■愛
クロネコさんが幸せを運んできた。。。
友人からだ。
彼女は、◯◯◯便はキライやから(笑)クロネコが運んできた。
こーゆーぶれないとこも好きで、
笑っちゃったけど、彼女からの愛に涙も出た。
中身は、自分では、絶対手に取らないな…という美しいカバーの短編集と、
友人が家出中に(笑)行った神社のお守りや砂。
生霊に憑かれてしんどいわ…(笑)と言っていた
わたしへの心配りである。
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自分が大変な時に、自分以外の人へ心配りができる人って、
そんなにいないよな。
愛ある友人だ。
感謝やありがとうは軽すぎて、
言葉が見つからない。
感謝やありがとうの最上級の言葉があればいいのに…と思ったけど、
〝幸せなら態度で示そうよ♬〟で、会いに行こう。
考えてみたら、
増水MAXの吉野川で一緒にラフティングしたのは7年前の10月〇日。
不思議なことに、その1年前の全く同じ日にも
偶然彼女に会いに行っていたな。
それから会えていないけれど、
ずっと静かに繋がっている貴重な存在だということは
毎回、彼女の愛で気付かされる。
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いただいた短編の最初の節を読んでみると、
こんな1文が。
自分じゃたぶん買わない香り。
灯をともすと、ライムを混ぜたココナツの甘い匂いが広がって、わたしはもう何もしたくなくなった。
チロチロ揺れながら揺れる炎が「いいんだよ」って言っている気がして、
わたしはオレンジの小さな光を見つめていた。
何もかもセルフコントロールして、自分ひとりで自分を幸せにしようなんて、おこがましいのかもしれない。
・・・〔省略〕
(恋する言ノ葉 著:佐藤真由美)
まるで、わたしやん。
心配をかけている友人から郵便が届いて、
開くと自分では買わない本。
少し読み始めたら、
「それでいいんだよ」って言っている気がした。
自分ひとりで自分を幸せにしようなんて、
おこがましい(笑)
彼女にあまえた瞬間。
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自分が大変な時に、他の誰かにいろいろ良くしてもらっても、
調子が良くなるとスッカーンと忘れてしまうものだ。
そういうことを忘れない犬のような心は持っていたい。
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いただいた面白い本なので、一気に読みそうになるが、
この本は缶チューハイじゃなく、高いお酒の様。
じっくり毎日チビチビ楽しむように読もう。