プロフィール

フォトアルバム

健康サポートプロジェクト

トレーナー・フィットネスコーチ・ ウォーキングアドバイザーのエストロゲン子(中の人)です。今よりもHappyになる歩き方を貴女に!〝60分〟で一生ものの歩き方が身につくウォーキングレッスン/ウォーキングやランニング、エアロビックダンスなど、有酸素運動指導30年♡ 健康セミナー・体操監修、雑誌コラム連載中。

エストロゲン子の美活ウォーキング

カテゴリ

スタジオBodyLux

  • スタジオBodyLux

ウェブページ

検索BOX
Powered by Six Apart

« 2021年8月11日 | メイン | 2021年8月13日 »

2021年8月12日

2021年8月12日 (木)

■走る旅:中山道〔58〕軽井沢駅~第18次 軽井沢宿~碓氷峠へ(旧中山道行き止まりまで)

※リアルタイムのログではなく、数日前のログです。

Photo_2
〝人間一生 物見遊山…〟

これは江戸っ子の人生観を表す言葉。

生まれてきたのは、
この世をあちこち寄り道しながら見物するためであり、
せいぜいあちこち見て、
見聞を広めて友だちを増やし、
死んでいけばいい…と考えておりました。
わたしはこの言葉が好きで、自分もそうしたいと思っております。

コロナの様子を見ながら、感染予防して
〝うつさない・うつらない〟の心がけをしてこの旅を進めます。

今回は、ようやく帰ってきました!
厳冬期や緊急事態宣言などの社会情勢の理由で、8か月寝かした中山道を走る旅。
3泊4日で4つの峠を越え、約120㎞前進できまして、もうすぐ関東平野に抜けます。

しかし、今回の旅が終わった瞬間に大阪には緊急事態宣言が出まして、
またまた旅はSTOPします。
思うようにならない、そんな先を急がない旅に最初はイラついておりましたが、次第にドラマティックで良いかと思うように。

この章は、  長坂~瓜生坂~第24次八幡宿~第23次 塩名田宿~佐久平の続きで、
軽井沢宿を経て碓氷峠を越え坂本宿まで参ります。


岩田村宿と小田井宿、追分宿、水掛宿は比較的街中を前進するので、
今回は飛ばし、先に難所と呼ばれる碓氷峠を越えてしまいます。

碓氷峠は、江戸時代の旅人から、
「木曽の桟、太田の渡し、碓氷の峠が無くばよい」と言われるくらい危険な場所だったと言われています。今はどんな風なのでしょうか…

軽井沢宿から碓氷峠を越えて坂本宿まで18㎞の旅。

18㎞のログは長くなるので、何分割かしながら旅をふり返りましょう。


■ルート:
第18次 軽井沢宿~碓氷峠~第17次 坂本宿(18km)

軽井沢駅~第18次 軽井沢宿~碓氷峠へ(旧中山道行き止まりまで)
 

Bd437c6f5a1141ee9864b5bd0adfa675
まさか!まさか!
佐久平にまた来る日が訪れるとは思っておりませんでした。

2018年に八ヶ岳の野辺山ウルトラマラソンでケガをしまして、
佐久総合病院で診察を受けました。
●当時の記事→☆☆☆

松葉杖をついて、悔し涙で唇をかみしめながら佐久平駅の改札を通って3年後。
元気な姿で再び改札を通れるなどとは思っておりませんでした。

待合室に中山道の地図がありましたが、あの時は全く興味がなく「なかやまみち?」と読んでいたくらいです。
それが今は、「中山道」を「なかせんどう」と読めるようになったし、
その上、大阪から走って佐久平まで来れるとは!!!
人生って、ドラマティックすぎます。

