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健康サポートプロジェクト (junko sakata)

フィットネスコーチ。 ウォーキングアドバイザーのエストロゲン子(中の人)です。今よりもHappyになる歩き方を貴女に!〝60分〟で一生ものの歩き方が身につくウォーキングレッスン/ウォーキングやランニング、エアロビックダンスなど、有酸素運動指導30年♡ 健康セミナー・体操監修、雑誌コラム連載中。

エストロゲン子の美活ウォーキング

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エストロゲン子・子宮筋腫に悩まされて Feed

2022年12月15日 (木)

■エストロゲン子・子宮筋腫に悩まされて㊳[子宮や卵管がなくなったらどうなるの?]

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子宮と卵管を失ったことで、これから自分の体がどうなってくのかを知りたくて勉強中です。
色々学んだことをまとめておきます。

謎:子宮や卵管が無くなるとどうなるの?

子宮や卵管がないことで、生理は2022.12.08を持って強制終了しました。

しかし、子宮が無くなってしまった瞬間から閉経ではないようです。

私の場合はまだ卵巣が2つ残っていますから、普通に子宮がある方と同じようなスピードで女性ホルモンの分泌の低下に伴うように閉経を迎えていくようです。


卵巣の働きは、脳から指令が来たら女性ホルモンを分泌すること。
女性らしい体を作ったり、
肌や髪の潤いを保ったり、
骨や血管、脳、自律神経の健康を保ったり、
悪玉コレステロールを減らしたり、
肥満を予防したりと役割が盛りだくさん。

子宮や卵管を取ってしまったからすぐに女性ホルモンの恩恵が受けられなくなる…という事は無いのです。

私のキャラ名のエストロゲン子と言う名前も、まだ引退しなくて済みそうですね。
ゆるやかに老化していけるように生活習慣に気を付けます。

謎:排卵は起こる!内臓は移動する…


不思議なのは、子宮が無くなっても排卵は起こり、卵子は排卵されると卵巣の表面に付着し2~3日で自然消滅するとか…。

また、5㎏という大きな筋腫や子宮があった場所はどうなるのか謎です。

前にK先生に質問したところ、もともとあった内臓が元の位置に戻るだけで、お腹の中でぐちゃぐちゃになることは無いとの回答がありました。

私の腹部には5㎏の筋腫があったものですから、内臓はかなり上に押し上げられていました。
今はと言うと…急激に広くなった部屋で胃や腸が動き回り、正常な位置に戻ろうとしているのを日々感じています。

なんて人体は不思議なのでしょうか。

謎:子宮全摘のメリット

子宮を全摘してしまい、もう妊娠する可能性はありません。

子宮を失う事で気分的な喪失感が残る人もいるそうですが、私の場合、妊娠したいという気持ちは既にありませんし、子宮筋腫による圧迫や再発の心配がないことや、子宮頸がん・子宮体がん・卵管がん・卵巣がんの心配がなくなることの方がメリットが大きく感じております。

なので喪失感はありません。→いまのところ…


とはいえ、両親からいただいた体なので、何一つ欠けるのも本当は悲しいですが。

また今後どのように自分の体と向き合っていけばよいのか?
卵巣はお腹の中でどうなっているのか?
腸の周りをウロウロする説と、血管や靭帯で繋がっている説など色々なので、
来月の術後経過診断の時K先生に聞こうと思います。→K先生にお伺いした結果(2023.1.11:術後1ヵ月検診)

つづきはこちら㊴へ


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2022年12月14日 (水)

■エストロゲン子・子宮筋腫に悩まされて㊲ 2022.12.14 術後6日目[退院]

2022.12.14 術後5日目[退院]

退院日の朝。
窓辺に移動しての食事は今日で最後。

毎日誰かが作ってくれた食事が運ばれてくるなんて機会はほとんどありませんから、嬉しいような寂しいような…複雑な気持ちでいただきました。

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「病院食は美味しくない!」と聞くけれど、出汁や味噌・醤油を使って割としっかり味がついているので、とっても美味しくいただくことが出来ました。
この1週間の食事メニューの豊富さは料理の勉強にもなり、自宅でも作ってみたいです。


10時になり、いよいよ退院です。
病院には夫と義父が迎えに来てくれました。

コロナ禍で面会禁止でしたし、病棟内は思ったより声が響くので1週間電話無し。ほぼメッセージアプリで文字での会話でした。
久しぶりに合うと、ホッとして目頭が熱くなりました。

夫は「ちょっと過激なダイエットをしたな…。おつかれさん。5kgって…筋腫に食費返して欲しいと言いたいわ。
」と優しく言いました。

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外に1歩踏み出す。
もうもう、それは初めて見た景色の様に、見るもの全てが新鮮でキラキラして感動です。


