■[大阪タウンウォーク・ウォーキングコース]浪華八百八橋めぐりpart2(その①)
まち歩きの目的は、観光だけではなく、なんといっても健康増進に期待が持てることではないでしょうか?
また、新たな発見や知らなかった歴史や地域の特性を知る認知的体験もできます。
ガイドブックには載らないスポットを歩く。
宝探しのようにまちを探して魅力を発見する!
大阪をもっと好きになりませんか♡
大人のウォーキングクラブ「美活ウォーキング」エストロゲン子が、大阪の橋とまちの魅力をクローズアップして紹介いたします。
●浪華八百八橋って知ってる?
大阪は淀川と大和川の河口部に発達してきました。
縦横に走る川や堀によって「まち」が発展し、江戸時代に200程度の橋が架けられていたのだそうです。
江戸時代に「浪華八百八橋」と呼ばれたのは、実際に橋の数が808あるのではなく、数が多いたとえです。
昭和30年から40年にかけては、およそ1,500橋数えられたこともありました。
それ以降、川や運河が埋め立てられ橋の数は減少しましたが、最近では国や府などが管理する橋を合わせると808橋以上ある様ですよ。
大阪の「橋」を見つけながら、新旧問わず浪華八百八橋を辿り、大阪の街並みを楽しんで歩きましょう。
スタート:日本橋駅6番出口(地下鉄千日前線・堺筋線)
~安井道卜~法案寺南坊~下大和橋~二つ井戸と津の清~上大和橋~瓦屋橋~東堀橋~九ノ助橋~住友銅吹所~末吉橋~安堂寺橋~久宝寺橋~農人橋~本町橋~大手橋~平野橋~高麗橋櫓番所屋敷川沿~高麗橋~今橋~葭屋橋(よしやばし)~天神橋~ばらぞの橋~難波橋~栴檀木橋(せんだんのきばし)~淀屋橋
ゴール:淀屋橋駅(地下鉄淀屋橋駅・京阪淀屋橋駅)
※適度にコンビニあり、日影は時間帯によってほぼありません
●スタートは日本橋駅
日本橋は、紀州街道で御三家の紀州藩の参勤交代道にも利用され、大坂では珍しい公儀橋(幕府が直接管理する橋)でした。
橋筋は長町とよばれ、道の両側には旅籠が軒を並べ、橋詰には船着き場があり、水陸交通の要所として賑わっていたそうです。
特に人通りの多かった道頓堀への曲り角にあたる南詰の西側には幕府の高札場が設けられていたとか。いろんな方がこの橋を通って彼方此方へ行かれていたのですね。
現在の橋は昭和45年にかけられたもの。
ちなみに日本橋は〝にっぽんばし〟と読みます。
東京の「日本橋」は「にほんばし」と読みます。
大阪で「にほんばしへはどうやって行くのですか?」と聞くと、「新幹線で東京へ」と答えられるので注意しましょう。大阪では「にっぽんばし」です。
●道頓堀を造った人・安井道卜を顕彰した紀功碑
大阪・ミナミの代表的な繁華街・道頓堀。
「道頓堀川」は江戸時代に造られた人工の川で、成安道頓は道頓堀の名の由来となった人物です。
道頓には諸説あって、どういった人物であったのか詳細が謎。
当初は「南堀」「新堀」と呼ばれていましたが、徳川家康の外孫・松平忠明が大坂を治めたさいに、道頓の功績を評価して「道頓堀」と名付けられたとか。
大坂夏の陣で豊臣方について戦死したともいわれています。
●「道頓関」って誰やねん!
海外からの旅行者向けに、大阪観光の目玉になるものを考え、日本を代表する文化である〝相撲〟に着目し「道頓関」が置かれたようですが、そういう名の力士がいたかどうかはわからないとのこと。
●法案寺南坊
寺伝によれば聖徳太子が志宜野の地に法案寺を建立。
のちに生國魂神社の神宮寺となり、蓮如上人は法案寺の敷地に借地して大坂本願寺(石山本願寺)を建立したといいます。天正11年(1583)、秀吉の大坂城築城で生國魂神社とともに馬場崎(現・生玉町)に移転。
現在の大阪城近くの地名・法円坂は法案寺が訛ったものという説あり。
明治時代に入って廃仏棄釈で寺領を失い、明治16(1883)に移転しました。
弁財天を祀り「日本橋の聖天さん」と親しまれています。
本堂の聖観音立像は国の重要文化財となっています。
●下大和橋
東横堀川は上大和橋のすぐ下流で終わり、ここで川は直角に曲がって道頓川となります。
むかし、東横堀川から日本橋筋付近まで大和町があり、それが橋の名前の由来です。
正徳5年(1715)の近松門左衛門「生玉心中」では
「こころこころの、商ひも、みな世渡りの大和橋、
下行く水の泡よりも、色にぞ銀は消えやすく」
(「生玉心中 中巻‐ 大和橋出見世の場」)
と書かれています。
近松門左衛門の戯曲、生玉心中の舞台ともなった本橋付近の島之内、道頓堀界隈はまさに庶民の生活の舞台。
●二つ井戸と津の清
3代将軍・徳川家光が寛永11年(1634)に大坂三郷の地子銀免除を宣言。この恩恵に感謝して釣鐘「仁政の鐘」を作りました。この鐘を鋳造する際使われた井戸水が二つ井戸と伝えられています。
また二つ井戸前にあったのが宝暦2年(1752)に津国屋清兵衛が創業した老舗粟おこし店「津の清」です。
喜田川守貞「守貞漫稿」には「大阪道頓堀二ツ井戸西津の国屋清兵衛専ら之を製し売りて今世名物となり、各月毎日所要の黒糖を用ふること海内一とす」と記されており、近松門左衛門の浄瑠璃「生玉心中」や山崎豊子の小説「暖簾」にも登場するとのこと。
●上大和橋
元和元年(1615)に道頓堀川が開削された後は、この地は物資の集散地として荷車などが集まる場所でした。
スタートして1.5㎞ほどですが、キョロキョロしてしまうほど見どころある水の都大阪です。この先も楽しんで歩きましょう♡
スタートからまだ数百mですが、見どころいっぱいのコースです。
浪華八百八橋めぐりpart2(その②)→☆☆☆
浪華八百八橋めぐりpart2(その③)→☆☆☆
浪華八百八橋めぐりpart2(その④)→☆☆☆
浪華八百八橋めぐりpart2(その⑤)→☆☆☆
浪華八百八橋めぐりpart1ミナミ・西区編はこちら→☆☆☆
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定員のため締め切りました。
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