C5b1fad1409a4a3191fc1a7e61645824
ワープで軽井沢宿へ参ります。

残された長野の区間は、次の宿題。
だから、もう1回佐久平へ来ることになるのです。
佐久平に呼ばれている。そしてご縁がありすぎる。


●軽井沢

軽井沢に到着です。
長野の人は「かるいざわ」と呼ばずに「かるいさわ」と呼ぶそうです。


4100e8aed404405489bff333f41a44fd

●軽井沢のマンホール

浅間山と白樺です。

E3e165583cde4b4d8109e0c69077cc50
●離山通り

おそらく、軽井沢宿がにぎやかだったところ…ですが、今は当時の宿場の名残がありません。

811450a30a2345ae826ca93797fd8a1d
●軽井沢脇本陣江戸屋跡

軽井沢観光会館のあたりだそうです。
本陣は聖パウロ教会のあたり。

4b70520efb5241689a426ab9b472ba79
●オシャレなレトロ写真館

D69f455ba3484f7789db0fbee9e18cfd

B6bda272ebe9494c87a5139511ef1609

9e6c3836b0a2460fb551ecd24c9133f0
●つるや旅館

5b4c1269f8f749969cff4b4b9553cb7a

1e63d7e379ba47d7b8fda976bd403852

芥川龍之介さんが宿泊したと言われてます。

E3892de521f44ca180d6e93ab12aec1c
●芭蕉句碑

29132d0aa166439fbb8121b2af491e77
馬をさへ ながむる雪の あした哉〟

普段見慣れているただの馬でさえも、
昨日とは一変した真っ白な雪の朝には、
歩む姿に格別の風情を感じて眺めてしまう。(松尾芭蕉)

●ショー記念礼拝堂

軽井沢
の恩父と呼ばれる宣教師、アレキサンダー・クロフト・ショーによって創設された軽井沢で最初の教会。
趣きがありますね。

Cc3142845f9f45579f5536430f56552b

7d0c66c9b9164021aa854237e17b2ae7

身を置いているだけで、涼やかな緑。二手橋より。

〔軽井沢宿〕
●本陣:1
●脇本陣:4
●旅籠:21
●家数:119



4f6e5de0c2224995a1fec522b417d2ca
涼やかさは身体だけではなく…この後心まで凍らせることに。

熊出没情報の看板を発見です。この日の3日前に熊が出没したとか。
お友達情報によると、他のところでも1頭目撃されていて、2頭いるそうです…ちなみにヤマビルもまだいる様です。

F9d2666427b343c9b55890d3a4f488a2
浮かれていたのが、急に沈み込む。。。
用心しながら真剣に前に進みましょう。

8f106bc7fa144ad0a2506ecf3446fb69
本来であれば、遊歩道を進みますが、旧中山道ということで、遊歩道へは行かずです。

軽井沢に住む人が、道間違いをしているのかと心配して「遊歩道はあちらですよ」と教えてくださいました。いえいえ、旧中山道を行くのです。

C3386fef686042ae9405a16cd61b5e35
中山道を走破したお友達が、ここから下ってはいけません…と言っていた場所。
熊出没の看板を見たら、こーゆー所は下れません。

3e37971e72aa4b70b285a250906a8f67

A6038cc64d7d4d8b882544d9102faabc

どんどん、道が無くなっていきます。

F3f363d52a274183b74149b100406f34

90af877d5f04494690d6fcb87b9bde9d

Acf950cc664f49889ac53ab5cff8e97c

獣道に…。

E1943b7be141485880a5a26cea8e62ba
はい!行き止まり。

道が崩れていました。
行ってはいけないコーンの印があるので、おとなしく遊歩道へ戻りましょう…内心ヨカッタ…と思う自分…。
熊が出そうで怖かったので。

Beecdf2469d54dea99e7f7aa42318eb5
そんなことで、旧中山道ではなく、遊歩道の中山道(新しい中山道)を進むことに。

4b33ad7abe874937997583aa376454cc

まだまだ碓氷峠は先ですよ。

*旅を終えて
標高960mと、心地よい軽井沢ですが、動植物にとっても心地よい所ですね。
熊の出没情報には心身が凍りました。
 
 
【ウォーキングやランニングをする上での注意】

●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●冬場は防寒対策を行いましょう。
●中山道は思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。

 

【走る旅・アーカイブ】

記事更新中→走る旅: https://kenko-support.lekumo.biz/junkosakata/runtabi_nakasendou.html

■走る旅:中山道〔57〕 長坂~瓜生坂~第24次八幡宿~第23次 塩名田宿~佐久平

※リアルタイムのログではなく、数日前のログです。

Photo_2
〝人間一生 物見遊山…〟

これは江戸っ子の人生観を表す言葉。

生まれてきたのは、
この世をあちこち寄り道しながら見物するためであり、
せいぜいあちこち見て、
見聞を広めて友だちを増やし、
死んでいけばいい…と考えておりました。
わたしはこの言葉が好きで、自分もそうしたいと思っております。

コロナの様子を見ながら、感染予防して
〝うつさない・うつらない〟の心がけをしてこの旅を進めます。

今回は、ようやく帰ってきました!
厳冬期や緊急事態宣言などの社会情勢の理由で、8か月寝かした中山道を走る旅。
3泊4日で4つの峠を越え、約120㎞前進できまして、もうすぐ関東平野に抜けます。