よくドラマや映画で、刑務所から出てきた人が「シャバの空気はうまいな」と言うシーンがありますが、まさにその言葉がシックリくるような瞬間。


まだ完全治癒はしていないので、骨盤回りに負担がかかるようなことをしてはいけないのですが、部屋に閉じ込められた子犬が外の世界に憧れ、窓の外を毎日見つめる様に眺めていた公園をソロリソロリと2㎞程度歩いてみました。


お腹を切っているから背中は亀のように丸いし、大腿四頭筋や膝裏も伸びなくて、後ろからおじいちゃん、おばあちゃんにドンドン抜かされましたが、自分の足で歩けることがとても嬉しかったです。


入院する日は紅葉していた落葉樹も、昨日からの強風ですっかり上着を脱いで、冬の装いとなりました。
季節は前に進んでいます。
私も少しずつ前に進みましょう。

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義父にカフェに連れて行っていただき、1週間我慢した大好きなコーヒーをやっと解禁。
豆の香りや口の中で変化する風味をたっぷり時間を掛けながら楽しみ味わいました。


自宅に戻り、溜まりにたまった洗濯や買い物は夫がしてくれ、すぐに落ち着きました。

お取引先に「戻りました」という報告を入れ、少しだけ社会に復帰したような気がしました。

お友達から回復セットが送られてきました。
本当に嬉しく、しっかり治癒につとめます。

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ビタミン・ミネラルが豊富なモリンガ。
ドーパミン分泌に期待が持てる元気の源ムクナ豆。

飲む点滴の甘酒。
術後の体に嬉しいです。


待つ長さ
過ぎ去る速さ
生きる今

この言葉は、手術前に某お寺の前で見つけたもの。

未来を待ち遠しく思っていたけれども、目の前に来ればあっという間に過ぎ去って行く…。
そんなことを教えてくれるような言葉です。
1歩1歩、今を大切に生きていきましょう!

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これからはこれまで以上に体を労り、健康第一を意識して過ごしていきます。

助けてくださった担当医や手術に関わった医師、ナースのみなさん、ありがとうございました。

お取引先の方やお客様ありがとうございました。
家族やお友達、元気づけてくれてありがとう。


昨日よりも今日、今日よりも明日、明日よりも明後日。
回復に前進していきましょう。

日々是好歩

良い日も悪い日もどんな日も愛おしい日。
1歩1歩楽しんでいきましょう。

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2022年12月13日 (火)

■エストロゲン子・子宮筋腫に悩まされて㊱ 2022.12.13 術後5日目[衝撃的]

2022.12.13 術後5日目[衝撃的]


2時間おきに目が覚めてしまいます。

今まで筋腫に押さえつけられていた膀胱が解放されてポ~ッと気が抜けているのか…トイレが近くなっています。

午前2時にお通じあり。
前日に飲んだマグミットが効いている様です。
腹圧や腹筋を取り戻して、薬を使わなくてもスッキリ出る様になるには、どれくらい時間がかかるのかな。

そういえば、夫に術後から便が出ていないと報告すると
「ずっぽーん🎵ずっぽーん🎵」(作詞作曲・夫)と謎の便秘解消の歌がメッセージアプリで送られてきていました。

この日の午前2時のお通じを皮切りに、マグミット無しで半日ごとに出るようになりました。
これは、夫の「ずっぽーん」の歌の効果があったということでしょうか。

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ほぼ大半の時間を窓辺に椅子を置いて過ごす様になり、ベッドの上で過ごす時間はグンと減りました。


今朝は点滴の針も抜け、少しずつ動きやすくなってきました。
術後開けられ無かった目も今朝はわりとパッチリ開いています。
シャワーも自分で浴びることが出来ました。

確実に回復への道へと進んでいることを実感しています。




予定では14日~19日のうちにするはずの術後検診が夕方にありました。


手術前日まで毎日10㎞程度は歩いたり走ったりしていて、起き上がり・立ち上がり・歩くの足腰がわりとシッカリしていたこと。
入院期間中の食事はほぼ完食していたこと。
点滴や鉄剤投与も早い段階で無くなったこと。
鎮痛剤を使っていないこと。
回復が早いとのこと。

そんなことで、なんと‼ 予定より数日早く明日退院できることになりました。

内診が終わった後、K先生にどんな流れで手術をしたのかを写真付きで説明を受け、自分の子宮や筋腫・卵管の写真を見せていただきました。

複数枚ありましたが、1枚目は自分の頭くらいの大きさの真っ白いホルモンのような筋腫をお腹から取り出している様子。
35cmとあまにりも大きくて、いったん子宮と切り離さないと外に出せないので、まずは筋腫を取り除いたそうです。

