■いつくは死ぬる手なり☆【宮本武蔵】
先達好きです。
その先達好きが幸いして、ありがたいコトにNEXT(業界誌)にて「先達の教え」と言うコラムを執筆させていただいております。
先達が好んで読んだ書物からは、
「人なり」
を学ぶコトができ、ワタシの人生の活路を指南してくれます。
学生時代、剣道をやっていたワタシは、宮本武蔵の五輪書(ごりんのしょ)が好きです
五輪書の中に、
「いつくは死ぬる手なり」
と言う言葉があります。
いつく・・・安定するコト・安住するコト。
安定するコトは、死ぬコト・・・。
これは、五輪書の「水の巻」の太刀の持ち方に書かれている言葉なのですが、
攻める、守る、退く・・・どの状況になっても水のように臨機応変に対応しなさいと言う意味。
春には春らしく、夏には夏の、秋には秋の、冬には冬の・・・人生に訪れた出来ゴトに、臨機応変に対応しながら、修行しなさいと言うコトでしょうか。
安定や安住を好んだりしている私ですが、不安定で安住でないところに学びや気付きがあるんでしょうね。
毎月購読している雑誌に中に、JALのCEOを引き受けた京セラの稲盛和夫さんのコトが取り上げられていました。(以前、先達の教えのコラムで、先達として稲盛さんの書物を紹介したコトがあります)
まさに、「いつくは死ぬる手なり」と言わんばかりに、稲盛さんは棘のような厳しい道を選ばれている。
さすが、利他の心や感謝、宇宙の法則を心得ているだけある。
ワタシだったら、怖くて引き受けられない・・・(って言うか、頼まれないでしょうけど)
今後のJALを応援したいし、どんな経営改革があるのか楽しみですね。
ワタシも、水のように、そして五輪書の教えのように、訪れた環境や人生を臨機応変に歩きたいと思います。
先達・・・。
人間って素敵で面白いです。
日々感謝☆
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