しかし、今回の旅が終わった瞬間に大阪には緊急事態宣言が出まして、
またまた旅はSTOPします。
思うようにならない、そんな先を急がない旅に最初はイラついておりましたが、次第にドラマティックで良いかと思うように。

この章は、茂田井一里塚~茂田井宿~第25次 望月宿~長坂の続きで、
瓜生坂を経て佐久平を目指します。

民宿みや さんから、佐久平までの28㎞の旅。
28㎞は長くなるので、何分割かしながら旅をふり返りましょう。

■ルート:
民宿みや~第27次 長久保宿~笠取峠~第26次 芦田宿~第25次 望月宿~第24次八幡宿~第23次 塩名田宿~佐久平 (28km)

 長坂~瓜生坂~第24次八幡宿~第23次 塩名田宿~佐久平

長坂で、あどけない表情をしながら見守る双体道祖神や
馬頭観音様達に見送られ、第25次 八幡宿を目指します。

1816428118884b9591a892d35ab4c120

33d910a2005b4356803d84af9d69bcf9


●瓜生坂

C5b1878fcd8b46aa85cdc49e8a5919ad

1da1576c088c42a7a90d804f92c9b70a

長坂が終わると、瓜生坂。
瓜生坂は、江戸中期の観音様と念仏百万遍塔が置かれております。

●瓜生坂一里塚

江戸から45里。
少しずつジリジリと江戸に近づいておりますよ


7d7db3a8a3ec4f1ab3c637fbc22e2834


望月宿という字。
このあたりから、望月宿とはサヨナラで、八幡宿を目指します。

389976e731cd460f9e6f89d8ecc0d453

山アプリや地図アプリでは、舗装路をさすのですが、中山道は草木が生い茂る道。
東の方から旅してくると中山道の入り口に道標があるので道がわかるのだけれど、
西からは看板が出てないので舗装路を走ってしまいそうになります。

1d153d72efd6491296fdcfb780d8805d

7f4d154bb9e649a2ba4bee766dbd3716

94808c7ad93f41ccb0a02c3eb0185179
坂の下り口。
東から見たら、道標がちゃんとある…。
西からの旅人に冷たい中山道(笑)


●旧中山道道標(元禄の道標)

4a0ff88f128c4515a7e8fa00c4eca2c4

Ca665ed43db441878b1c1376a1f268a9

字が読めません…。


●百沢の双体道祖神

男性は衣冠束帯、女性は十二単の貴族。
お酒を楽しんでいらっしゃいます。

B23ce96d02ca451ba141475e06d79e80

7f8dbcd9ec284260b6d6399c861619bb
八幡宿の文字が見えてきました。

51294209bd51476ab14dfb7a865d8701
雨は上がったけれど、
アマガエルはまだまだ楽しそうに動き回っています。

Ff23a2ff115a41e3bd8253ba6a83f706

57a1875fd366447caf029a4af84f60bd
マンホールはあさしな
浅科地区は、浅間山と蓼科山の中間にあるためにそれぞれから1字ずつとったそうです。風景は浅間山と千曲川と五郎兵衛新田。

30cbb3c808cf4e4188b404df441582f3
●八幡宿本陣跡

7b58a9c943d44202913e188e124dd68c
和宮親子内親王様がご宿泊になったそうです。
お供の行列は約3万人。前後50㎞…通り過ぎるのに4日間かかったとか。
大切に大切に徳川家までお供されたんですね。

 [八幡宿]
●本陣:1
●脇本陣:4
●旅籠:3
●家数:143

●御馬寄一里塚標識

6f44e54c4ef54667b61ac6468931380a
江戸から44里です。


●千曲川

佐久は鯉料理が名物。
お店で出てくる鯉は、しっかり泥を吐かせて美味しくいただけると言われますが、鯉は解剖の思い出があって、ちょっと食べれないなぁ。

千曲川で育った鯉は、佐久の気候や綺麗な水で、さぞ美味しいのでしょうけども。

ここまでくる間にもリンゴ園がいくつかありましたので、次スタートするときには佐久のリンゴを使った名産品をいただこうと思います。


7a2c421b8bb64882aecad6d705b7802a

万葉集にも歌われ、島崎藤村が大好きだった千曲川。
「信濃なる千曲の川のさざれ石も 君し踏みてば玉と拾わむ」(万葉集)

