■11月11日を前に。【高齢化社会の裏に隠れるペット問題】
大阪ではたらく運動指導者の坂田純子です。
月末に、ペットライフネットというNPO団体さんの賛助会員の会費を納めることに決めました。
この団体さんは、高齢者の方がいつまでも愛するペットと長く過ごせるように、
高齢者がペットを飼うための知識や過ごし方等をセミナーをしたり、イベントをしたりしています。
また、高齢者が、色んな都合で愛するペットを手放さなければならなかったとき、
もしくは捨てられた子や迷い子の里親を探し、殺処分０を目指して活動されています。
発足されて、1年だそうで、
まだ会員さんが少ない様なのですが、
今後、高齢の方がいつまでも元気でペットと暮らせるよう、運動指導者としてづくりで協力できることがあれば力になりたいと申し出てみました。
そんな気になったのも、
愛犬が天国へ行って2週間。
「似てる子いないかな」「生まれ変わりいないかな」と、愛犬の面影を辿り、色んなブリーダーさんのサイトや
里親募集のサイトを眺めるようになりました。
里親募集のサイトを1ページ1ページ見るたびに、とてもビックリしたのは、
ペットを手放す理由。
結構多かったのが、
「身体が弱く、面倒が見れなくなった」
「（飼い主が）高齢で面倒を見ることが出来ない」
こんな理由。
超高齢化社会と言われる今、
定年退職後、ペットを迎え入れるそんなシニア世代も増えています。
ペットに出逢ったときって、ワンちゃん、猫ちゃんの寿命なんて考えないけれど、
丁度人間に介護が必要になってくるころ、同じくペットたちの介護も必要になってくることも視野にいれなければなりません。
面倒が見れなくなったとき、ペットの面倒は誰がみるのでしょう。
誰も面倒を見れない・・・そんな時、
愛するペットが里子に出されちゃう。
何らかの形で手放さなければならなくなる。
このようなケースがすごく多いみたいです。
これは、高齢化社会の裏に潜む大きな問題だと感じました。
で、自分は何が出来るかな・・・と考え、サイト登録し、里親になることも考えましたが
「みーちゃんを助けられなかったから命を助けたい」という正義感と
「寂しい」という自分を守る気持ちが入り混じり、
今は正気な答えが出ないのが正直なところです。
私は、16年一緒に過ごした愛犬のみみを腺管癌で亡くしました。
治療費や手術代、また、通院や介護で使った時間は莫大です。
も気力もたくさん使いました。
（こんな思いを高齢になってから味わう人の事を考えると、本当に苦しいです。）
里子に出されているワンちゃんや猫ちゃんの年齢を見ても高齢で、
去勢手術をしていない子が多く、里親になる勇気が出ないままです。
我が家の愛犬みみは、（私のエゴでみみの子供が欲しかったため）去勢手術をせずに過ごしてきました。
15年目に子宮蓄膿症が出て、子宮と卵巣を全摘出し、
その後元気になったのですが、すぐに乳癌が見つかり切除の傷口がふさがらず（悪性だったため）他界してしました。
去勢施術をしていれば、子宮蓄膿症や乳癌の発生率が下がるといわれていたのですが・・・。
自分が里親になったとき、
またみみと同じようになってワンちゃんがしんどい姿を見たくない（自分のエコ極まりなくてすみません）ということと、
・・・これから、ワンちゃんを迎えるとしたら、
自分の人生にとっても最後のペットになるだろうから・・・。
自分にちゃんと責任を果たせる力があるかしっかり考えたいと思います。
そんなことで、里親については勇気が出ない状態です。
今、私がすぐにできそうなことは、この団体様への寄付と、
（今は出番はないけれど）自分が出来る運動指導で、ペットが大好きな家族といつまでも一緒に居られる協力をすることかな。
（この団体様はいろんなイベントをされているので、日程が合えば参加しようと思います）
自分の持ち場で、参加者の皆さんが高齢になってもイキイキ過ごせるづくりのお手伝いをすること。
・・・・・
高齢化社会や少子化問題が浮き彫りになっているけれど、
その背景にまだ見えない色んな問題が潜んでいるということ。
多くの里親を求めるペットが存在するということ。
殺処分されているということ。
大切なことを、みみが教えてくれました。（ありがとう）
自分の身体が健康でなければ、ペットと一緒に居ることが出来ません。
づくりや健康管理も大切ですね。
自分に出来ることを
じっくり、ゆっくり、考えたいと思います。
今日も、運動指導行ってきます！
（写真は、オトンが買ってきてくれたお土産。ピカりゃ～。みーちゃんの変わりだそうです・・・って、これ！イリオモテヤマネコやん。ありがとう！！喜）
日々感謝★
運動指導者 坂田純子
１１月１１日（火）１９時３０分のＮＨＫ「クローズアップ現代」にペットライフネットがとりあげられます。
◎里親募集のLey-Lineさんのサイトです。http://ley-line.info/
