■2020年の煤払い
[2020年の心と身体の煤払い]
お友達のご縁で、比叡山・延暦寺にて2020年諸々の垢を落とせることになった。
これまで比叡山へ走りに行くことはあったけど、手を合わせに行く機会は無く、お友達からの誘いが無ければ今後も体験できなかったんじゃないかと思う。
東塔・西塔・横川の3つの地域にある寺院を巡りながら1つ1つ垢を落とし、朝のおつとめでは〝不滅の法灯〟の話と最澄の「一隅を照らす者 これ 国の宝なり」という言葉に感銘を受ける。
法灯とは、最澄が灯明をかかげて以来、1200年間一度も消えることなく輝き続けている灯のことで、気を抜くと燃料が断たれ火が消えることから「油断」の語源になったとも言われている。
法話や最澄の言葉からは、当たり前のことを続けることや、誰もが注目しないようなすみっこの物事にも取り組むことの大切さに気付かされた。
延暦寺の偉いお坊様に横川(よかわ)のあれこれを色々教えていただき、角大師(つのだいし)のことを知る。
ご縁あって手にできた角大師のお姿は大切に飾って魔除けの護符にしよう。
比叡山・延暦寺からは、琵琶湖や三上山が一望でき運が良い日は御嶽山が見えると言う。
今日は、もうすぐ終わる秋の山に今年初めての雪が落ち、冬の比叡山の顔を見ることができ感無量。
梵字ラテアートをいただきながら、琵琶湖を一望。
私の梵字。
そして守り本尊は阿弥陀如来。阿弥陀如来のご利益は極楽浄土に導いてくださること。
たまには五感をゆるめて、ただゆっくり流れる時間の方にシンクロするのもいいな。
私にとっては不要不急の時間。
お友達、貴重な体験と色んなご縁を本当にありがとうね。