プロフィール

フォトアルバム

健康サポートプロジェクト

トレーナー・フィットネスコーチ・ ウォーキングアドバイザーのエストロゲン子(中の人)です。今よりもHappyになる歩き方を貴女に!〝60分〟で一生ものの歩き方が身につくウォーキングレッスン/ウォーキングやランニング、エアロビックダンスなど、有酸素運動指導30年♡ 健康セミナー・体操監修、雑誌コラム連載中。

エストロゲン子の美活ウォーキング

カテゴリ

スタジオBodyLux

  • スタジオBodyLux

ウェブページ

検索BOX
Powered by Six Apart

« ■[大阪タウンウォーク・ウォーキングコース]浪華八百八橋めぐりpart2(その②) | メイン | ■【地下街ウォーキング】大阪が誇れる長い地下街「クリスタ長堀」 »

2023年5月19日 (金)

■[大阪タウンウォーク・ウォーキングコース]浪華八百八橋めぐりpart2(その③)

 

まち歩きの目的は、観光だけではなく、なんといっても健康増進に期待が持てることではないでしょうか?


また、新たな発見や知らなかった歴史や地域の特性を知る認知的体験もできます。
ガイドブックには載らないスポットを歩く。
宝探しのようにまちを探して魅力を発見する!

大阪をもっと好きになりませんか♡

大人のウォーキングクラブ「美活ウォーキング」エストロゲン子が、大阪の橋とまちの魅力をクローズアップして紹介いたします。

 


Photo

●浪華八百八橋って知ってる?

大阪は淀川と大和川の河口部に発達してきました。
縦横に走る川や堀によって「まち」が発展し、江戸時代に200程度の橋が架けられていたのだそうです。
江戸時代に「浪華八百八橋」と呼ばれたのは、実際に橋の数が808あるのではなく、数が多いたとえです。

昭和30年から40年にかけては、およそ1,500橋数えられたこともありました。
それ以降、川や運河が埋め立てられ橋の数は減少しましたが、最近では国や府などが管理する橋を合わせると808橋以上ある様ですよ。

大阪の「橋」を見つけながら、新旧問わず浪華八百八橋を辿り、大阪の街並みを楽しんで歩きましょう。
*浪華八百八橋めぐりpart2ウォーキングコース
●距離: 地下鉄日本橋駅からスタートし淀屋橋まで約5.5㎞

flagスタート:日本橋駅6番出口(地下鉄千日前線・堺筋線)
~安井道卜~法案寺南坊~下大和橋~二つ井戸と津の清~
上大和橋~瓦屋橋~東堀橋~九ノ助橋~住友銅吹所~末吉橋~安堂寺橋~久宝寺橋~農人橋~本町橋~大手橋~平野橋~高麗橋櫓番所屋敷川沿高麗橋~今橋~葭屋橋(よしやばし)~天神橋~ばらぞの橋~難波橋~栴檀木橋(せんだんのきばし)~淀屋橋

flagゴール:淀屋橋駅(地下鉄淀屋橋駅・京阪淀屋橋駅)


toilet24hours適度にコンビニあり、日影は時間帯によってほぼありません

●末吉橋

Img_5957_2

Img_5958_2

Img_5961

Img_5959_2

南蛮貿易で活躍した平野の豪商・末吉孫左衛門が架けた橋といわれています。

昔は鋼橋でしたが、今はコンクリート製のアーチ橋。
多くの車や人が行き交う橋ですので、強度の強いアーチ橋なんですね。
まるで、私達の足にある土踏まずの様です。


●安堂寺橋

Img_5962_2

暗峠・奈良街道に通じる道です。
道は血管のようにつながっていますね。

安堂寺橋の名前は、「日本書紀」に記述されている伝説的な寺の名前から由来し、安曇寺から転訛したものという謂れがありましたが、現在では違うのではないか?と言われています。
橋の東側は東堀の材木浜で、材木をはじめ竹や竹皮の取引も行われていたそうです。


●久宝寺橋

Img_5963_2

Img_5964_2

久宝寺橋の名前は、伝説的な寺の名前から付けられました。
同名の寺が船場の側にあったと言い伝えられていますが、位置は定かではなく「浪華百事談」という書物にも「往昔此地に久宝寺といえる寺院有りし故に、其名ののこれるものとは碑に伝うれども、何れの地に有りしや、浪花の古図にも証すべきものを見ず」と記されているとのこと。