それから2枚目は子宮と卵管の写真。
子宮は毎月の生理で血流があり、栄養も溜め込むせいなのか真っ赤でした。

ちなみに子宮の写真には、7年前からあった野球ボール大の筋腫がコロンと1つくっついていました。
その筋腫の顔も子宮と同じで真っ赤で
まるで「私の方が先輩なのに、あとから来た後輩筋腫の態度が大きい」と怒っている様に見えました。


筋腫と取り出した臓器含め5kg以上。
うちの愛犬の重さがちょうど5㎏なので、愛犬1匹を帝王切開した感じです。

そんな大きなものがずっとお腹に入っていたと思うと…なんて恐ろしや…。

K先生に、この状態で日頃の運動指導やフルマラソンやウルトラマラソンを走ってたと言ったら

「ええええ!これで???」
びっくりされて
「いやータイム上がるよ」と言われました。


しかし、軽くなったからタイムをあげるという欲は無い。
これからは体をもっともっと労って生きていきたい方の優先順位が高くなりました。
健康と楽しさ前提で体を動かしていきたいと思います。


写真はかなり衝撃的だったけど、見ておいて良かったと思います。
しっかりと記憶に焼き付きました。


「家族に見せるのに写真をプリントアウトする?」
とおっしゃってくださいましたが、全て置いて帰りたく、喜びも悲しみ怒りも共にしてきた子宮たちに感謝と、溜め込んだ筋腫にサヨナラを告げました。


筋腫の病理検査もOK!良性!
血液検査も良好!

そんなことで、早く家に帰れるんですよ~。




ぺったんこのお腹に慣れなくて、術後は枕を乗せて寝ないと眠れませんでした。
しかし、ようやく
仰向けで眠れるようになり、万歳しなくても呼吸が楽になりました。
とても幸せです。

そういえば、手術前にもう着れないと思って捨てちゃったスーツやドレス。
捨てなければ良かったかな…。
今なら10代の頃の服も入りそう(笑)

がんばったご褒美に1着あつらえます。

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■エストロゲン子・子宮筋腫に悩まされて㉟2022.12.12 術後4日目[自分以外の人の回復]

2022.12.12 術後4日目[自分以外の人の回復]

昨夜は痛み止めを使いませんでした。

痛みでは起きないのですが、定期的に打つ抗生剤でお小水が近くなり、2時間に一回くらい起きています。
今まで5kgの筋腫に押されていても頻尿にはならなかったのに。


朝6時ごろ術後はじめての便通あり。
食べた量に対して少なすぎるけど、出るものが出るって嬉しいものですね。

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自分で体拭いて着替えて身の回り綺麗に。


まだ術後の炎症症状が少し見られるので、無理してはいけないそうなのですが、院内のコンビニまで買い物に行きました。
診察に来られたK先生に「調子はどうですか?」と聞かれたので、院内を1.5kmくらい歩いたと言ったらビックリされていました。

腹腔鏡手術の方の退院は早めだし、隣のベッドの乳がん乳房切除の方も、入院して来た日よりスタスタ歩いてちゃんと喋れるし、みなさんの体調が良くなっているみたいで微笑ましかったです。
自分が手術を経験したおかげで、毎日自分以外の誰かの回復が喜びとなりました。
これも自分の成長の一つだと思いました。

午前中、鉄剤を点滴しながら、ドレーン(お腹の血液や水分を出す管)を抜きました。
繋がれていた管がひとつひとつ取れて、どんどん自由に動き回れるのは嬉しいこと。
あとは点滴の針だけです。

ドレーンを抜きに来られた先生たちに
「今年いちばんの筋腫の大きさでしたか?」と聞くと
「ここ数年まれに見ないくらいの大きい筋腫だった」とお答えくださいました。

という事は、今年1番だったようですね。
嬉しいような、喜んではいけない様な…。

うすくなったお腹の中で、どこに行こうか彷徨っている内臓たちが動く感覚は不思議なもので、まるでエイリアンがお腹の中で生きている様です。
このエイリアンの動きはいつまで続くのだろう…。

聞くの忘れたな…。

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「決断する」という、松陰神社の猛お守りを持参しました。
決めて断つのが「決断」
2022年は決断の1年

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2022年12月12日 (月)

■エストロゲン子・子宮筋腫に悩まされて㉞ 2022.12.11術後3日目[医療の発達にあやかる]

2022.12.11 術後3日目[医療の発達にあやかる]

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痛み止めの点滴をやめたので、またまた夜中にチクチクお腹が痛み眠れません。

