていること)が広がっています。
2つめはその隣にある茶碗原という曲輪。
3つ目は千畳敷と言われる本丸(北の城)で約100mの細長いピークです。

太平記によると、この山城は楠木正成が平野将監(ひらのしょうげん)を配して防衛にあたらせたけど、水を絶たれて落城したとされています。
尚、この城は戦国時代に改修されていると考えられていますが、詳細は不明…。

上赤坂城から金剛山に向かうルートは
なかなか人が入らないマイナールートで、すれ違った人はたったの1人。
その方曰く「ここはあまり人が来ないんで…びっくりした!」と呟いていました。

薄暗く、寒いし風の強い日だった事もあり、
木が揺れる音がまるでオカルト映画でゴーストが現れる時の音そっくりで怖かったです。
一方走れるトレイルも多く、保存状態が良すぎる遺構にただただ感動します…。
観察と妄想でなかなか前に進めませんでした。

よくできた城山ですよ。記事で一緒に辿りましょう…


●上赤坂城址を巡る

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ここが、上赤坂城への取付きです。

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上赤坂城の登山口前には、楠木城址の縄張り図があるので
登る前に縄張り図の看板で、城の構造を見ておくのがオススメ。

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縄張り図のアップです。

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さぁ~スタート!! 写真ではわかりにくいですが、いきなりの急登です。

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そして…冬の時期なのに真っ暗な木のトンネル…
これは、緑が生い茂る季節に来たら恐ろしいくらい真っ暗なんだろうな~

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一の木戸です。木戸とは、虎口にある開閉式の城の門のことです。
ここから城へ入っていくものと考えられます。

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一の木戸の看板に城のアレコレが書かれています。
~1333年平野将玄監と楠木正李は多勢の鎌倉幕府相手に奮戦しましたが水路を断たれ陥落したそうです。糞尿を敵にかけた奇策は「糞谷」(くそんど)という地名になって残ってるって。行ってみたい! ~

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V字に続く切通し道が続きます。城の大手口だと思われます。(切通し道:山や丘を切り開いて通した道路の事)

最初、山なので空堀(水をはらない堀)か、芥川城でも見られるV字の薬研堀かなとも思いました。
このV字の道が城まで延々と続くのに息をのみます。

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V字の切通し道の左右は土塁(敵に攻撃・敵からの防御をするための土手)になっていて人が乗れたり隠れたりできる構造です。
時折、上から敵の矢が飛んできそうな感じがします。

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私は土塁の下の城坂(じょんざか)を歩いてみました。

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石仏が並んでいました。

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2つ目の城門に到着。
一の木戸から約50mのところにあります。

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本丸に至るまでは城坂(じょんざか)と呼ぶそうで、4つの木戸が設けられているとのこと。

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一の木戸が終わったあたりで振り返ると、切通し道の左右の盛り上がりが
土塁のようになっているのが解りますね。

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一の木戸の切通しが終わった辺りから、二の木戸が始まるまでの間の西側に
首切り場があるらしくて、
コンパスで西を確認してみました。
針葉樹林が沢山生えていて、斜面の下は平たくなっていました。
ここは不気味なので通り過ぎました。

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三の木戸をすぎると、二の丸の曲輪が見えてくるそうです。
そろばん橋に向かいます。

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そろばん橋です。ここは細い土橋になっています。(細い橋)
左右が連続堀切と言って、敵が簡単に進めない様に左右をわざと二重に断ち切っている構造になっています。
この地点は、堀は敵を防ぐのに一番重要なポイントだと思われます。
(堀切とは:わざと尾根を切って敵の侵入を防ぐ構造)

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連続堀切は、草ボーボーで解りません。
でも、うっすら白くなっている部分が連続堀切なのかな…とも見えます。

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通路が土橋(細い橋)なので、前から矢が放たれたら、たちまち順番に仕留められてしまうような感じですね。
そろばんの様に矢で弾かれてしまうからそろばん橋なのかな…という勝手な妄想でごめんなさい。(昔は、この土橋がなかったのでは?とも言われています)

ちなみにそろばん橋を渡ると大きな土塁があるので、そこからそろばん橋に向かって敵に攻撃していたと思われます。

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そろばん橋と三の木戸を過ぎると木のラダーがあります。
この手前辺りからルートを外れ、ガシガシ斜面を登って、
二の丸(東の城)の一部へ入ります。

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二の丸は帯状の曲輪が連なる帯曲輪構造になっていて細長い形をしています。

