■走る旅:中山道〔44〕第34次 奈良井宿 #ランニング
※リアルタイムのログではありません。数日前のログになります。
〝人間一生 物見遊山…〟
これは江戸っ子の人生観を表す言葉。
生まれてきたのは、
この世をあちこち寄り道しながら見物するためであり、
せいぜいあちこち見て、
見聞を広めて友だちを増やし、
死んでいけばいい…と考えていました。
わたしはこの言葉が好きで、自分もそうしたいと思っています。
京都三条大橋から、お江戸日本橋まで東海道&中山道69次。
江戸時代の人は、江戸から京都までの135里34町余(約540km)㎞を歩いていたそうです。
出張や用事に合わせるので
宿場の順番通りにはいきませんが、西から東へ。
物見遊山しながら…自分の脚で走って一本の道をつなげてみようと、旅をしています。
対して中山道は、東の山中を通過するので「中山道」
東海道とともに日本の二大幹線道で、中山道は近世以前から「東山道」と呼ばれ西国と東国を結ぶ主要道でした。
▼中山道:
江戸・日本橋~東海道・草津宿の67継立(67次)
草津宿と大津宿を含めて69次という場合もあるので、このログ上では、
69次135里24丁8間(約540km)で表記します。
コロナの様子を見ながら、感染予防して
〝うつさない・うつらない〟の心がけをして…
野尻駅~第40次 野尻宿を経て〜第39次 須原宿〜第38次 上松宿〜第37次 福島宿〜第36次 宮ノ越宿~第35次 薮原宿~第34次 奈良井宿まで。
あちこち寄り道しながら2日間で55㎞走ってきました。
【関連記事】
●野尻宿~須原宿
●須原宿~上松宿
●上松宿~福島宿
●[番外編]木曽福島/福島宿
●福島宿~宮ノ越宿
●宮ノ越~薮原宿
●鳥居峠越え
●奈良井宿
鳥居峠越えの続きである。
奈良井宿の様子を記録する。
熊出没看板が並び山の中に1人と、心細かった鳥居峠を越えるとパッと世界が変わる。
ノスタルジーな世界に迷い込んだような感覚。
鳥居峠はタイムマシーンだったのか?もしくは時空がゆがんでいるのか?そんな錯覚に陥る。
それもこれも無理はない、奈良井宿は日本最古と言われる中山道屈指の人気の宿場だからである。
町並みは鎮神社から奈良井川沿いを下りながら約1㎞にわたって存在する長い宿場である。
●鎮神社
鎮神社(しずめじんじゃ)は、鳥居峠の入り口付近にあり、奈良井宿から鳥居神社へ向かう人は安全祈願をするという。
疫病流行を鎮めるために祀られた神社で、コロナ禍の今、拝まずにはいられない。
奈良井宿は、連続テレビ小説〝おひさま〟(昭和初期の話)のロケ地にもなった。
●中村邸
塗櫛の問屋を営んでいた中村家の住居。市の有形文化財である。
●鍵の手
宿場内のあちこちには水場があり、山の清水が引かれている。
昔は旅人の喉を潤していたのであろう。
●手塚家
手塚家は明治時代に至るまで奈良井宿の問屋をつとめた家。
今は、資料館となっている。
●笹屋酒造
●横水
町屋の守り神「鍾馗(しょうき)さん」
よく京都で瓦でできているものは見るけれど、木彫は初めて対面した。
本陣は、現在標識だけで、公民館と駐車場になっている。
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本陣:1
脇本陣:1
旅籠:5
家数:409
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美しいアーチの木曽の大橋は、総檜造りで橋脚が無い。
木曽の匠の技である。改めて日本の職人の技術は丁寧で素晴らしいな…と感じる。
樹齢300年のヒノキを使っているとか。
●奈良井駅
コロナ過なのか?平日なのか?飲食店もほとんど営業していないということもあるのだが、昼食もとらず、1箇所だけ寄り道して、混雑前の夕方に大阪へ着くように帰路へ。
まだまだ寄れていないところは多いし、宿場にお金を落として帰りたいのだが、感染予防対策優先で行動する。
また奈良井の地からスタートできますように。
コロナ禍の中、この旅をありがとうございました。
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このころ、全国的に観光客の客足が戻ってきたという報道をたびたび目にしていたが、宿場は観光地であるはずなのに人がほとんどいない。
ニュースやワイドショーで報道している混雑している場所は、本当の事であろうが、日本中に混雑していない観光地も本当に多いのだろうと思う。
現に、私が巡っている中山道は、ほとんど人に会うことはなかった。
宿泊には、Gotoトラベルを使っていないのだが、宿の人や飲食店の人と話をしてみると、Gotoの仕組みに助かった…全く客足が戻ってきていなくて大変だと言う生の声を聴く。
報道では怖がっている観光地に住む人が取り上げられたりしていたが、私が会った人は感染予防対策をしっかりされていたし、怖いだろうけれど、応援してくださったり、歓迎してくださったりしていた。(だからこそ、旅をする人も責任をもって旅する必要がある)
今、宿場の人たちはどんな気持ちでいるのだろう。
3月から営業自粛になった時の自分の記憶と気持ちがよみがえってくる。
またしばらくコロナの状況と相談しながらで、再出発できるのはいつになるかわからないが、この旅では改めて「情報は鵜呑みにしてはならない、行動のカギは自分にある」ことを学んだから、報道や情報を鵜呑みにせず、自分も感染予防につとめ、1日も早く中山道を走れる日を心待ちにしている。
(※情報は鵜呑みにしないと思った時の記事→☆☆☆)
それまで、健康でいる事。
そしてしっかり働いてお金を貯めておきたいと思う。
今年は熊の活動範囲が広がっています。
ブナ・コナラ・ミズナラなどの木の実が不作で、山中はもちろん、里の方まで降りてきています。
とくに、秋と春は熊が活動する時期なので、山に入るときは十分に気を付けて準備と対策をしておきましょう。
特に山を楽しむ方や、里山近くで畑仕事をする方は、
10月6日に書いたBLOG記事をよろしければ、読んでみてください→☆☆☆
▼クマに備えるにはどうしたらいいの?→関連記事☆☆☆
▼今年は全国各地でクマ出没情報と事故が多発しています。旅先のクマ出没情報を必ず確認すると安心です。
▼熊出没情報BLOGリンク→ http://sukeroku.blog55.fc2.com/archives.html
●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●冬場は防寒対策を行いましょう。
●思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。