午前2時にロキソニンをいただいて、2時間ほど眠ることができました。

薬はありがたいのですが、開腹跡20㎝以上の傷の痛みを麻痺させてしまうロキソニンは、なるべく飲みたくありません。
なので自分の中でルールを作り、八ヶ岳で膝を割った時の痛さを目安に「あの時の痛さを超えたらロキソニンをいただこう」と決めました。
→結局、八ヶ岳の怪我の痛さ以上を超えることは無かったです。


よく周囲に「マラソン大会で良い成績を出したいから…。」「体が痛いのでロキソニンを飲んでトレーニングする…。」とロキソニンを飲んで走る事に挑む方がチラホラといました。

価値観の違いだし、自分の人生観を人に押し付けるのはよくありませんが…
そういう方をお見掛けするたびに内心では「自分の体のことをもう少し考えて。」と思っていました。

だって開腹手術したばかりの強い痛みを消すくらいの鎮痛剤ですから、胃粘膜への負担や腸内環境など内臓への影響の方が心配だと思うのです。



「開腹手術後は腸閉塞に気を付けて便通を良くしましょう…。」とのことですが、なかなか便通がありません。
マグミット(便を柔らかくして腹圧を掛けずに排出しやすくする薬)をすすめていただき飲みました。
お通じを良くするマグミットと腸内環境が心配なロキソニンを一緒に飲んでいいのか?なんだか矛盾している気がしたのです。

ナースさんに「一緒に飲んでいると便は出にくくないですか?」と質問したら「大丈夫」とのことで、飲みましたが…。なんて面倒くさい患者だと思われたでしょうが、
自分の体に入れるものなので、ちゃんと考えて納得してから行動したいのです。

しかし、抗生剤をはじめロキソニンやマグミットなど…ありがたいものですね。
医療や薬が発達する前の手術はもっと辛くて痛かったんじゃないかと思います。

なるべく薬の恩恵に頼らず、退院後は食事と自己免疫でなんとかしたいな。
自己免疫は最強の薬です。





ようやく寝返りをうつのも少し怖く無くなって来ました。
朝方、腸の動きが活発になってきたのか?ガスも連発。

初日隣にいたおばあちゃんは豪快なガスの音を連発させていたけれど、私は音も無く…しょぼい溜息の様なガス。

術後から毎日のように「ガスは出ましたか?」とナースさんに聞かれていたので、早く報告したくてしたくて…まるでお母さんに褒められるのをワクワクして待つ子供の様でした。





起き上がりは咳き込みます。

全身麻酔手術時、器官挿管と言って、口からチューブを入れて麻酔ガスや酸素を送る器具を装着されるのですが、そのチューブが突っ込まれていたせいで、ずっと喉が痛くてイガイガして咳き込んだり、むせたり。


〝咳とくしゃみは、お腹押さえながらするとましですよ〟とナースさんが教えてくださり、お腹を押さえながらするのですが、やっぱり腹筋が崩壊しそう。
腹圧は何て大切なのだろう。
咳もくしゃみもゲップも嘔吐も排便も呼吸も…みんなみーんな腹筋を使ってるんだなぁ…と改めて思いました。



連日自分で身体を拭いて着替えて。
体拭きに来たナースさんが、窓辺で立って着替えている私を見てビックリされていました。

自分でできるって、喜ばしいことです。

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この日から朝も昼も夜も食事はすべて完食。

心配して応援してくれた友達に「手術終わりました」の報告メッセージをする力もありました。
報告した友達の数は、そんなに多くはありませんが大切な人たちです。

はやく元の様に動き回れるようになりたいな。
お友達にも会いに行きたいな。

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■エストロゲン子・子宮筋腫に悩まされて㉝ 2022.12.10 術後2日目[鎖を外す]

2022.12.10 術後2日目[鎖を外す]

術後翌日の夜、痛み止めの点滴をやめたせいか?
ドキュンズキューンと心臓が下腹部に移動したかと思うほど躍動的な痛さで眠れないのです。

こんなにしんどい時に何故かDA PUMPの〝ごきげんだぜ〟の曲を思い出してしまう自分にはまだ痛みに耐えれる余裕があるのでしょうか。

心の中で歌いながら、下腹部はドラムの様にリズムをとりはじめました。

全然ごきげんではない状態なのに、何をやっているのか…。

心の中で歌をうたって苦しみを払拭しようとしても痛みはおさまらず、午前2時に初めてナースコールを押してみました。(入院中、ナースコールを押したのはこの1回だけでした)


いただいたロキソニンが効いたのか?

