■秋の色
春夏秋冬の色。
青春(青)・朱夏(赤)・白秋(白)・玄冬(黒)…
(。´・ω・)? 秋の色は、なぜ白なのだ!?
新米の季節だからかな。
白と言えば、真っ先に思い出すのが、玄米の表面を削り落とした白米。
米の表面を削って作る吟醸、大吟醸も、
これからの季節、お月見しながら一杯いただくのが美味しい。
秋だから色々削ってみましょーと、
普段はやらないけれど、やってみたこと。
〝もやし大吟醸〟づくり。
お料理を教えてくれる調理師の方が
〝もやしの頭と根っこ。一度でいいから10分かけて取ってみて。美味しいからね。〟
と言うので、10分以上かけてやってみた。
もやしの頭と根っこは栄養素も多い反面、雑味が残る。
その雑味を削り落とした
〝もやしの大吟醸〟は間違いなく超美味しい。→栄養無いけど。
話は変わるが、
日本酒をつくるために必要なデンプン質はお米の中心部分に集中。
その周りを囲むお米の表面には、タンパク質や脂質など栄養素が豊富。
だけど、日本酒づくりでは、栄養素が多すぎてしまうと雑味が残りお酒の香りが薄くなる。だから表面を削ぎ落としてしまう。
ほんまは、雑味も含めていただくと完全栄養になるが、
雑味を落とした白米も大吟醸も〝大吟醸もやし〟も、正直美味しい。
白は美味しい。
白の秋は食欲の秋。
白はゼロkcal…だといいな。