おそらく、登ってきたところは一番下の曲輪だと思われる場所です。
今は木が生い茂っていますが、昔はここに建物が建っていたのでしょうか。

コースに戻り、木のラダーをまっすぐ突き当ると
食い違い虎口と言って前方から守備が敵に見えないようなL字型の道になっています。

コースをそのまま進むと本丸ですが、
コースを東へそれて登っていくと…二の丸東の城です。

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おお~ひらけてる!!!△340mです。
二の丸は北西方向に5つの曲輪を連続させる他、地形にならって周囲に曲輪や堀切を設置しています。

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二の丸から一段下がった腰曲輪から伸びている帯曲輪も綺麗に見えました。(腰曲輪とは、大きな曲輪から一段下がったところに曲輪がある構造。沢山連なると帯曲輪になる)
奥には堀切(堀を切って敵の侵入を防ぐ構造)がある様ですが、現在は台風災害等により地形が変わって複数の堀切を見ることが出来ないそうです。


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二の丸からルートに戻り、本丸(千畳敷)に向かいます。
途中、茶碗原と言われる広い地形が見れます。
ここは陣屋跡で炊事場があったところとされ、石臼や土器が出土しているそうです。

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少し小高い坂を登ると394mの本丸です。
本丸は細長い形をしていて、ちょうどこの看板のあたり(本丸の真ん中の辺り)に出て来ます。。
展望のいい北の方へ向かってみます。

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平らです。東・西・北の眺望がとてもいいです。天気のいい日は六甲山や淡路島まで見渡すことが出来そうで、点在する出城と簡単に連絡が取れた様です。

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(下の写真は本丸ピークの下にある腰曲輪。二段重ねのケーキみたいな形の構造です)

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(奥にはPLの塔も見えます!完璧な自由~!)

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逆側(南)にも曲輪がありました。
縄張り図によると、奥に大堀切がある様です。しかし、今は見ることが難しいようです。
(堀切とは:わざと尾根を切って敵の侵入を防ぐ構造)


そんなことでここから猫路山城に向かいます。

楠木正成は、子供のころから野山を駆け抜け、このあたりの地形をしっかり把握していたそうで、
城の作りも良く考えられていると思うので、またじっくり探索したいです。
1度でいいからタイムマシーンに乗って、その当時を体験してみたい。


※トレイルランニングで行きましたが、ある程度山に入ると言うしっかりした装備で足を踏み入れないといけない場所もあるので、決して軽装では行かないでね。



猫路山城のレポに続きます。→ 猫路山城址をまとめた記事はこちら

(参考図書:大阪府中世城館辞典 中西祐樹著)

●関連記事
千早城址
*国見山城(坊領山城)
*猫路山城


2018年1月21日 (日)

■木津川サイクリングロードLSD 40km

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最近ロードを全く走ってなくて、今日くらいしかLSD出来ないなぁーと、
嵐山から木津川サイクリングロードを京田辺まで走ってみました。


LSDとは?:(ロングスローディスタンス)
Long=ながく Slow=ゆっくり Distance=距離 の、頭文字をとったもの。筋肉の持久力と心肺持久力向上を目的に走るトレーニングです。



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(桂川沿いを走ります)

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(西大橋から愛宕山が綺麗に見えます)

嵐山の道標によると、最後の木津までは45Km。

しかし…途中工事中の迂回や、コンビニに立ち寄った距離があり、
最後までと行くと50kmくらいになりそうで。。。
京田辺からは線路沿いを走って40kmになったらゴールしようと、JR三山木で終了しました。

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流れ橋から第二京阪道路の方へ抜けると津田の方へ抜けれることに気付いたので
次回再チャレンジしますよ。

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(淀川河川公園背割堤地区の桜)

途中、昨日走った天王山を横目に見ながら、
木津川と宇治川と淀川が合流する地点を見たり。

1.4km続く桜の並木道「淀川河川公園背割堤地区の桜」の堤防を走ったり。。。

大山崎や山崎の駅は、走ってこれる範囲なんだと感動。

淀川河川公園背割堤地区の桜は、花咲く頃はすごーくきれいだろうから、また来る理由が出来ました。

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走る前は、位置感覚や距離感が全く把握出来ていませんでしたが
走ってみると位置も距離も方向も掴めてくるので、
自分の足で移動できるって、ほんま勉強になるし、ありがたいことです。

この体感覚や感情(感動)はこれからもずっと味わいたいもの。

走れるから、嬉しいし気持ちいい!!と自分の感情だけが先行し身体の声を無視しやすいですが、身体は神様からいただいた消耗品なので使いすぎ要注意。

大切に使いたいです。
今日がんばった身体はしっかりケアと休養・栄養ですね。

身体よ、ありがとう。