それ以降はぐっすり眠れました。

ちなみにロキソニンを飲んだのは人生初。
ロキソニンはなるべく飲みたくない薬の1つでした。
しかし、開腹後の痛みを消すってすごい威力だな…。

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朝6時に起床し、リクライニングベッドを起こしても気持ち悪くならず。
体はまだまだ痛いけれど、ベッドの上で少し動ける様になってきました。


そしてこの日、尿管ステント(カテーテル)と尿の管も抜けました。


泌尿器科の先生は、尿管ステントと尿の管を抜きながら「かなり大きい筋腫だった」とおっしゃったので、
「見たんですか?」と尋ねると「見ました」と頷いていらっしゃいました。

ちなみに泌尿器科の先生は若い男子で…。
若い男子に尿管ステントや管を抜かれながら会話するおばさん。

今後、ちょっとのことでは「恥ずかしい」と言う気持ちは起こらなくなるのかもしれません。
よくおばさんには恥じらいが無いと言うけれど、おばさんという生き物は、年を積み重ねながら、苦しいことも悲しいことも乗り越えていくから「はずかしさ」が無くなるのかもしれません。
おばさんは何年も熟成された芳醇で味わい深いワインのような生き物なんだと思いました。






身動きがとりやすくなったので、昼食はベッドではなく、窓際まで運んで完食。
足を引き摺りながらも自分の足で歩いて給湯室までお膳を返しに行き、あたたかいお茶を汲んで戻ってくる。


歩けることが嬉しくて、またまたナースステーションまで歩いて移動し体重測定。
5kgの筋腫を取り出した訳ですから、わかってはいたけれど…測定した体重は43㎏になっていました。


まだまだ歩くにもスピードは出ず、窓越しに映った自分の姿は、まるで薄暗い沼から這い上がり、おばあちゃんに姿を変え、お告げを告げ聞きた亀の様な感じなんだけど。
今日の歩きは生まれ変わった一歩。
一生忘れることはないでしょう。

1つ1つ鎖(管)が外れていくと、少しずつ自由に身動きが取れる様になってくるのは、社会でもなんでも同じですね。
私もいろんな鎖を外していきたいな。

昨日よりも今日、日に日に良くなっていると感じた日でした。
動けるって素晴らしい。
健康って素晴らしい。

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■エストロゲン子・子宮筋腫に悩まされて㉜ 2022.12.9・術後1日目[最上のわざ]

2022.12.9 術後1日目[最上のわざ]

朝巡回に来た主治医K先生の顔を見たら安心して泣いてしまいました。

手術で取った筋腫のことを話してくださいました。
大きいのは4.7㎏くらいで、もう一つ小さいのと合わせて5kgちょっとの筋腫が子宮に張り付いていたそうです。
と言うか…筋腫に子宮が張り付いていたと言う表現の方がしっくりくるのかもしれませんね。


K先生は「米袋を5㎏つけて歩いているのと同じだから、つらかったでしょう?スーパーで5kgの米袋持ってみたらかなり重いよ~頭より大きかったですよ~」と…。

こんなに大きくなるまで放っておいたと思われるのは恥ずかしいですが、地元のクリニックの経過観察で見つからなかったんですよね。

ホルモンバランスによって自分の体の状態は日々変わるし、病院によって診察の方法や診方が変わるので、少しでも変だと思ったら病院へ行くことや、セカンドオピニオンはとても大事だと思いました。

5㎏の筋腫が無くなったのですもの。
これからQOLが上がる事には間違いないでしょう。





まだ貧血で起き上がるとフワーッとなるし、体のあちこちが色んな管に繋がれていて身動きがとれません。

しかし、術後は〝しも〟は綺麗にしておかなくてはならないとのことで、ナースさんの「おしもあらい」と言う洗礼を受けました。
その名の通り〝おしも〟を洗っていただくことです。


〝おしも〟を洗っていただくなんて、たぶんお母さんやおばあちゃんにしていただいた時以来でしょうね。
もうすぐ53歳なのに〝おしも〟を洗っていただけるなんて、今まさに‼ 新しく生まれ変わっているのだと実感しました。


特に日本人は農耕民族で、昔から人々が協力しながら暮らしてきましたし、助け合う精神のDNAはご先祖から代々受け継がれているのかもしれませんが、たった1人で生きていくなんて気持ちは傲慢だという事がわかりました。
こうやって人のお世話になっていると、人は1人では生きてはいけない生き物なんだなぁとつくづく思います。


みんな誰かのお世話になり、誰かに助けられて生きている。

私は傲慢でしたので、生まれ変わって謙虚に生きて行こうと誓いました。





昼からは、起き上がり→ベッドから立ち上がる→歩くの練習をしました。


2m程度ヨチヨチと歩いたけど、貧血と低血圧でフラフラしているので危険ということで、予定では今日取るはずだった尿道ステントも尿の管も外すのは延期となりました。


レースの場合はゆっくりと入って、ペースをキープし、最後ドンドン加速していくのが理想。
まぁ50歳を過ぎると、人生と言う道を進むのに、あまり加速しないで欲しいものですが。

