経験から学べることが多いので、年間1~2回はフルマラソンに出場します。
去年、自己ベスト3時間25分を出すことが出来た北九州マラソン。
今年も走ってきました。
山は走ってもロードを走るトレーニングの時間をなかなか取れず
大会出走が久しぶりのロード走…。
(だって、冬の時期は枯葉も落ちて野鳥観察も楽しめるし、草もボーボーじゃないので土城探検もできるし…こんないい季節にロードを走るなんて…)
そんなこともあり、トレーニングもできてないし、
10月の大阪マラソンで3時間28分出せたという安心感を言い訳に
今回は、九州のみんなに会うのを楽しみに小倉へ上陸です。
(小倉駅前…すっかり夜です。22:00までの受付に間に合いました)
(ホテルに着いたら、あとはもう寝るだけ)
ギリギリまで仕事で前日受付はギリギリで滑り込み!!
バタバタとむかえた大会ですが、いいことも悪いことも楽しんでみました。
●大会朝
当日朝、ホテルの朝食は6:30から開場。
宿泊先は最寄駅からもスタート会場からもかなり離れていて
6:40にはホテルを出ないといけないので、朝ごはん抜きでスタート会場まで向かう。
なんと、前日は18:00に夕食を終えていて、12時間以上も空腹状態という事実。。。
周りの人には「朝ごはんはしっかり食べてから大会ね」とアドバイスするけれど、
自分はフルマラソンの距離なら朝ごはん抜きでも大丈夫だろう…なんて、プロ失格の考えで整列ブロックに並んでみた。
しかし、すでにお腹が空いている。
そのうえ、今回実験で、エナジーフードを持たずに走ってみようと考えたのが明暗を分けました。
(勿論「暗」です。よい子は真似したらだめです)
(小倉城です。レース前に観察)
(三の丸の土塁…お城探索は我慢です)
●レース中
号砲とともに、去年背中を追いかけた先輩たちについていくも…
15㎞~20㎞で背中が見えなくなる…(お腹すいた…)
30Km地点で経過時間からゴール予想を計算してみたら、
今までのペースで走ればなんとか3時間半以内で走れそうだけど…このペースは持たないと判断。
(お腹が空きすぎて、あきらめている自分)
32㎞地点で早々にサブ3.5ペーサー集団に追い越される。
(…ペーサー軍団についていく気力なし)
この際、どんなことも楽しむ方向で!に切り替える。
ここからエイドを楽しみました。
小倉牛!バナナ!お菓子…食べる。食べる。。。
お腹が空きすぎているって恐ろしいですね…
バナナは皮を剥く前に反射的に口入れてしまい、皮も食べました。
エイドで少し回復したので、ジョグに切り替えて
対向車線で走る方たちとエール交換しながら走る。
ゴールが見えてきた瞬間は、嬉しくて涙が出そうでした。
「やっと…食べれる…」
(レース後小倉駐屯地の自衛隊の皆さんが出してくれた、駐トン汁。美味しかった~。参加賞でもらったメロンパンもソーセージも一気食いでした)
ゴール後は顔も唇も真っ青…こんなのはじめて
大会記録は去年より14分も遅いけど…
九州の皆さんにも再会できたし、エイドも満喫できたし、失敗からはたくさん学べましたよ。
●学んだこと
■ペース配分
序盤、あわよくば記録更新できるかも…と欲を出し、速いペースの方々に着いていったことで、筋肉の中のエネルギー源(グリコーゲン)を早く枯渇させてしまった。
自分のリズムを信じ、マイペースで走って、グリコーゲンを持たせること。
■エナジーフードを持参しよう
筋肉の中のグリコーゲンと体脂肪は半々で使われるので、筋肉の中のグリコーゲンが枯渇したらアウト。そこから体脂肪もエネルギーとして使うのが難しくなります。
グリコーゲンを枯渇させない様、レース中はアミノ酸BCAAを補給すること。
普段から体脂肪を代謝しやすい状態をつくっておくこと…ビタミンB群。
ビタミンB群は水溶性のために過剰摂取すると体外に排出され体内に蓄積できないので、
毎回の食事で摂取することが必要。
■ロードを楽に走りたいなら、ロードを走るトレーニングをする
トレーニングの原理原則に、特異性の原則があります…
強化したい、向上させたい能力に見合ったトレーニング負荷をかけることで強くなる。
つまり、トレイルランに強くなりたければトレイルを…
ロードに強くなりたければロードを走ることで強くなるという事。
ロードを走っておくといいですね。
■朝食は準備しておく
ホテルの朝食を摂って、排泄の時間をとって…となると、ホテルの朝食のスタート時間は遅いことが多いので、早目に食べれる様に自分で準備しておく。
勉強になりました。
失敗から学ぶことがいっぱいです。