もう一説は、道頓堀川が開削されたとき、河内の久宝寺から多くの人夫が来て周辺に集落ができたためという説もあり。

橋の西側は船場に近いことから装身具など小間物を扱う問屋や職人が多くありました。


●農人橋

Img_5965_2

Img_5966_2

大坂城の外堀として開削された東横堀川に架かり、農人橋の名前は農民が耕作に通った橋であったことから。大阪城の範囲は大きいんだなぁ~


●本町橋

Img_5967_2

Img_5968_2

Img_5969

初代本町橋は、豊臣秀吉が大阪城築城に際して東横堀川を外堀として開削した時に架けられたといわれています。
江戸時代には公儀橋(幕府直轄管理)でした。
現役の橋としては、大阪市内最古の橋です。

Img_6771

Img_6772

アーチが二つあり、多くの車や人が行きかう橋。
大きすぎて全体像の写真が無いのですが、古代ローマの建築調というかルネサンス風と言うか、レトロなデザインがとっても素敵。
次の下見ではぜひ遠くから写真に納めたいです。


●井原西鶴文学碑

Img_5972

多くの人が川沿いを歩くような導線になっているので見逃してしまうスポットです。
マイドームおおさかの隣界隈に、井原西鶴の文学碑があるのです。

井原西鶴の作品と言えば代表的なものが
好色一代男」なのですが、
碑に書かれているのは「日本永代蔵・初午は乗って来る仕合せ」という作品。
ひとことでいえば、お金の研究で
お金持ち商人や破産する商人など、色んな町人の姿を書いたものです。



「天道言はずして国土に恵みふかし。
人は実あつて偽りおほし。
その心は本虚にして物に応じて跡なし。
これ善悪の中に立つて、すぐなる今の御代をゆたかにわたるは、
人の人たるがゆへに、常の人にはあらず…」
と書かれています。

(現代語訳)
~天道自然は何も言わなくても我々の国土に恩恵を与えてくれている。

人間は誠がある一方で偽りの多い存在である。
というのも、心の実態は本来空っぽのものであって、
外物に応じて次々と変化し跡をとどめない~



「日本永代蔵・初午は乗って来る仕合せ」は
〝お金こそすべてだ!〟と言う一方、
お金はすべてだけど、あの世に金はもっていけない。
子孫や孫のためにはなるかもしれない~と、
矛盾しまくる締めくくり。

最初から最後まで人の矛盾を一貫して書いているのが面白いです。

井原西鶴が、矛盾しながら、未来の人たちに何かを残していきなさい…と言っている様で
(勝手に思っていますが)深いです。


この文学碑が、多くの商売人が集まるマイドームおおさかの横にあるというのも、西鶴が大阪の商売人たちにメッセージを伝えてくれているようで面白いなと思いした。

まちあるきは、
見逃していた歴史や当時の人の暮らしのかけらを
見つけることができるのが面白いです。

あの世に持って行けないお金でお金持ち商人が架けてくれた橋は、
今の私たちの暮らしの中にも生きていますね。

何のために働くのか?を井原西鶴に教えていただいたスポットとなりました。

この記事のその後は、浪華八百八橋めぐりpart2(その④)へつづきます。
しばらくお待ちください。
(coming soon)

浪華八百八橋めぐりpart2(その①)→☆☆☆
浪華八百八橋めぐりpart2(その②)→☆☆☆
浪華八百八橋めぐりpart2(その④)→☆☆☆
浪華八百八橋めぐりpart2(その⑤)→☆☆☆
浪華八百八橋めぐりpart1ミナミ・西区編はこちら→☆☆☆

୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧

※イベントの連絡は公式LINEを活用しております。
ご登録がまだの方は、公式LINEのお友達追加をしていただきますとイベント当日の連絡がスムーズです。
公式LINEでは、毎月ウォーキングや健康に関するメルマガとイベント情報をお届けしております。LINE公式のメルマガ

友だち追加


【募集中】2023.6.25(日)「大阪タウンウォーク BRIDGE NANIWA 808 第二弾 」
日本橋~淀屋橋まで20の橋と、普段見逃しているスポットを巡ります。→♡♡♡

【募集終了】6月11日(日)美活ウォーキング@大阪城公園

定員のため締め切りました。
୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧

Photo

*エストロゲン子のHP→★★★

*プロフィール→★★★


*歩くことが楽しくなるチャンネル(YouTube動画)
→文章だけではお伝えしきれない情報をお届けしています(チャンネル登録はこちらへ)

*ウォーキング質問箱→お悩み解決

*コラム
健康についてコラムを綴っています

Twitterhttps://twitter.com/kenko_support

Instagramhttps://www.instagram.com/estrogenko_bodylux/

LINE公式のメルマガ

友だち追加

Blog_2