■健康サポートプロジェクト
2009年ごろにダニエル・ピンクさんの〝フリーエージェント社会の到来〟という書籍を読んだ。
今は新装版が出ている。
初版が出版されたのは2002年のことなので、今からもう18年前の書籍だ。
〝フリーエージェント社会の到来〟を読み衝撃を受けた。
何に衝撃を受けたかというと、当時は自分でフリーランスと言いながら、フィットネスクラブのプログラムアドバイザーをしたりレッスンしたり。
あちこちのフィットネスクラブをかけもちし、フリーランスと言いながら実はフィットネスクラブの庇護(ひご:かばってまもること)を受けていたのだ。
※これは、仕事としての割合はかなり減ったが、現在も続けさせていただいている。
フリーエージェントとは、ひとりで働き、組織の庇護を受けることなく自分の知恵だけを頼りに、独立していると同時に社会とつながっているビジネスを築き上げた人々を指す。
フリーでありながらフリーではない…ということに気付き衝撃を受けたのである。
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これまでは一つの会社に長く勤め続けることが良しとされてきたが、そうした時代は終わる…そんなことが書かれている〝フリーエージェントの到来〟は、アメリカの話。
日本はそのような流れには大きく遅れをとっているのだが、コロナ禍の今、まさにフリーエージェント社会が日本にも到来しているような気がする。
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2011年の1月に健康サポートプロジェクトを立ち上げた。
健康サポートプロジェクトとは、運動指導で健康の輪を広げようというプロジェクトで、運動指導のプロとして様々な形のプロジェクトにかかわっていこうというもの。
会社に雇用されないので、1つのプロジェクトが終われば任務遂行でそのプロジェクトは解散である。
来年の1月1日でちょうど10年になり、9年間継続させているサービス。
この9年間で数えきれないほどのいろんなプロジェクトにかかわらせていただいた。
いただいた実績の積み重ねで、リピートしてくださっていたり、新規でご依頼くださったりと、今もコロナ禍だというのに忙しくさせていただいていることが本当にありがたい。
今は2人で活動しているのだが、正直人手が足りないと感じる時が増えてきたので、運動指導者仲間に声をかけプロジェクトに参加していただくこともチラホラ出てきた。
そこまでに9年はかかりすぎかもしれない。
フリーエージェント社会の到来なので、今後も雇用することは無いのだろうが、プロジェクトに関わってくれる仲間が増えたら、健康の輪が広がっていくだろうな…と思っている。
新装版、〝フリーエージェント社会の到来〟をもう一度読んでみようと思う。