リハビリも人生もゆっくりまいりましょう。

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思った以上に美味しい病院食。
朝も昼も半分残すことになりましたが、夜は完食できました。


暇なことにはあまり慣れていなくて、でもまだ朦朧としていて本も読めないので、Amazonプライムで映画鑑賞を始めました。


この日は〝いのちの停車場〟を鑑賞。
その中で最後のエンドロール前に樹木希林さんが言うセリフ。


若者が元気いっぱいで
神の道を歩むのを見ても、ねたまず、
人のために働くよりも、
謙虚に人の世話になり、
弱って、もはや人のために
役だたずとも、
親切で柔和であること。(最上のわざ)


この言葉がとても心に
響きました。
生まれ変わって、謙虚に感謝しながら生きるために、覚書として書いておきましょう。

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      最上のわざ

この世の最上のわざは何?
楽しい心で年をとり、
働きたいけれども休み、
しゃべりたいけれども黙り、
失望しそうなときに希望し、
従順に、平静に、
おのれの十字架をになう。

若者が元気いっぱいで
神の道を歩むのを見ても、ねたまず、
人のために働くよりも、
謙虚に人の世話になり、
弱って、もはや人のために
役だたずとも、
親切で柔和であること。

老いの重荷は神の賜物、古びた心に、
これで最後のみがきをかける。
まことのふるさとへ行くために。

おのれをこの世につなぐ鎖を
少しずつ外ずしていくのは、
真にえらい仕事。
こうして何もできなくなれば、
それを謙虚に承諾するのだ。
神は最後にいちばん
よい仕事を残してくださる。
それは祈りだ。手は何もできない。
けれども最後まで合掌できる。

愛するすべての人のうえに、
神の恵みを求めるために。
すべてをなし終えたら、
臨終の床に神の声をきくだろう。

「来よ、わが友よ、
われなんじを見捨てじ」と。

 

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■エストロゲン子・子宮筋腫に悩まされて㉛ 2022.12.8[手術当日]

2022.12.8[手術当日]

快晴sun天気に応援されている様な朝。

朝から絶食。
11時からは絶飲。
食いしん坊の私にとってこの日はこの上ない修行の日。

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絶飲前の最後のほうじ茶

家族やお友達からの応援メッセージに目を通していると、感謝のあまり涙が溢れてきます。

思春期は箸が転がっても笑うというけれど…
更年期は箸が転がっても泣ける…

今日は特に箸が転がっても泣ける日なのです。

どうにも落ち着かないので、しばらくできない腹筋・スクワット・カーフレイズ・ストレッチを行いました。
体を動かすこともしばらくできないんだなぁと思うと、30年以上大好きな運動ができた自分の体がとても愛おしくなりました。

まず主治医K先生がベッドサイドにやって来て「眠れましたか?」と。
「眠れませんでした。」と答えると、
「眠れないほうが今日の夜はグッスリ眠れるかも…今日はよろしくお願いします。」と…。
いつ見てもK先生はお釈迦様に見えます。

それ以降、次々に手術に携わる先生がやって来て〝いい状態で迎えましょう〟と励ましてくださいました。
医師と言う仕事は…言葉に出来ませんが〝You're amazing‼ 凄いの最上級〟の仕事だと感じました。



手術2時間前に、麻酔の注射のためのテープが貼られました。
自分で圧の強い靴下を履いてスタンバイ。
もういつでも出動できる!

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手術予定は13時30分から。
少し遅れてるとのことで、ベッドの上で瞑想し始めました。

瞑想の途中で14時くらいに名前が呼ばれ、わりと落ち着いた状態で手術室に向かうことに。

よくドラマではベッドに乗せられた人がナースさんに運ばれ手術室に入っていくシーンを見ていましたので、トコトコと自分の足で手術室まで行って、自分で手術台に乗るシステムにはとても驚きました。
こーゆーのって、途中で「いやだ!」とジタバタ暴れる人や、犯人が警官を振り切って逃げる時の様な人はいないのかな。

手術室に入り、風景はあまり覚えてないけれど、なんとなく緑色の部屋で、機械音がピッピッと響いていたのは記憶にあります。


そこからはあっという間。


手術着を脱がされながら「痩せてるね、これは筋腫にずいぶん栄養がとられてる」と女医さんがおっしゃったので、
「筋腫がドンドンふくらんだこの2年は特に痩せてきていたので、筋腫に栄養を持って行かれていたのかもしれません。」と答えた…と思うような…。