Aa80a371930b4727b855168dfd46f6d3


●塩名田宿

塩名田宿の街並みです。

6f1ceea855024972abe486e51ab89e0d

鯉料理…ですね。

7660a05829654614ab6c3d6f7603cecc

●三階建て住居群

59c376ee6f8f4ae3933440b2f85373b5

塩名田の川原宿の三階建て住居。
国道よりも低い位置にあるために、二階に三階をつけ足して国道に出入りしていたんだとか。

C51f21b7a1af4c5fb9f533b7f50694ea

A394132f55234e5689b5f6677d5642dd
●高札場跡

81afbecebf0a47048492f4903af27028

●塩名田宿本陣

昔の名残は残りませんが、信濃15宿と木曽11宿の唯一、塩名田宿には本陣が2つあったそうです。

24c0c38ba66e4834818ee437b7ff8550
●道祖神

3564d0472004427d8dbfdfca628e7d37

 [塩名田宿]
●本陣:2
●脇本陣:1
●旅籠:7
●家数:116

 


岩田村に入ってきました。

●駒形神社


中山道は、駒形神社前の道ではなく、1本外れます。

B820c1f42ce3400ab7946e1898b57f5a

145cbce88631421e9645c373d1aae146

4d481c6388e64e78b24185a81e4b0860
●岩田村宿のマンホール

コスモスです。

7698c69849e54bb0a0d7c94cd9fa21e6

佐久平の街へ出てきました。宿場はこの先なのですが、
この日の旅は宿場へ行かずに佐久平で終了です。

11b6530fc4e7423f8596edf13a878e73

ホテルのチェックインは夕方なので、疲れをコメダ珈琲で癒します。
久しぶりに食べたシロノワールが美味しかった。
何日かぶりにいただいたコーヒーが胃に沁みわたったな。

*旅を終えて
中山道は岩田宿へと向かいますが、この日は佐久平で終了。

14時ごろ到着しました。
登山でも同じなのですが、朝早く出て、早く着く…というのがしっくり。
中山道は山間や山の中を走ったりもしますので、明るいうちに…を心がけております。

周囲の方から、
「夏に距離を稼ぐなら〝夜間走〟でしょ。」とアドバイスをいただくことがあります。

暑さをしのげるから、本当にそうだな…と思います。
しかし、個人的には、遠くの中山道まで来て夜間走りは勿体なすぎるなと思うのです。
景色や景観を見ることもできないし、伝統工芸品やご当地フードもいただけない。
それなら中山道じゃなくて、家の近所でもできるよな…と。
走り方や価値観は人それぞれ。
自分のスタイルで道を行くのが人生。

┈┈┈┈┈┈┈
「なにごとにも人にぬきんでようとすることはいい、けれどもな阿部、人の一生はながいものだ、一足跳びに山の頂点へあがるのも、一歩、一歩としっかり登ってゆくのも、結局は同じことになるんだ、一足跳びにあがるより、一歩ずつ登るほうが途中の草木や泉や、いろいろな風物を見ることができるし、それよりも一歩、一歩を慥(たし)かめてきた、という自信をつかむことのほうが強い力になるものだ、わかるかな」(長い坂:山本周五郎著:上・P29)
┈┈┈┈┈┈┈

私は、距離を稼ぐためでもなく、ゴールを急ぐためでもなく、
日本のよき風景や伝統に触れながら中山道を走っているのだと。
ゆっくり1歩1歩噛みしめながら前進しますよ。
 
 
【ウォーキングやランニングをする上での注意】

●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●冬場は防寒対策を行いましょう。
●中山道は思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。

 

【走る旅・アーカイブ】

記事更新中→走る旅: https://kenko-support.lekumo.biz/junkosakata/runtabi_nakasendou.html

■走る旅:中山道〔56〕茂田井一里塚~茂田井宿~第25次 望月宿~長坂

※リアルタイムのログではなく、数日前のログです。

Photo_2
〝人間一生 物見遊山…〟

これは江戸っ子の人生観を表す言葉。

生まれてきたのは、
この世をあちこち寄り道しながら見物するためであり、
せいぜいあちこち見て、
見聞を広めて友だちを増やし、
死んでいけばいい…と考えておりました。
わたしはこの言葉が好きで、自分もそうしたいと思っております。

コロナの様子を見ながら、感染予防して
〝うつさない・うつらない〟の心がけをしてこの旅を進めます。

今回は、ようやく帰ってきました!
厳冬期や緊急事態宣言などの社会情勢の理由で、8か月寝かした中山道を走る旅。
3泊4日で4つの峠を越え、約120㎞前進できまして、もうすぐ関東平野に抜けます。

しかし、今回の旅が終わった瞬間に大阪には緊急事態宣言が出まして、
またまた旅はSTOPします。
思うようにならない、そんな先を急がない旅に最初はイラついておりましたが、次第にドラマティックで良いかと思うように。