麻酔科の男性の先生が麻酔針を刺し、私を安心させる様に「ぼくもこの仕事したばかりの時手術台に乗ってね。ちょっと痛いですよ。」と早口で優しいことを言いながら、ざっくり脳波計を頭に刺して…これは痛すぎて「おいおい、優しいんじゃないんかぁーい。」と思いました。しっかり覚えています。


(ガスを)吸ってー…吐いて…


この間に「夫、ありがとう!お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、ありがとう!…エリー、ミミ、それからそれから…みんなのお蔭様…‥‥ありが…」

そこから記憶がない。

ZZZ…



寝て起きたら終わっている…。

手術を経験した人が言っているこの言葉は本当でした。
寝て起きたら、本当に手術は終わっていました。


意識が戻って目を開けた時、主治医のK先生の顔が目の前にありました。
〝ご主人に終わったと連絡しましたよ。卵巣は2つとも残せました〟とまたお釈迦様に見えました。
最初に発した言葉は「ありがとうございました」そして合掌しました。


またそこから記憶が飛んで…
術後はかなり熱が上がったようで、しばらく震えが止まりませんでした。
すごく震えていたのは覚えています。

意識が少しはっきりし、泣いていたのか?目の周りは目やにでカピカピでした。


手術でテンション上がっていた様で、ナースさんに〝お腹が空いた〟とプラペラ喋っていたそうなのですが、これはほとんど覚えていません。
もー!お腹が空いたとか…恥ずかしいな




表情も思考も朦朧としたまま。
皮膚感覚もなんだかおかしな感じ。

しかし、時間が経つとスマホを見る余裕もでき、夫にメッセージアプリで連絡を取ることができました。


メッセージアプリには、


筋腫は5kgちょっとあった。
手術は4時間弱くらいだった。
K先生からの電話で夫もホッとして涙が流れ絶句してしまったから、K先生にありがとうと伝えて…と書いてありました。



手術を担当された先生のうちの1人が、夜に見回りに来てくださいました。
「筋腫周りの血管がすごくて600ml出血しましたので、まだ貧血状態です。でも、輸血はしてないからしばらく鉄剤を点滴しますね。」と。


「そうか!輸血しなかったんだー!良かったー!!」
輸血はなるべくしたく無かったのでホッとしました。
がんばって造血します。


強い痛み止めの点滴を使っているそうで、点滴の効果が切れるとお腹は地獄だけど、うなされる事やのたうち回る事はありません。


心配だった手術の吐き気は、お友達からの情報のおかげで無し。
本当に日本の医療ってすごいなぁと思いました。


この日は、今までドッシリ居座っていた筋腫の重みが無いのが変で、枕をお腹に乗せて寝ました。
前日寝ていないのでグッスリ眠れるかと思いきや…テンションが上がり体の興奮状態が続いているのか
朝まで眠れませんでした。

…という事でまる2日寝てません。

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2022年12月 7日 (水)

■エストロゲン子・子宮筋腫に悩まされて㉚ 2022.12.7[入院しました]

2022.12.7[入院しました]

いよいよ入院の日がやってきました。

昨日まで体を動かし働いて、翌日は手術入院だなんて誰もが想像できないはず。
自分でさえ実感がないです。



病院へ入ると、まずは入院や手術ができるかどうかを見極めるPCR検査から。
これが1番の緊張でした。
今まで経験したことのあるPCR検査は「唾液タイプ」
今回は「鼻グリグリタイプ」

鼻グリグリタイプは噂通り痛くて、涙目になりながら足をバタバタ動かしました。
検査を毎日行っている方を尊敬します。
この仕事は、かなりドSじゃないとできないんじゃないかと。



PCRの結果待ちの時間で麻酔科受診へ。

付き添いの夫は、麻酔科の受付の人に〝息子さんですか?〟聞かれていました。
〝へぇ~息子に見えるんだ…〟と2人でクスクス笑っている最中に、目の前のドアが開いた瞬間、ベッドに寝たまま手術から戻って来た人が見えました。


「!!!!」


それを見て緊張感が高まり「ここは笑えない場所なんだ。次は自分なんだ…。」と目の前にとうとう〝手術〟の二文字が迫ってきました。


麻酔科受診では「不安なことは無いですか?」と聞かれました。
いや~不安なことだらけだけど、質問したいことが見つからず…。


1つだけしかたった質問は、麻酔明けの吐き気が心配なこと。
回復後、腹圧使えないのに吐くのは地獄だな…と。

事前に医師であるお友達から教えていただいた麻酔の種類について聞いてみました。

手術を担当する麻酔科の先生は、深く頷かれて、
「今回は、質問のあった麻酔ではなく、全身麻酔と観血的血圧測定、神経ブロックをさせていただきます。吐き気が心配だという事で、吐き気止めどめもさせていただきます。」と追加してくださることに。
お友達から教えていただいた情報のおかげでオエオエせずに済みそうです。



その後、手術台でこんなふうに手術しますと言うイメージ写真を見せられ(→これが、衝撃的すぎる)、ドンドン青ざめて涙目になっていきました。





麻酔科の受診を終え、PCRの結果を確認すると陰性。。。

はれて入院決定となり、夫とは受付近くのエレベーターの前で別れ、ドナドナの子牛の様な目で病室へ。


初の病院食を食べた後は何にもすることが無いし、落ち着かないし、しばらくできないであろう体幹周りのストレッチや腕立て伏せをベットの上でしまくりました。

緊張と不安と…隣のおばあちゃんの独り言とイビキとオナラで眠れない夜を過ごす。

遠く向こうの東の空から美しい混沌とした明るい空がやってきました。

夜明けです。

いよいよ手術かぁ。

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2022年12月 6日 (火)

■エストロゲン子・子宮筋腫に悩まされて㉙[行ってきます‼]

2022.11.06 行ってきます!

11月12日から5日間あった生理が、人生で最後になったと思ったら…。
12月4日から生理になってしまいました。

…尿管ステントを入れるのになぁ…
泌尿器科の先生、ごめんなさい。
手術は生理中となりました。

しかし、最後の最後でもう1回〝生理〟を味あわせてくれるとは。

こんなことは今まで生理痛や不調がほとんど無かったから言えるのだと思うけれど、この生理が本当に本当に人生最後となりますから、赤飯を炊いて感謝したいくらいです。


「私の子宮よ、今まで休まずに本当にありがとう。」



いよいよ手術まであと2日(2日も無いな)

仕事でバタバタしていたせいもあるけれど、周りからは手術前なのにわりと落ち着いているように見えるのだそうです。

こんな私も、巨大子宮筋腫の正体がわからなかった頃は、メンタルが崩壊しかけそうでした。
なんわからない不安な期間をモヤモヤ過ごし、体に悪いわ…と思いました。





ギリギリまで仕事だったこともあり、ようやく荷造りをしました。

持ち物リストでチェックしながら、リストアップしていないものまであれこれ思いつき、スーツケースに詰め込んでみたら、入らなくなってしまいました。


あれもこれも持っていこう…という性格は「欲」がある証拠ですね。
渇望している状態では、色んなモノを溜め込んでしまいます。
私の大きな子宮筋腫も、ストレスとか感情とか、余計なものを溜め込んでいたのかな…なんて考えたら、悲しくなって。
結局リストに書いたものだけ持参することに。

足らなかったら、レンタルとかして…なんとかなると思います。

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仕事するつもりで持参しようとしていたPC。
開腹の傷も大きいので、仕事する余裕はないだろうと置いていくことに。
長期休暇をいただいたつもりで過ごさせていただこうと思います。

愛犬とはしばらく会えないので、写真だけは必須。
小説は「入院中に!」といただいたものや、心温まるような内容のものを。



夫の大好物である「キノコのガーリックバターソテー」の作り方をこの1週間で教え込み、私よりも美味しく作れるようになりました。

インスタントやコンビニ食ばかりにならないように…と伝えたけど、どうだろうかな。

コロナのPCR検査が一番不安だったりしますが、悪性の方の手術の合間に入れてもらっている手術なのだから、ここにきて陽性なんか出ないでね。

さて、明日からいよいよ人生初・入院生活です。
手術も人生初。





さて、最近は「タイパ(タイムパフォーマンス)重視」で、なんでも簡単に早く多く…という風潮。
私のオンライン授業の講義の部分も二倍速で見ているという生徒さんもいらっしゃいます。SNS上でも、繋がるお友達は顔が解らなくてもより多く、沢山の情報を…という社会の流れです。

しかし、50歳を過ぎると何でも「ゆっくり、少なく、丁寧に」を大切にしたくなるのは不思議なものです。

結局、手術のことを話したお友達は両手の指で数えられる程度となりました。

SNS上だけでなく、
趣味だけ一緒の付き合いではなく、
アルコールのお付き合いではなく、
そんなの全部取り除いてもリアルで会える友人たち。

家族や姉弟、お仕事関係の皆さま。
お客様や学生の皆さん。
みんな近しい人ばかり。
他にも連絡を取りたい人はいるのだけれど、余計な心配を掛けたくないので、連絡しませんでした。

人間関係は両手で持てるだけで幸せなんだ…と改めて思いました。

みなさん、あたたかいエールを心から感謝しています。

では、いってきます。

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お仏壇への報告も完了。今までの自分に打ち克つ!という事でカツを食べていざ出陣!

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