この章は、 笠取峠一里塚~笠取峠松並木~第26次 芦田宿~茂田井間の宿~茂田井一里塚までの続きで、茂田井一里塚を過ぎ、茂田井宿へと入っていきます。


民宿みや さんから、佐久平までの28㎞の旅。

28㎞は長くなるので、何分割かしながら旅をふり返りましょう。

■ルート:
民宿みや~第27次 長久保宿~笠取峠~第26次 芦田宿~第25次 望月宿~第24次八幡宿~第23次 塩名田宿~佐久平 (28km)

茂田井一里塚~茂田井宿~第25次 望月宿~長坂
 
茂田井一里塚を過ぎると、茂田井宿の宿場。
幕府公認ではないために、旅籠はありません。
旅人の休憩どころとなった宿場です。

Db63824d5afe4cfc86911e0adf6afc8d

●茂田井村上組高札場跡

3d1739bce02c4acfa0b90a0773d1fbb5

●馬頭観音石碑

めちゃくちゃ大きな石碑です。

9c9a060cf1ba4e069b59315896841b8c
●茂田井間の宿の看板

F605e64c110d4520929f7098ff0b875d

3d5b88e27f7c42118b3cf2e051aa2aa9

●茂田井村下組高札場跡

茂田井村は戸数が多く、上組、下組と二人の名主がいた時代があり、高札場が2か所ですね。

Dca26a5725124e59af3186b1689f993f

9ec35ed8c02a4ae496d84620b214ad3e
土壁の塀や白壁の造酒屋が多く、レトロ感がたまりません。
古臭いのがすごくいいです。
映画・たそがれ清兵衛のロケ地になったとか。

E241a9a66a6341b084e0db1f49f600be

9c0b4e18e8d74c78ba61c7363fcb92b0

●神明社

C25712e6ab084557979e50c48740271a

●中山道茂田井入り口

3993b73f064f41658d67300a712fe389

お江戸からの入り口です。


望月宿へと向かいます。

03c5d4bd41f94512a1547a60d3c48a8c

●望月宿 マンホール

82a65dc6b5b04219ac0f30c8db7b5060
望月宿は、八月の満月の日に合わせて、名馬を京都に納めていたことから望月と呼ばれるそう。
マンホールはお馬さんなんですね。

●宿場の街並み

3e5873fc22b44ac3b9a5ebd04da1bbfb


F84847b2e366460c9afc32bfac0b4960

0facd92b15124384bdfb8654c462ad9f

D300ffdf571a401dbb7a6b1f450df4bb
昔は下駄屋さんですね。
軒先に看板が下がっています。

「毎月都で開かれる市に出店する店は、各店とも商品がわかるように看板を…」と。平安時代には看板を出すことが法律化されていたそう。

「看板」の語源は「看(み)せる板」。
安土桃山時代の末期から江戸時代にかけて「看板」という言葉が使われるようになっていったとか。→Instagramでお友達が教えてくれました。

921321d61a6e4754a8a339125167f58d
●望月宿大森本陣

Ff9cb590100544128ab9a9b497021151
今でも残っている本陣は、病院や歯科医院が多いような気がします。
望月宿は小児科医院。

●望月宿歴史民俗資料館

B0607d22420847528bb958308561ebbd

4950ee8d23cd4d9b9c4c634d5015e464
鹿曲川(かくまがわ)です。

●長坂

9dab262a031249c683c54b76a9b6ad78
長坂の馬頭観音様。
旅人の安全を見守ってくれています。

38f71ddebffb4eda85d311e7f05ff8d6

長坂を上り、八幡宿へと続きます。
長坂の双体道祖神様、あどけない表情で、とってもかわゆいです。

〔望月宿〕
●本陣:1
●脇本陣:1
●旅籠:9
●家数:82

*旅を終えて
映画のワンシーンに紛れ込んだような茂田井宿と望月宿。
今にも真田広之さんと宮沢りえちゃんが出てきそう。

綺麗すぎなく、どこか不完全で、イビツでムラがある。
どんな時代を見てきたのだろうと、自分と物や場の関係性をどんどん連想し想像が膨らんでいく…。
中山道は、わたしの好奇心を掻き立ててくれる道です。
 
【ウォーキングやランニングをする上での注意】

●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●冬場は防寒対策を行いましょう。
●中山道は思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。

 

【走る旅・アーカイブ】

記事更新中→走る旅: https://kenko-support.lekumo.biz/junkosakata/runtabi_nakasendou.html